雪合戦
冬期講習も大詰めに近づいた6日、2022年最初の雪が舞いました。
都心で雪が10センチ近く積もったのは、4シーズンぶりだとか。
慣れない多めの雪であったことに間違いありませんが、首都圏で1,300人もの方が怪我を負ったというニュースには驚きました。
さて、そんな6日当日のこと。
降り続く雪を教室から眺めながら、クリスマスから勉強ざんまいでストレスが溜まっていたと思われる中3生たちが“やりたい”と叫び出したものがあります。それは“雪合戦!”
本来、休み時間に生徒を野放しにするようなことは許しておりませんが、今回に限り、当塾のCEOであるエンちゃんが特別に許可を出しました。
早速休み時間になると、中3生らは近くの公園に繰り出し、大はしゃぎで雪合戦に興じ始めました。
あまりに雪合戦が楽しかったのか、生徒たちは次の休み時間にも公園に繰り出しました。
休み時間が終わると、授業or自習と向かい合い、次の休み時間になると再び公園に繰り出すという、ある意味でポジティブなループを繰り返していました。
生徒たちはかなり体力を使い果たしていたはずですが、夕方になっても、授業中に眠たそうにしている生徒はいませんでした。
むしろ、普段よりも冴えている感じさえしました。来たるべく次の合戦に備えていたのでしょうか(笑)
なんとも微笑ましく感じたのは、別の中学に通う生徒たちが、みんなクラスメートみたいに仲良く教室を出ていく姿。
夕方の休み時間、私が飲み物を買うために教室外に出た際には、姿は見えませんが、大はしゃぎで雪をぶつけ合っている生徒たちの“悲鳴”が聞こえてきました。
興味深いことに、お互いを名前で呼び合う声も。
合戦を終えて戻ってきたとある中3の女子は、ここ最近で一番楽しい!と喜んで話してくれました。
塾としては何もしていませんが(全て雪のおかげ)、そんな言葉を聞くと、何とも嬉しい気持ちになってしまいます。
たった1日ですが、雪合戦を通じ、学校の枠を超えてすっかり打ち解けたようです。現在は、休み時間に談笑している光景を目にします。
わずか10センチの雪。
冷たい雪は、もう溶けてなくなりましたが、暖かいプレゼントを残してくれました。