替え玉
駅の自動改札の前にて、
手に握っていたのは、「自宅のカギ」。
5月に入ってから2回目のこと。
自宅のドアの前にて、
手に握っていたのは、「通勤定期」。
今週に入ってから2回目のこと。
5月7日、
歯磨き粉を買うつもりで、バスクリンを購入・・。
最近老眼が進んでいますが、並行して、頭の回路の一部が断線し始めているようです。
☆ ☆ ☆
週末に英語の外部試験を受けるJKが二人います。
二人とも、同じ大学の付属校に通う仲良し3年生。
一般的に、大学の付属校生と聞くと、
「いいなあ~、のんびりした学校生活が送れて。」
なんて“やっかみ”を受けそうですが、彼女らは全く別物です。
二人ともゴールデンウイーク中は、毎日塾に来ていました。
進学先の学部を決める大切なテストや、定期試験が目の前に控えているんです。
受験シーズン本番さながらの緊張感を、早くも教室に漂わせています。
個人的には、この時期に英語の外部試験が重なったのは、ただでさえ貴重な勉強時間が奪われてしまうので、可哀想に思えて仕方がありません。
ぶっちゃけ、“それ”どころではないのです。ただ、彼女たちの場合、学部選考の際に参考にされる場合があるので、無視できないのです。
Gさん:「もう~、先生が代わりに受験してくれませんか?」
小池:「お、落ち着くんだ。」
Gさん:「他にもやらなきゃならないことが、山積みなんです!」
小池:「普通にバレちゃうって。」
会話を耳にしたエンちゃんが、悪乗りしてきて、
高橋:「いいね~、面白そうだね~。やっちゃえ、やっちゃえ~!」
小池:「そんな悪事に手を染めたら、私は犯罪者に、」
Gさん:「私の制服を貸します。変装すれば、もしかして会場に、」
小池:「プラス変質者か…。」