消費者の立場で

boy_question高校2年生のS君が、センター英語への準備として、英文広告から情報を読み取る訓練に取り組んでいました。

彼を悩ませた問題は、「この冷蔵庫を買うと、いくらかかるか?」というものでした。

***ただいま人気沸騰中のJAM冷蔵庫!*** (内容は少し変えてあります)

在庫わずかのJAM冷蔵庫!なんとミカンを丸ごと冷凍室に放り込むだけで、誰でも簡単に冷凍ミカンが作れてしまうという、魔法の冷蔵庫。あの給食の青春を再び!

:通常価格1,040ドルのところ、お客様大感謝セール期間につき、特別価格990ドル!
:1,000ドル以上の商品をお買い求めの場合、送料は無料!(通常、送料50ドル)

実は、冷蔵庫の価格が1,000ドルに満たないため(特別価格のせいです)、送料が別途かかって合計1,040ドルというオチなのですが、S君は迷った挙句、“敢えて”990ドルと解答しました。

答え合わせをした後、S君は何か腑に落ちない様子でした。

しばらくして、

S君「こういう売り方は、なんか良くないと思います。真にお客様に感謝しているのであれば、値引き額を抑えて1,000ドルを切らないようにするべきです。」

小池「ごもっともです・・。」

(小池)

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