月見そば
「私は鳥になりたい」
文法的うんぬんはさておき、秘めたる思いがあふれ出ている素敵な作品です。
天性の詩人か?それとも、青春を謳歌する中二病?
おそらくは、目の前に迫ってきた夏期講習に対する現実逃避かと。
真相は、本人のみぞ知ります。
☆ ☆ ☆
蒸し暑い日が続きます。
こういう時こそ、私はアツアツの「月見そば」が食べたくなります。
武蔵境駅がリニューアルし、駅中にそば屋が誕生して以来、その癖が悪化してしまいました。
もちろん、暑い日にそんなものを食べて授業に臨んでしまったら、生徒たちにおぞましい中年の汗をほとばしる青春の汗を、まき散らすことになります。
だから、着替えの半袖は、常に持参しています(キリッ)
☆ ☆ ☆
「月見そば」って、本当にお得ですよね。
一杯で二つの味わいを楽しめるんですよ。
最初の半分は、黄身を混ぜずに純粋にスープとそばを味わう。
後半の半分は、黄身を混ぜて、まろやかでコクのあるスープとそばを味わう。
もう、お得すぎて困ってしまいますね。
ただ、「月見そば」を注文すると、どうしても20回に1回くらいは、“避けられない事故”に遭遇することがあります。
誰もが一度は経験し、涙を飲んでいる事故。
そう、
初めから黄身が割れている…涙(店員さん、勘弁してくださいよ)
そうなると、強制的に“まろやかでコクのあるバージョン”しか味わえません。
私は災難に遭遇すると、必ずその日の授業で、生徒たちに当たり散らす同情を求める習性があります。
つい先日、久しぶりに、その事故に遭遇してしまいました。
いつまでたっても心が大人になれない私は、言うまでもなく、授業中に愚痴り同情を求めました。
そんな中、ある生徒が、
「先生は、選択の自由が奪われてしまったのですね!」
小池:「…。」
彼は最近、“公民”の勉強にはまっています。