134か月
令和に入った頃から、携帯電話の機種交換を催促する通知が、私の元に頻繁に届くようになりました。
内容は全て、私のガラケー回線が2022年3月31日以降に使えなくなるというもの。
今や時代は「5G」ですが、私のは3G。完全なる周回遅れです(いや、それ以上)
毎回、「今なら無料でスマホ、又は4G対応のガラケーに交換できますよ!」という謳い文句が添えてありましたが、ずっと放置してきました。
巷では、スマホを使っていない人は“機械音痴系”だと思われる風潮があるようですが、私自身、機械には明るい方だと思っております。
でも、私にとってスマホというのは、ザックリ言うと電話機能が付いたパソコンに過ぎず(ザックリしすぎだろ)、自宅にパソコンがあり、職場にパソコンとiPadがあり、通勤電車に乗る時間が約10分という環境で生活している私には、必要性を感じなかったのです。
あのアナログの化身として知られるエンちゃんでさえ、スマホを使い始めて何年も経つというのに、私はずっとガラケーのまま放置してきました。
しかし、最終のご案内という“意味深な通知”が届いたことにビビり、慌てて携帯ショップに向かったのは、3月30日のこと(ギリギリ過ぎだろ)
もちろん、こんな時期に機種交換にやってくるようなズボラな客ですから、店員さんも“そういう系”だと想定していたと思われます。
実際、最初におススメされたのは、二つ折りの4Gガラケーでした(汗)
事情を話し、普通にスマホの機種選びに入りました。
店員さんが私の顧客データを見て驚いていたのは、前回の機種交換から、なんと「134カ月」も経過していたということ。約11年。あまりの無頓着ぶりに、自分でも驚き呆れました。
店員さんの経験では、これまでの最長記録が100カ月届くか届かないだったとか。ぶっちぎりで、記録を更新して差し上げました。
何だかんだで、手続きが終わるまで1時間位かかった故、そのまま教室へ直行することに。
休み時間になり、ふと月末だったことを思い出して、
「そうだ!明日までだった。危ない、忘れてた。」
私が初めてスマホを手にして、教室のWiFiに接続した後に行った記念すべき最初の動作、
それは、
Yahoo!ニュースや、Youtubeの閲覧ではありません。メールアドレスや電話番号の移行でもなく、着信音の設定でもありません。
家賃の振り込みでした。