罠
ある問題を解き終わり、自信満々の中学生U君、
U君:「いや~、もうパーフェクトな完璧ですよ!」
小池:「頭痛が痛いみたいな言い方は、やめなさい。」
☆ ☆ ☆
U君の特殊能力。
それは、全く別のことを考えていても、相手に対して絶妙なタイミングで相づちが打てること。
彼だったら、スマホでゲームをしながらでも、接客ができるかもしれません。
でも、たまには失敗もあります。
小池:「そうそう、これには良い覚え方があるんだ。それは…」
ホワイトボードマーカーを手に持ち、板書をし始めたフリをした数秒後、
U君:「なるほど。」
小池:「ふふふ、かかったな〜。」(何も書かれていないホワイトボードを示して)
U君:「ひどいっ!ハメられた~!」