病は気から

私立推薦が幕を開け、いよいよ都立推薦も始まりました。

受験シーズンの幕開けです。

ところで、毎年この時期になると、極度の心配性になる中3生が出てきます。

起こり得ない不測の事態を勝手に想定し、「ヤバい、どうしよう!」と怯えます。

入試日が近づくにつれ、「起こり得ない度」はエスカレート。

「もし、試験会場で鉛筆の芯が全部折れてしまったら、どうしよう?」に始まって、

「もし、受験票と年賀状を間違えて持って行ったら、どうしよう?」へと発展していきます。

そのうち、宝くじの1等当選よりも確率が低いであろう事態も創生される始末で、常に

「・・・だったら、ヤバいどうしよう!」

という負のスパイラルに憑りつかれます。

今年も例にもれず、そういった生徒さんがいるのですが、先日、エンちゃんが一言、

高橋:「なーに、心配ばかりしてるんだよ!昔から“ヤバいは気から”って言うだろ。」

ヤバいどうしよう!さん:「あぁーーっ!!確かに!」

エンちゃんが珍しく、とってもイイこと言いました。明日の天気が心配です。

☆ ☆ ☆

とは言えど、人生で経験したことのない大きな重圧が、中3生を迷走させてしまうことは事実。

毎年のことですが、やはり受験というのは残酷なイベントだと感じます。こういった生徒の姿を見る度に胸が苦しくなります。

でも、苦しいことばかりでもありません。

それは3年後・・・

☆ ☆ ☆

小池:「センターリサーチだと、この学科はボーダーギリギリだけど、こっちの学科ならB判定を上回るよね。同じ大学の同じ学部で学ぶ内容は近いし、二次試験の点数配分から見たら、こっちの学科に出願した方が…」

3年前のヤバいどうしよう!さん:「悔いは残したくないので、変えずに挑みます!」

大きく成長した姿に、驚かされる楽しみが待っているんです。

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