雪女
Eさんと、日本の怪談話「雪女」の英語版を読んでいました。
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ある大雪の夜、突然現れた雪女に凍らされそうになった主人公。「誰にも話さない!」という約束で、なんとか命を奪われずにすみました。
翌年の大雪の日、彼は肌の白い美しい女性と出会いました。一目惚れした彼はその女性と結婚し、それから10人の子どもを授かりました。
ある晩、ふと遠い昔を思い出した彼は、「そう言えば、お前によく似ている」と振り返りながら、妻に“夢のような出来事”を話しました。
激怒して正体を現した雪女。そのまま主人公の命を奪うかと思いきや、「もし、子どもたちを不幸にしたら、戻ってきてお前を凍らしてやる!」と脅して、溶けて消えてしまいました。
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読み終えて、
Eさん:「結局、普通の女だったんですよ。」
小池:「・・。」
シリアスに答えるべきか、笑ってはぐらかすべきか?
“真剣な顔をしながら笑う”という芸当ができたら・・、と一瞬考えてしまいました。