断捨離

son(息子)の対義語は?という質問に対し、daughter(娘)ではなく、rain(雨)と書いたK君。

小池:「どうして、雨なの?」

K君:「だって、サンって太陽ですよね。太陽の反対だから、雨かと。」

小池:「た、太陽?あ、それは、son(サン)ではなくて、sun(サン)だよ?」

K君:「両方とも”サン”じゃないですかーー!そんなの、ひどいですよ~。」

小池:「い、いや、だますつもりは…。それに、紙にsonって印刷してあるわけだし。」

K君:「あ~、もうさんざんです~。」

小池:「それ、ちょっと面白い。」

☆ ☆ ☆

先日の午前中、地下室の大掃除を行いました。

生徒は言うまでもなく、講師でさえもほとんど入ったことがない、禁断の地下室。

初めて当塾に来た方は、教室の本棚が比較的コンパクトであることに気付かれるかと思われます。おそらく一般的な学習塾さんと比較した場合、本棚が目立ちません。

でも実際には、教室の規模からは想像できないほど、たくさんの本棚と書籍が地下室で待機しています。

生徒の学習スペースを少しでも広く確保するため、使用頻度が少ない本は、あえて地下に置いてあるのです。

年に一回の金魚すくい大会で使う道具や、その他季節ごとの室内装飾なども置かれており、当教室にとって地下室は、コピー機や電話回線と同じくらい欠かせない存在です。

ただ、開塾当初からあまりにも利便性が高かったゆえ、私とエンちゃんの私物が地下室を侵食し始めたのは、時間の問題でした。

10年10か月という月日を経て、そのまま数日間寝泊りできる”生活用品”がそろった状態にまで完成しております。

「このままじゃマズイだろ!」

ということで、”教室に必要なもの以外”は、容赦なく断捨離することにしたのです。

清掃自体は、教室に流れていた”エンちゃんのエンちゃんによるエンちゃんのための団塊ジュニア世代どストライク邦楽メドレー”のおかげで、ノリノリで行えました。

作業中、引っ越し以来ずっと開封されることなく放置されていた段ボールを偶然発見し、中身の書籍と10年10か月ぶりに懐かしの再会を果たす場面がありました。

そんな同窓会メンバーの中には、十数冊の洋書の姿も。

洋書を見た時、私は思わず自分の黒歴史を思い出してしまい、懐かしさよりも、徐々に恥ずかしさがこみ上げてきました。

それは、まだ十数年前、旧教室にいた頃のこと。

私は自身の勉強の為に、洋書を読み漁っていた時期がありました。

それだけなら、ある意味で”自己研鑽”に努めていたという良い思い出話で終わるでしょう。

しかし、恥ずかしいことに当時の私は、毎回読み終わった洋書を、これ見よがしに講師室の自分の机に並べておくという、かなり痛い行為に手を染めていました。

今になって思えば、「だから何なの?」と周りから突っ込まれても仕方がない愚行ですが、当時の私は、自己顕示欲が抑えきれない若者(?)でしたので…。

ここで一句、

黒歴史

誰もが一度

通る道

一緒にこれも

断捨離したい

12月も、残すところ半分となりました。

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