高橋:「どうして女生徒は、俺をいつも“熱烈に”避けるんだ?」

言葉の使い方が“熱烈に”ずれている気がしない訳でもありませんが、最近のエンちゃんは、どうやら自虐系がお気に入りのようです。

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「筆記用具一式ぜーーーんぶ、○×大学に置き忘れてきちゃいました。」

新しくなった講師紹介欄で「高校入試の前日、筆記用具を全て塾に置き忘れたレジェンド」として紹介されている吉田先生ですが、先日授業終了後のミーティング中に、衝撃的な“その話の続き”を聞かされました。

自らの伝説を、自らの新しい伝説で上書きした内容と言えるでしょう。

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生徒時代の吉田先生の忘れ物の凄まじさは、舐めてかかると本当に火傷しますよ。

机の中”に筆記用具を置き忘れて帰った経験は、誰にでもあるはず。しかし吉田先生の場合は、“机の上”に筆記用具を置き忘れて帰っていました。もう、凡人には理解できない領域。

確か、吉田先生が生徒時代にずっと愛用していた筆箱は、色とりどりのマーカーや修正テープが入ってしまう特大の筆箱でした。忘れて帰るのが“非常に難しい”代物です。

ところが、授業終了後“机の上”に取り残された筆箱君と私が対面した回数は、計り知れません。

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「筆記用具一式ぜーーーんぶ、○×大学に置き忘れてきちゃいました。」

この日は大学受験の最終日。翌日には第一志望校の合否発表が迫っていました。(もちろんハッピーエンドが待っていました。)

これまでの受験生活の締めくくりを告げる大切な記念日。

そんな中で、誰も真似できない「“憂愁”の美」を飾ってしまったようなのです。

初めての高校受験の前日・・・筆記用具を、全部“塾”に置き忘れて帰る。

最後の大学受験の日・・・3年前と同じ筆記用具を、全部“試験会場”に置き忘れて帰る。

気が付いたのは、4月の中旬のことだったとか…。

「入試が終わってから、それまで一度も筆記用具に触れようとしなかったのかい!」

そんなツッコミが頭の中を埋め尽くしました。

自称“変な人間”を自負している私でも、

「ああ、世の中、上には上がいるんだな。」

そう思い知らされました。

ちなみに、記念日に置き去りにされた筆箱ですが、その後ダメもとで大学に問い合わせたところ、なんと「保管されていた」とのこと。

5月の半ば、○×大学に出向き、ちょうど3か月ぶりに対面を果たしたとのことです。

めでたし、めでたし。(本当に、めでたしなのか…?)

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そんな吉田先生ですが、

先日の授業終了後、

吉田先生:「高橋せんせー!これ、○○君の忘れ物みたいですー!」

なんか、感慨深いものがあります。