昨日の深夜、自宅に戻った時のこと。

部屋の蛍光灯に、“コツコツ”と小さな物体が繰り返し衝突していました。

「こんな時期に、ハエかよ~。ああ、もうーーっ!」

しかし、棚から殺虫剤を取り出して構えた瞬間、私の目に映ったのは、予想外の可愛らしいゲストでした。

なんと、テントウムシ(天道虫)

「一体どこから入ってきたんだ?」

そんな疑問を持ちながら、ひとまず殺虫剤を下ろしました。

以前、益虫“アシタカ軍曹”を退治して後悔して以来(➡参照)、私は不審生物を退治する際には、必ずネットで調べるようにしています(蚊やハエ、そして“彼”は除く)。

早速、テントウムシについて調べました。

種類によっては“害虫”扱いになるようですが、私が見たのは“ナナホシテントウ”という最もポピュラーな“益虫”テントウムシ。そっと逃がすことに決めました。

その中で知ったうんちくですが…

テントウムシは、手に乗せると上に向かって歩き、てっぺんまで登ると太陽に向かって飛ぶ習性があるとのこと。それがテントウムシ(天道虫)という名前の由来だとか。

確かに、太陽ってお天道様とも言いますよね。

深夜にもかかわらず、「へえ~。」と声が出てしまいました。

太陽というのは昔から信仰の対象になっています。実際、世界中の神話には様々な「太陽神」が登場します。

日本神話に登場する太陽神と言えば、「天照大神(アマテラスオオミカミ)」。皇室の祖先とされる神様です。

平成最後の日。明日からは令和。そう思うと、この日のテントウムシとの出会いに、何か不思議な縁を感じずにはいられなくなりました。

よりによってこんな日に、なぜ私の部屋に迷い込んできたのですか?天道虫様。

本来ならば、来賓として「お・も・て・な・し」すべきところですが、ビールとか差し上げても、お喜びにならないと思いますし…

とにかく自分にできることを精一杯考えた結果、

「無傷で、外へ逃がして差し上げよう。」

大きな重責を担い、心が震える思いでした。スーパーのレジ袋にさっと閉じ込めて、外で開放するという作戦を敢行。

時々「お飛びあそばせなさる」ので、作戦完了まで10分近い時間がかかってしまいました。

大役を終えた後のビールは、もう格別でした。

 

さあ、いよいよ5月1日。新時代に入りました。