アップデート
すっかり暑くなりました。
今や、夏の合い言葉は、こまめに水分補給!
「外での運動は控えめに」「やるなら必ず水を」
こういった注意喚起が常識となりました。
でも、昭和の頃、そんな風潮はありませんでした。
当時の運動部では「水を飲むな!」「飲むのは根性がない証拠だ!」と指導されていたのを記憶しています。
たとえ具合が悪くなっても、おおかた「やる気の問題だ!」で片付けられていました。
現在の常識で考えれば、単なるハラスメント案件異常事態です。
さて、あの”水禁止時代”の大先生方は、現在の状況をどう見ているのでしょう?
きっと今ごろ、年金ライフを満喫しながら、テレビの「水を飲んでください!」という呼びかけを誰よりも素直に守って、ゴクゴク飲んでいることでしょう。
もし、「昔の誤った指導に責任を取って、水を控えています!」なんて気骨ある人物がいたら、それはそれで心配ですが。
こうして見てみると、今の常識が、未来には非常識になることがあると分かります。
だからこそ、常日頃から「この考えが絶対に正しい」と思い込まず、柔らかい頭で物事をとらえ続ける姿勢が大切だと思うのです。
それはもちろん、勉強にも通じます。
「疑って、調べて、考えてみる」
そんな学びを、これからも大切にしていきたいものです。
いよいよ夏本番!夏期講習も目の前です。
水分をしっかり取りつつ、頭の方もカラカラにならないように、一緒に柔軟にアップデートしていきましょう!