やはり今年一番の目玉は、開校当時の中学生たちが、ついに講師スタッフとしてデビューしたことでしょう。

数年前、エンちゃんと冗談半分で「そうなったらいいね!」と語っていた夢が本当に実現しちゃったのです。この上なく、嬉しい年でした。

☆ ☆ ☆

私は自分を含め、学習塾の現場で講師という仕事を心から好きでやっている大人のことを、「ネバーランドの住人」と定義しています。

そもそも学習塾なんていうものは、子ども達に勉強を教えることしか能がない楽しみがない「はぐれ者」たちが、白昼堂々と、学校と違ったスタンスで勉強を教えることが許された場所。

私のような大人になり損ねた中年が、永遠のピーターパンとして生きることが許された夢の楽園なのです。

だから、私にとってこの仕事は、ビジネスライクとは少し異なります。

お金を稼ぐために教室に足を運ぶのではなく、お金を払ってでも教室に足を運びたい、というのが本音であり、極論、生きるために塾で働いているのではなく、塾で働くために生きている、という有り様です(少なくとも私は)。

いよいよ来年の3月、当塾は開校5周年を迎えます。

よく巷では、「起業した会社の9割が、5年以内に消える」なんて言われたりしています。

消滅する9割に入らないように、弊社の経営セミナーに参加しませんか!うんたらかんたら…

そんなメールやファックスが、当教室にもよく送られてきています。

でも、私もエンちゃんも、この仕事に対して露骨に経営という観点を持ち込むのは、極力避けています。

経営という観点は、もちろん無視することのできない要素ではありますが、傾倒してしまうと、逆に経営自体を危うくする“諸刃の剣”にもなると感じているからです。

我々「ネバーランドの住人」にとって一番大切なのは、

「とにかく授業を楽しみたい!」

まずは、そこだと思っています。

笑わせるな!お前は幼稚園児か?少しは大人になれ!

そう罵られてしまうかもしれません。

でも、露骨に経営という観点を学習塾に持ち込む行為は、「ヤンキーが好感度を上げようとして、あえて人前で子犬を可愛がる行為」に共通するものを感じてしまいます。

“自称、心優しいヤンキー君”が、公園に捨てられていた子犬に、ドッグフードを買って与えていたとしましょう。

それを見た周囲の人は、「あのリーゼントの兄ちゃん、根は優しいんだ!」なんて、コロッと騙されるかもしれません。

しかし、そのドッグフード自体、クラスメイトからカツアゲした金で買っているのですよ。

つまり、結局誰かが、犠牲を払うことになるのです。

そして悲しいかな、この業界で犠牲者になるのは、私が知っている限り、99パーセント“生徒”か“講師”しかいないのです。

☆ ☆ ☆

今年最後のブログは、ちょっと湿っぽい話になってしまいました。

ブラック」と揶揄される昨今の塾業界に対し、自分なりの思いを吐露した次第です。大晦日なので、鼻につく発言は無礼講ということでお忘れください(だったら、最初から書くなと…)。

エンちゃんのずっこけネタは、また来年お楽しみくださいね。

それでは、

生徒の皆さん、

保護者の皆さま、

ご近所の皆さま、

いつも素通りされる通行人の皆さま、

今年も本当にお世話になりました。来年も引き続き、宜しくお願い申し上げます。

皆さまが素敵な2018年を迎えられますように。

それでは、良いお年を。