進化した人類?
季節は秋へと移りつつあり、大学の推薦入試に向けた小論文対策も、いよいよ本格化する時期となりました。
毎回の授業で、生徒たちの個性あふれる意見に出会えるのも、この時期ならではの楽しみです。
小論文の指導中、やけに眠そうなSさん。理由を聞けば、
Sさん:「昨日、寝るのを忘れました」
小池:「あちゃー、それは大事なことを忘れたね!」
ツッコむ前に、あえてボケて返してみました。
それにしても、このSさんの絶妙な日本語チョイス。じわじわ笑いがこみ上げてきます。
「寝るのを忘れた」なんて、本気でできる人が現れたら、睡眠学会がひっくり返る大発見です。進化した人類として歴史に名を残すでしょう。
とはいえ、大学入試の小論文で、こんな表現を使ったらNGです。
大学の先生に「君は日本語を忘れてきたのか?」と逆にツッコまれるかもしれません。ここは素直に「寝不足です」と書くのが正解。
でも、正確さを優先すると、面白みが消えてしまうのも事実。言葉って不思議ですよね。