英検 新形式(1)
先日、英検1次試験の結果が発表されました。
ここ10回ほど、2級の合格最低点は44~47点で推移してきましたが、今回は、いきなり49点に跳ね上がっています。
とある“駆け込み需要?”が見込まれていたので「合格最低点は“高い”だろう」と予想はされていましたが、ここまで高くなるなんて・・
実は、次回の試験から2級、準1級、1級の出題形式がリニューアルされます。
特に2級に関しては、かなり大胆な変更が行われ、今までは準1級と1級のみに課されていた“ライティングテスト”が導入されます。質問に対して、自分の「意見」とその「理由」を2つ、80語~100語で述べていく形式のようです。
前回は旧形式“最後”の試験でした。“駆け込み需要”の原因は、そこでしょうね。
現在、英検協会のウェブサイトで、新形式のサンプル問題が公開されていますが、それを参考にして似たような問題を作ってみました。*実物には、丸カッコ(日本語訳)は付きません。
☆☆☆☆☆
● 以下のTOPICについて、あなたの意見とその理由を2つ書きなさい。
● POINTSは理由を書く際の参考となる観点を示したものです。ただし、これら以外の観点から理由を書いてもかまいません。
● 語数の目安は80語~100語です。
TOPIC
These days, some people say En-chan is an alian. Do you think so?
(近頃、エンちゃんのことを宇宙人だと言う人がいますが、あなたはそう思いますか?)
POINTS
● Ape man(猿人)
● Human being(人間)
● Planet(惑星)
☆☆☆☆☆
新形式↑の導入に伴い、旧形式の整序英作文は消えますが、それでも試験時間は10分延長されます。それだけ、解答に手間がかかるということなのでしょう。なんか、急に敷居が高くなっちゃいましたね。
とは言えど、英検2級は、多くの大学の推薦入試で評価を得られる資格。大学によっては、推薦入試の出願条件に含まれてしまう場合もあります。
昨年度の入試で、上智大に公募推薦で合格したR.T.君は、この出願条件を満たすために、まずは2級取得に向けて勉強を始めました。
いずれジャム生も、この形式の英検に挑んでいくことになります。準2級と3級にも、この先ライティングテストが導入されることが決まっているからです。
そのため、しばらく英検関連のコーナーは、生徒さんに役立つ情報をきちんと配信する“真面目なブログ”にいたします。次回は、新形式の解答方法について述べていきたいと思います。(続)
エンちゃん曰く、「やっと、学習塾らしいコンテンツが登場するのか・・」
*上記問題の解答例は➡こちらです。