歩き単語

中学生の定期テストが終わったと思いきや、そのまま高校生の定期テストに突入しました。

英検の面接練習も、連夜行われています。

1学期のこの時期って、ある意味で1番ドタバタしている時期なんです。

元気印のエンちゃんでさえ、さすがに疲労がたまっているのか、

高橋:「今日は“体調”が“快調”ではない。」

なんとなく、ギャグにキレがありません。

☆ ☆ ☆

高橋:「おおっ、今日は3人目だ。」

前回紹介した時には、まだつぼみが残っていた歩道のユリの花ですが、

現在は全開で咲いています。

ここ数日は、ユリの花の写真を撮っていく通行人の姿を見かけます。

なんか、自然と嬉しくなってしまいます。

☆ ☆ ☆

高校生のテスト期間ということもあり、電車内ではスマホ画面ではなく、単語帳やプリント等をじっと眺めている高校生をよく目にします。

そんな中、たまたま私の目の前に立っていた学生さんは、かなり使い込まれた英単語帳を眺めていました。

大切だと思われる英熟語には、黄色いマーカーが引かれていました。

のぞき見るつもりは毛頭ありませんが、ラッシュアワーで混み合った車内では、顔の向きを変えるのも一苦労です。

目を閉じる以外には、その高校生と一緒に英単語の勉強に励むしかないのです。

テストが近いのでしょうか。かなり集中している様子でした。一心不乱という言葉がピッタリ。

私が武蔵境駅で降りた際、その高校生も降りました。

私が眉をひそめてしまったのは、高校生が単語帳をじっと見つめながら電車を降りたこと。

そのまま、混み合ったホームで、歩きスマホならぬ、歩き単語帳になっていました。

ちょうど高校生の目の前を歩く形となった私は、嫌な予感がしました。

予想通り、電車を降りた大勢の人が合流する下り階段に差しかかった際、その高校生は、そのまま私の背中に軽く追突してしまいました。

ある程度、予想はできていたので、特に驚きはありませんでしたが、私が幼児やお年寄りだったら、ちょっとした事故になってしまいますよ。

「まあ、“あの黄色いマーカーの箇所”の暗記に役立ってくれたなら、それで良しとしようか。」

そう思いながら、駅を後にしました。

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