思い込み
平成最後の冬期講習が終了いたしました。
次回の春期講習は、平成と新元号にまたがるハイブリッド型となります。
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講習最終日22:00過ぎ。
小池:「じゃあ、今日はこれでおしま~い。次回からは通常授業です。」
生徒にそう告げながら、私は「明日の休みは何をしよう」と、ワクワクしていました。
ここ2~3年の慣例だと、講習最終日の翌日はお休み。
だから、てっきり「明日は休みだ」と最初から信じてやみませんでした。テンションMAX状態で片づけを始めていました。
—平日に休むという罪悪感―
それは、小学生が風邪で学校を休んだ時に経験する感覚に近いものがあります。
病院の診察を終えて家に帰る。
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一旦は布団に入ったものの、薬が効いているせいか、普通の状態になっている。
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布団でじっと横になっていても、さんざん寝たので、まったく眠くならない。
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退屈で仕方がないので、布団から出て、とりあえずテレビをつける。
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普段はめったに見られないお昼のワイドショー番組を見る。
「ああ、僕だけ、こんな特別なことをしていてもいいのか?」
どこかで罪悪感を感じてしまったピュアな少年時代。
しかし、今の私はこういった罪悪感にこそ、中年男のロマンが詰まっていると感じてやみません。
「明日はどーしよっかな~。吉祥寺にでも行こうかな~。レストラン街で、昼間っから麦ジュースを、うふふ。缶麦ジュース片手に、井の頭公園という手もあるなあ~。」
罪悪感こそ最高の酒の肴。そんな妄想に浸っていた最中、
高橋:「小池せんせー、明日は講習明けなので、19:00からでいいよ~。」
小池:「あっ、えっ、そっ、そんなに遅くていいんですかー?てへへ、ラッキー!」
小池(心の声):「ええーーーっ!!休みじゃないのーーーっ!!!ぐあああぁぁ~」
中年男のロマンは、お預けとなりました。