ウソ?ホント?

ookina_noppono_furudokei今春の4月から高校生になるK君が、次回から新形式となる英検2級に、“挑んでみたい”と言い出しました。

彼は、高校入試の存在しないバリバリの中高一貫校に通っており、いわば隠れキャラ的な存在の生徒なのですが、実は受験生並みに、連日教室に足を運んで勉強に励んでいました。

中3であるにもかかわらず、早くも(早すぎ?)2級に挑もうとする姿勢から、彼の勉強に対する意識の高さを感じていただけると思います。

昨年あたりから、このようなタイプの生徒が増え続けています。みんな個性派ぞろいで、授業が本当に泥沼に楽しくなります。機会があれば、徐々に紹介していきたいと思っています。みんな、“才能の無駄遣い”を、わざと実践できる天才児ばかりです。

さて、話を戻しまして、

まずは、英検協会がウェブで掲示しているサンプル問題を、K君に見せました。それから、一緒に掲示されている模範解答を二人で眺め、あまりの完成度の高さに、二人で一緒にため息をつき・・

気を取り直して(お互いに)、いざ、英文ライティングの練習を開始しました。

今回題材としたテーマは、

あなたの宝物を一つ上げて、それを大切にしている理由を2つ述べなさい。(80語~100語)

というもの。

K君「数値とかって、正確でなくても、いいんですか?」

小池「あからさまな嘘はよくないけど、細かな数値は気にしなくていいよ。きちんとした英文を書けるかどうかが、試されるテストなんだからね。ぶっちゃけ、嘘でもいいんだ・・」

彼は、長らく愛用している腕時計を題材として、英文を書き始めていました。

20分後・・

出来上がった文面は、

― 私の宝物は、G-SHOCKという腕時計です。

小池「ふむふむ。」

― この腕時計は、とっても頑丈です。たとえ二階から落としても壊れません。

小池「ほー、なるほど。」

― 私は、このG-SHOCKを、もう30年以上使っています。だから、もう長年の親友と同じです。

小池「それを、理由にするの?」

K君「そんなところです。」

小池「でも、30年というのは、ちょっと、あからさまに嘘じゃないの?」

K君「G-SHOCKって、もう開発から30年経っているんですよ。大丈夫です。事実なんです。」

小池「そうではなくて、あなたの年齢が。」

K君「あっ・・」

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