ぼくの夏休みの思い出
中学生が悩む英語の単元の一つに、文型というものがあります。
主語をSと呼び、目的語をOと呼び、補語をCと呼んだりするのですが、慣れるまではちょっと厄介。
これをフル活用していくのは、主に高校生以降ですが、中学生の段階でもサラッと触れています。
暑い夏の夕方、ちょっと、ぼーっとしていた時に(こら)、中3生のS君が文型の質問をしてきました。
小池:「どれどれ」
S君:「せんせー、OとCの見分けがつかないんですけど…。」
小池:「え?」
ぼーっとしていた頭で3秒ほど真剣に考えて、
小池:「近所に眼科ってある?きちんと視力検査した方が…。」
S君:「そっちじゃ(CとOの文字が同じに見える)、ありませーーん!!」
☆ ☆ ☆
前回、当塾のCEOは、体内年齢が驚異の20歳前後であると紹介いたしました。
その未知なる生命体エンちゃんですが、講習の中休み日、なんと高校野球を観戦するために、息子さんと一緒に甲子園に日帰りで行ってきたそうです。
家を朝5時台に出発し、東京駅から新幹線に乗り、観戦を終えて兵庫県の西宮から自宅に戻ってきた頃には、深夜0時を回っていたとか。
やることが無茶苦茶すぎです。
第一試合の途中から観戦し始めて、第二、第三試合、そして第四試合の途中まで球場にいたとのことですが、甲子園に行ったことは初めてだったらしく、えらく感動して帰ってきました。
スポーツ大好きのエンちゃんのことですから、当然、神宮球場や東京ドームには行ったことがありますが、甲子園はオーラが違うらしく、球場自体も大きく感じられたそうです。
電車の関係で、やむなく第四試合の途中で席を立って通路を歩いていた時、「ピーーーッ!!」という笛の音と共にファールボールが飛んできたそうです。高校野球といえば、硬球が使われます。石ころみたいに固いボールです。
なんとエンちゃんは、荷物を持っていない方の手で、飛んできたボール素手で受け止めたそうです。
もはや、すもいのレベルです。
*すもい=すごいとキモイを合わせた言葉
甲子園ではファールボールは持って帰れるそうで、現在、そのボールは思い出の記念品として、教室の入り口に堂々と飾られています。
もしも、エンちゃんが小学生だったら、「ぼくの夏休みの思い出」というテーマで、最高の作文が書けることでしょう。