忖度すべき?
月曜日の電車内は、何となく眠たそうな人が多かったような気がいたします。
駅前で飲み歩いている人も、あまり見かけませんでした。
やはり、日曜日24:00キックオフのワールドカップ(日本VSセネガル)の観戦で、みなさん睡眠不足だったのでしょう。
☆ ☆ ☆
4年に1回の祭典ですが、
今回は不運なことに、多くの公立中学生にとって、期末テストの開幕に重なっています。
日曜の夜、主に教室にいたのは、月曜日もしくは火曜日にテスト初日を迎える公立中学生たちでした。
もちろん言うまでもなく、ワールドカップの観戦はお預け状態。
こちら側も、そういった生徒たちの歯がゆい事情は理解しているつもりです。
だからエンちゃんは授業中、その話題にはなるべく触れないように気を配っていました。
スポーツが大好きなエンちゃんにとって、その話題で盛り上がれないのは、もはや拷問に近いモノだったでしょう。
ところが、エンちゃんが見えない拷問状態にあるのを知ってか知らないか、勘のいい生徒は、敢えてその話題を振ってきました。
高橋:「分かっているよな~。火曜日が初日なんだぞ!絶対に観るなよ~。録画で我慢しろよ~。」
高橋:「分かってるよな~。観るなよ~。観るなよ~。絶対に観るなよ~。」
まるで、ひと昔前の「ダチョウ倶楽部」が得意とした熱湯コマーシャルを思い出しました。
「押すなよ~。押すなよ~。絶対に押すなよ~。」
これって明らかに、押されて熱湯に落とされることを期待しているセリフ。
私には、まるでエンちゃんが生徒たちに向かって、
高橋(心の本音):「今日の試合は観ろよ~。絶対に観ろよ~。こんな凄い試合、めったに観られないぞ~。俺には観なかったと嘘をつけばいい。」
そう言っているように聞こえてきました。