新世界
2014/4/7
4月に入り、各大学では連日入学式が行われている。ついこの間まで顔を突き合わせていた高校生は、真新しいスーツに身を包み、新世界を歩き始めた頃だ。
一方、先月まで授業だらけだった講師陣は、ごく短い静寂の時期を過ごしている。年間を通して、ある意味一番人間らしい生活ができる期間。そんな風に喜ぶ講師もいる。
ピアノとオルゴールのBGMが静かにフロアーに響き渡る。歯医者の待合室を気取った教室の中では、BGMに歩調を合わせるかのように、自然と生徒と講師の話し声が穏やかになっていく。ただし、高橋先生の声量は変わらない。おまけに珍言連発モードに入っている・・。英文法と同様、世の中に例外というものは存在する。
そんな教室にいると、自然と1年を振り返り、感傷に浸ってしまうものだ。今回は小学生の頃から在籍していた生徒が何名か卒業したので、成分は寂しさが“やや多め”といったものである。
桜が散り始めるに連れて、この感傷も静かに散ってゆくであろう。おおっと、さっそく新高校1年生が高校の課題を持ってきた。
さあ、新しいキックオフ!次回感傷に浸れるのは1年後。膨大に溜まっているであろうエン語録と共に・・・
(*講師日記 2010/4/7 を参照しました。)
小池