この度の台風19号の被害に遭われた地域の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

一日も早く平常の生活に戻ることができますよう、お祈り申し上げます。

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今回の台風により、時代は令和になろうとも、「天災」に対しては相変わらず「なすすべがない」ことを、改めて痛感いたしました。

ただ、下記に紹介する「人災」に対しては、「なすすべがあるだろう!」と怒りを覚えずにはいられません。

鹿児島県の高校のサッカー部の監督が起こした体罰事件。

呼びつけた生徒の脚をいきなり蹴飛ばして、そのまま顔に張り手をかまして地面にぶっ倒す。暴言も吐く。

まさに、昭和の“ど真ん中”じゃないですか。

この監督の言い分も、前回の「認識が甘かった」同様、イライラするものがあります。

素直に話を聞かないので言ってもダメだと。手を出してはいけないのは分かっていたけど、出してしまった

仮に百歩譲って、“素直に話を聞かない生徒が悪い”と、監督の言い分を受け入れたとしましょう。

でも、その場合は...

監督は先月、別の生徒に対しても首を殴るという体罰を行っており、その件で“上の者”である校長先生から注意を受けています。

当然、「暴力を伴う指導はやめなさい。」と話を聞かされた訳です。

で、まだほとぼりが冷めないうちに、今回も生徒に暴力を振りました。

校長先生!この監督は素直に話を聞かないので言ってもダメかと。手を出してはいけないのは分かっていますが、出してください。

校長室に呼びつけていきなり脚を蹴飛ばして、顔に張り手をかまして床にぶっ倒してください。あと、暴言も忘れずに。

...となりますね。

確かに、昭和時代の一部の体育系のように、先生の言うことを聞かず、時に威嚇してくるような“履き違えた輩”が相手だったら、話は全く別です。

でも、今回の事件の動画を見る限り、生徒は監督に呼ばれて近づいた途端、いきなり蹴り&張り手を食らっています。

監督が呼んでも、生徒がしばらく「無視していた」とかだったら、分かりますが。

少なくとも生徒は、監督の指示に従っていたのです。プレー中に呼ばれ、指示に従ったから近づいたのです。昭和の“履き違えた輩”とは違うんです。そんな生徒に対し、どんなに“熱き思い”があったとしても、いきなり暴力&暴言のダブルコンボは、理不尽そのものです。

ある環境下において、動物園のボス猿と同じような権限を与えられた時、本物の猿と人間の違いって何でしょうか?

そういったことを考えるのが面倒くさいのなら、「脳筋」と笑われても仕方がありません。

世の中には、学生時代に受けた“ご指導の賜物”で「心に傷を抱えながら生きている人間」だっているんです。

こういった事件は、まだ氷山の一角にすぎません。本当に悲しい。やり切れない思いしかありません。