言い訳の魔法
たっのしぃ~~いっ、なっかまぁ~~がぁ、ポポポポ~ン♪
ACジャパンの「あいさつの魔法」がTVを占拠したのは、もう8年以上前のこと。
タイトルの魔法は、それ以前の昔から、何かやらかした時に使われているもの。
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あきれてしまうを通り越し、ぐるっと一周して再びあきれてしまった「神戸の市立小学校の教師いじめ」。
会見では、やっぱり来たか…、言い訳の常套句が、
「認識が甘かった」
☆ ☆ ☆
街中でチンピラ達に絡まれている一般人を見た時、あなたはどうしますか?助けますか?
助けたくても、傍観するのが精一杯。私もそうです。勇み足を踏んでも、一歩間違えれば加害者に。それが現実です。
でも、そういう現場には、だいたい途中から警官が駆けつけてくれるものです。
それは、どうしてなのでしょう?
もちろん、現場にいる誰かしらが通報しているからです。
自分では助けることができなくても、目の前で起きている出来事の“ヤバさ”を常識的に認識し、警察に通報するという義務を果たしているのです。
さて、
コピー用紙の芯で何度も叩かれて「尻がミミズ腫れになった」と知らされたら、誰でも“ヤバい”と認識しませんか?
こんな常識レベルの認識について、わざわざ“甘かった”、“辛かった”といった評価を施すなんて、よっぽどのグルメ通としか言いようがありません。
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―認識が甘かったー
「生徒に大怪我を負わせた自称熱血教師たちの常套句」部門、 堂々のNO.1。
「生徒を自殺に追いやった熱血部活指導員たちの常套句」部門、堂々のNO.1。
「生徒が自殺するまでいじめ問題を華麗にスルーし続けた華麗なる先生たちの常套句」部門、 堂々のNO.1。
毎年、悪事をやらかして懲戒処分された教職員(27年度が224人、28年度が226人、29年度が210人/文部科学省の平成29年度公立学校教職員の人事行政状況調査による)の常套句部門でも、おそらく堂々のNO.1ではないでしょうか?
長きに渡り王者に君臨する「言い訳の魔法」。
塾のホームページで、こんなことを書いてしまったら、色々と批判を受けてしまうかもしれません。
でも、これも偉大なる先人たちと同じで、
私の「認識が甘かった」
ということで、どうぞご理解ください。