It’s always a good time!(2)

2月21日、いよいよ都立入試を迎えます。

昨晩は、今年度最後となる受験生の送り出しが行われました。

これで、創立以来ずっと続く「エンちゃんの、エンちゃんによる、エンちゃんのための闘魂注入の儀式」も、かれこれ10回目を迎えることになりました。

合格速報の中学部を見てお気づきかもしれませんが、以前から申し上げている通り、昨今は大学の付属高校や私立を第一志望に選択する生徒が増えています。

そのため、都立高校受験者はそれほど多くはおりませんが、一足先に第一志望に合格した仲間たちに続けとばかりに、儀式を終えた生徒たちは、元気よく教室を飛び出していきました。

この教室が創立10周年を迎えるのは3月の末ですが、実質的に、本日の送り出しをもって、受験学年に対する10周目のメイン業務が完了したことになります。

今は”やれることはやった”という安堵感に包まれておりますが、このブログを書いている現在は、まだ都立入試当日の明け方5時過ぎ(笑)。緊張感にも包まれております。

☆ ☆ ☆

当塾は創立以来、たび重なる嬉しい想定外に恵まれてきました。その一つが、10年前に送り出した中3生が数年後に講師となったこと。共に同じ立場となり、中3生を送り出しました。

そして今春、今度はその講師から授業を受けた世代から、新しい講師が誕生します。桜が咲く頃には、春風と共に教室に新しい風が舞い込んでいることでしょう。

私は10年前の都立合格発表日の➡ブログで、「この教室は、生徒たちがお気に入りの色をペイントしていくキャンパスのようなもので、将来は生徒自身が作り上げた“色”に染まっていくだろう」と、キザなことを書いていました。

しかし、現在の講師が、ジャムのことを最もよく分かっている元生徒で占められているという現状は、まさにその“色”に染まってきたという証明になるでしょう。

今から十数年前、高校卒業を目前にした女生徒から、「ジャムって塾というより、家族のような存在」と言われたことがあります。

私にとって、その言葉は今でも忘れられません。10周年以降の旅路においても、私はその生徒の言葉を大切に守っていきたいと思っています。

2月20日の22:00過ぎ、ふと、そんなことを考えながら、その日の授業を終えました。自然とわき上がる感慨に浸りながら、机に無造作に積まれた都立過去問題集を片付け始めていると、

高橋:「さあ、放課後は英検の2次面接練習だ。英検組は分かっているよな!あ、小池先生、引き続き残業よろしく!」

小池:「そ、そんなぁ…。」

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