蟹工船
Cancerという単語が出てきた時に、
Yさん:「私、“カニ”って漢字で書けますよ。えへへ~。」
いよいよ高3になったYさんが、“嫌味のない爽やかなドヤ顔”をしながら、話してくれました。
Yさん:「先日、文学史の小テストがあって覚えたんです。小林多喜二の作品名にも出てきたので。」
そう言いながら、彼女が書いてくれたのは・・
“蚕”工船。
小池:「それじゃあ、蟹(かに)じゃなくて、蚕(かいこ)にならない?“お蚕さんを満載した船”なんて、あんまり乗りたくないよ~。」
Yさん:「うわーん!小テストでそう書いちゃった・・。あ~あ、減点だぁ。」
小池:「まあ、まあ、ドンマイ!」
Yさん:「でも~、2つとも雰囲気が似ていませんか?紛らわし過ぎますよ。」
小池:「そ、そう?」
もしかして、私の感覚は正常ではないのか?と一瞬思いそうになりました。
「でも、物語の舞台で考えたら“オホーツク海”と“桑畑”の違いだよ・・」
そんな、ツッコミを入れようとした時、
Yさん:「子どもの頃は、お蚕さんを見ると、とても癒されました。」
小池:「へえ~、私は、正直苦手だったけど。なんか、不気味というか・・。」
Yさん:「特にひっくり返して、たくさんの足を見ると、もう超可愛すぎて、超~癒されました~。」
小池:「・・。」
私の感覚は正常であると、安堵しました。