今年を振り返って
今年も残すところ、あと3日となりました。
正直な話、年末のブログに何を書けばよいのか、毎年ネタ探しに苦しんでいます。
今回はクリスマスイブにジャイアントコーンを頬張りながら(ケーキを買いそびれたため)、「どーしよ~、どーしよ~」と右往左往でした。
年末のブログはいつもと趣向が異なり、ウザイ自分語りが恒例ですので、興味がある”奇特な方”のみ、続きをお読みください。
常識人の方は、本年のブログはここまでとなります。良いお年をお迎えください。
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まだ、ジャムがこの地に移転したばかりの10年前の夏、一人の生徒が街で予備校にもらったという”うちわ”を持ってきました。
うちわの表面には、受験勉強に励む高3生や浪人生が書いたとみられる川柳がいくつか掲載されており、その中に、印象に残った作品がありました。
ありがとう 未来の自分に 言わせよう
「今の自分があるのは、あの時の自分のおかげだ。何十年か先の未来で、そう思えるように頑張ろう!」そんな想いが込められているようです。
この川柳に感銘を受けながら、同時に「はたして昔の私は、今の私がお礼を言うほど頑張ったと言えるのか?」そんな自問自答が、頭をよぎりました。
この世界で仕事をしていると、耳にタコができるほど聞かされる言葉があります。
それは、受験勉強の内容って、実社会で役に立つの?というものです。
具体的には、
「数学なんて、日常では使わない」
「日本にいる限り、英語なんて必要ない」
「歴史の勉強って必要?過去は過去、もっと未来を見つめよう!」
といった愚痴です。最後のは、ある意味で面白いですが。
最近は、こういった考えが生徒だけではなく、大人にも広がってきたように感じます。
「歴史や古典の知識なんて、会社では必要ない」
「理系は勝ち組、文系はオワコン」
インターネット上には、こういった下品な言い方をする人さえ見られます。
文系教科をメインで教えている私としては、悲しいところではあります。
役に立つか立たないかは、進んでいく分野によるのではないでしょうか。
数学者や歴史学者または通訳者を目指しており、数学科や史学科または英文科に進むのであれば、受験勉強で培った数学や歴史や英語の力は、そのまま役に立つでしょう。
しかし、弁護士や公認会計士を目指しており、法律学科や経済学科に進むのであれば、古典や歴史の知識は、ほとんど使われないことでしょう。(続く)