ドラマチックに
高校に入って初めての定期試験を控え、連日ジャムで勉強に励むEさん。頑張り屋の彼女と一緒に、教科書の和訳に取り組みました。
挑んだのは「Shoes for a Dream」というタイトルのお話。ケニアの子どもたちに靴を贈る、高橋尚子さんの活動を綴ったものです。
ケニアのスラム街に住む子どもたちは、貧困で靴が買えず、地面を素足で歩くことを余儀なくされています。そのため、破傷風やHIVなどの感染症と、常に隣り合わせの生活。そんな内情を知った高橋尚子さんが、まだまだ履けるシューズを日本国内で回収して、子どもたちに届けようと奮闘します。
靴を履いて無邪気に走り回る子どもたち。“そんな子どもたちの笑顔が、私をもっと笑顔にしてくれた・・”
一緒に教科書を読み終わった時、私はもう心がホカホカ状態。お腹いっぱいの幸福感というやつでしょうか。
一方、Eさんは少し物足りない様子。
Eさん「いや、内容はとっても素晴らしいんですよ。でも、なんか本文の終わり方が、ちょっと普通かな~、って。」
どうやら彼女は、なんか仰天するような終わり方を期待していたようです。
小池「ちなみに、どんな“終わり方”を期待しちゃったの?」
Eさん「靴を与えられた子どもたちの中から、なんとオリンピックのマラソン選手が誕生しました!」
小池「・・。確かに仰天だけど、今回のお話で紹介された子どもたちは、当時(2009年)まだ小学4年生だよ。」
Eさん「でも、五年後(2014年)の”ソチ”オリンピックの頃には、もう15歳になっていませんか?」
小池「スケート靴ではありません・・」