最後のいたずら
最終チェックは夕方の休憩時間に行い、最後に檄を入れて終了。
その後、小腹のすいた私は速足で軽食の買い出しに。教室に戻ると、彼女はもう家路についたとのことでした。
「もう、彼女に授業をすることも、ないんだよな。」
感慨にふけりながら、おにぎりを頬張っていた時、目に飛び込んできたのは、机の上に置かれた1枚のメモ。
授業の予定をいつも平気で忘れる覚えられない私のために、エンちゃんが毎回用意してくれるメモです。(*生徒の名前は消してあります)
たまに生徒が、勝手に自分の名前を書き加えたり、又は消したりと、イタズラすることもありますが・・
イタズラされたのに、“しんみり”するのは初めてです。