Marking the 6th Anniversary!
本日2019年3月27日、ジャムスクール武蔵境は、開校6周年を迎えました。
開校時に中学1年生(厳密には小6)だった生徒が、いよいよ、大学1年生になります。
そう考えると、ずいぶん時間が経ったなあ、と感じられます。
嬉しいことに、開校時に中学3年生(厳密には中2)だった生徒で、いよいよ大学3年生になる吉田先生から、今年も素敵なお花と美味しいスイーツを頂きました。
毎年、本当にありがとうございます。
ここで一つ残念なお知らせなのですが、吉田先生は、4月からカナダに1年間留学されてしまいます。そのため、今年度はジャムで授業ができません。
勉強に対して真面目な生徒だけでなく、不真面目な生徒からも支持されていただけに、ジャムとしては残念で仕方ありません。
1年後、カナダ人となった吉田先生に会える日を、皆で楽しみに待ち続けましょう。
☆ ☆ ☆
この1年は異常事態のない平穏な年でした(ある意味、これこそが異常事態ですが)。ただ、年が明けてから、少し考えさせられたことがありました。
それは、今年ジャムを卒業する一人の女生徒にまつわります。本編は4月以降に改めて掲載します。今回は導入部となります。
中2の英語教科書の最後の方に「Zorba’s Promise(ゾルバの約束)」という物語が登場します。
これは「カモメに飛ぶことを教えた猫」という原作の本が、4ページに短縮されたものです。
素晴らしい内容で、ラストのシーンとか、私は朗読するたびに涙腺が決壊してしまいます(生徒にバレないように、必死にごまかしていますが)。
教科書の最後の方なので、この授業を終えると「今年度も終わりかあ~」という気持ちと「今年もラストシーンの朗読は、無理だったなあ~」という反省に浸ります。
物語の途中、黒猫のゾルバが、自分の子どものように育てたカモメのラッキーに言ったセリフ、
「Cats do cat things. Gulls do gull things.(猫には猫のやるべきことがあり、カモメにはカモメのやるべきことがある。)」
これはさり気なく哲学的で「生きることについての問い」だと思えますし、その後に続くセリフ、
「Each is different. Each is good.(みんなちがって、みんないい)」
これなんて「金子みすヾ」の詩ですか?と思えてしまいます。
素晴らしい“フレーズ”というのは、万国共通なんでしょうね。
私はこの物語を愛して止まないのですが、毎年生徒たちの反応は、
「まあまあかな。」
と、ごくあっさり。
自分の感覚がずれているのか?と少し不安にもなっていました。
それゆえ、この原作の「カモメに飛ぶことを教えた猫」が4月から「劇団四季」により全国公演されると知った時は、思わずガッツポーズでした。
導入部は以上です。
それでは、いよいよ当塾は7年目のスタートを切ります。今年度も全力疾走で駆け抜けてまいります。
日々是暴走のジャムスクール武蔵境を、今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。