ホーンテッドジャム
おととい3月22日は、停電におびえながら節電に励んだ一日でした。
私自身、午前中は自室のエアコンを切って様子を見ていましたが、さすがに途中でギブアップ!温度設定を低めにして、エアコンと共に午後を迎えました。
ただこんな日に限って、ヘアカットの予約を入れてしまったため、小一時間ほど、わざわざ厚着をして外に出る羽目になりました。
道すがら、節電を心がけている店舗がチラホラと目にとまりました。看板や室内の照明が薄暗くなっています。
「やっぱり、そうなるよね~。」
感心しながら、ふと頭をよぎったのは、
「ところで、今の教室の状況は?」(*現在の私は給料泥棒ウィーク中につき、おとといの出勤時刻は午後7時でした)
一番気になったのが、教室の看板の照明。
4個の電球で構成されていますが、構造上、教室の正面全体を照らす役割も兼ねています。
電球の操作は単純明快。スイッチオンで全開、オフで真っ暗。間引いたり、暗めにするといったハイカラな機能は、備えておりません。
つまり、教室の正面を全開で照らすか、暗闇に沈めるかの二択となります。
「スイッチオフだと正面が真っ暗闇だ~。だから消さなくても誰も責めないよね。仕方がないよ~」
「でも、なんだかんだ言って、生真面目なエンちゃんのことだから…。でも、それだと完全に…」
2つの可能性が、頭の中を駆け巡りました。
さて、いよいよ出勤時間。
ドキドキしながら教室の200メートル手前まで接近。答え合わせが始まりました。
「あれは、一体…」
いうまでもなく、看板の照明は完全にオフ。真横からだと、存在感はほぼ皆無。
正面に近づいて、やっと明かりをキャッチ。中に生徒の姿を確認。
室内から漏れるぼんやりした光と、エンちゃんの叫び声が、ひたすら絶妙な不気味さを演出。
新しいお化け屋敷がオープンしていました。