今年を振り返って 2018(2)

(昨日の続きです)

一般入試には、どうしても「時の不運」というものが付きまといます。

頑張った以上の結果を手にする幸運な者がいる一方で、それに満たない結果を渡される不運な者もいます。

隣の受験生の貧乏ゆすりが激しいという貧乏くじを引いたり、正解率が10%を切る難問や、最悪出題ミスの問題に真面目に取り組んで時間を失うなど、「高校時代に積み上げた学力を測る」という土俵で起きた事故の話は、よく耳にします。

「そんなことない!運も実力のうちだ!」
「難問・出題ミスがあっても、みんな条件は一緒!」

世の中には、そんな風に切り捨てる人もいますが、そういうお方は、桁違いの天才か、単なる思考停止のどちらかだと、私には思えて仕方がありません。

例えば、センター試験の問題を、小学1年生に解かせるとしましょう。

もちろん、小学1年生にとってセンター試験は、訳ワカメの難問であり、ある意味では出題ミスとも言えるでしょう。

でも「みんな条件は一緒!」ですよね。

おそらく、小1生たちにできるのは、とにかくマークシートを全部埋めること。伝家の宝刀鉛筆転がしを駆使して。

さて、これを採点し、点数が高かった生徒に対しては「運も実力のうちだ!」と評価するのでしょうか?

お分かりだと思いますが、これってマークした箇所が、たまたま当たっただけのこと。私だったら、別な意味で評価し、間違いなく宝くじを買いに行かせますが(笑)

運は運です。実力ではないのです。

でも、大学入試は、残念ながらこういった「運も実力のうち!」という理不尽がまかり通る世界。

そんな中において、そういった要素が少ないのが、実は指定校入試なのです。

頑張った者がきちんと報われる。私のような昭和生まれの老害は、そんな根性系ファンタジーに魅力を感じてしまうのです。

指定校を目指すのは、ギャンブルではなく、コツコツ貯金してお金を増やすことに似ています。

社会人になった時、家庭を持った時、親になった時、大切なのはどちらでしょうか。

☆ ☆ ☆

今年最後ということもあり、調子に乗って偉そうに長文を書いてしまいました。もうすぐ新年なので、一足早い無礼講ということでお許しください。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

それでは、

生徒の皆さん、

保護者の皆さま、

ご近所の皆さま、

そして、いつも素通りされる通行人の皆さま、

今年も本当にお世話になりました。来年も引き続き、宜しくお願い申し上げます。

皆さまが素敵な2019年を迎えられますように。

それでは、良いお年を。

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