静寂とサプライズ

深夜、帰宅後に手を洗おうとしていた時のこと。

「あれ、いつまで待っても冷たいなあ~。あっ、給湯器のスイッチ、押してないや~。」

凍える手でスイッチを押して、再び蛇口の前へ、

「あれ、今日はずいぶんのんびりペースだな~。ていうか、ぜんぜん暖かくならない。」

「え、もしかして、給湯器が故障?えーっ、ちょっとぉ、マジで勘弁して~。こんな寒い日に風呂に入れないなんて~(だんだん、オロオロし始めてくる)」

ふと蛇口を見て、

「あ、の方を回してた。」

めでたし、めでたし。(ある意味で、頭がめでたい!)

☆ ☆ ☆

都立高校の合格発表、そして大学受験組のアンカーを見送り、現在の教室は、束の間の静寂を迎えております。

「さあ、春期講習までの2週間は、とことん給料泥棒を楽しむぞー!」と私は気合い満々。

ところが不思議なことに、気付けば毎日平均3コマは授業をしている気がします。これはどう考えても、時間割作成者である当塾のCEOエンちゃんの嫌がらせ以外の何物でもありません。

さて、本題となりますが、「合格そくほー new」のコーナーでお知らせしている通り、今年度は中学3年生全員が、第一志望に無事合格を果たすことができました。

ナンダカンダいっても、ふたを開けてみたら、出願した高校の全てに合格できていた!という喜ばしい結果です。

「どうせ、受かりそうなところしか、受けさせていないんでしょ!」

そんな悲しい解釈をされる人もいるかと思われます。でも何を隠そう、当塾には今年度も、チャレンジ受験組が例年並みに(いや、それ以上に)存在しております。

最後の最後まで諦めずに志望校に戦いを挑み、その結果「信じられない合格をねじり取る!」これ以上の快感って、他に存在するのでしょうか。

塾講師(*私)にとって、これこそ、極上のご褒美(*アルコール摂取に次ぐご褒美)であることに、間違いありません。

新高1生の皆さん、本当によかったね!

☆ ☆ ☆ ☆

「本当に、一体、一対、一帯、一隊、いったい、ど・う・い・う・こ・と ですか?」

先日行われた英検の合格発表ですが、これも、かなりサプライズな内容となりました。

➡年末のブログでも紹介した「英語学習の常識を、良い意味で破壊し続けている」中1生が、そのまま快進撃を続けて、今回は準2級を突破しました。

特に、私が思わずトイレに逃げたくなってしまうほど驚いたのは、1次のライティングが満点だったこと。

年末ブログの繰り返しとなりますが、彼の文法に関する持ち駒は、中1終了の知識と、ラスボス関係代名詞の”さわり”だけですよ。

だから、もう“わけワカメ”すぎて、頭の処理が追いつきません。私の中で、彼はスーパーサイヤ人に昇格しました。

そしてもう一人、高校生から準1級の合格者が出ました。帰国子女といった反則枠特別枠ではなく、紛れもない純ジャパ枠です。

私にとっても、今までは最上位でも2級までの需要だったので、準1級はとても新鮮で、対策授業はわくわく感を抑えきれませんでした。

1次のライティングでは、惜しくも素点であと1点で満点でした(講師としては、これが一番嬉しかったりして…、コラ!)。やったね、おめでとう!

 

あと2週間もすれば、当教室は9周目のゴールテープを切って、開校10周年に向かって走り始めます。今回は生徒の皆さんから、素敵な追い風をプレゼントされた思いがします。

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