Marking the 10th Anniversary!

ついに10周年を迎えました!

2023年3月27日、日々是暴走のジャムスクール武蔵境は、とうとう創立10周年を迎えました。

さっそく知人のタイガーマスク様から、お祝いの立派な胡蝶蘭が届いております。

その正体を知るのは私とエンちゃんだけという”謎に包まれた”タイガーマスク様ですが、これまで1周年、3周年、5周年、7周年とお祝いを送っていただきました。

今回は10周年ということで、なんか胡蝶蘭のグレードが高くなっています。本当にありがとうございました。

胡蝶蘭を見るたびに、10周年を迎えた喜びを嚙みしめられそうです。

もちろん「初心忘れるべからず」で、これからも授業に臨む所存です。

ビッグサプライズ!

そして、な・な・なんと、社会人になった吉田先生からも、お祝いのお花が届きました。

吉田先生は、これまで3月27日を迎えるたびに、当塾にお花をプレゼントしてくれました。

ただ、今は生徒としても講師としても卒業されています。だから前回の9周年が最後であると思っていました。

もう、びっくりです。もう、びっくりです。(大切なことなので2回言いました)

彼女はもちろん勤務中なので、なんと、お母さまが代わりに届けに来てくださいました。

完全に想定外のサプライズに、驚きと喜びのハイパーブレンドミックスレモンサワー状態(何を言っている?)です。

本当に、ありがとうございました!

☆ ☆ ☆

「10年ひと昔」とは言いますが、立ち上げ当時のことは、昨日のことのように覚えています。

2013年の2月、この教室は、まだイタリアンレストランでした。

現在エンちゃんや講師の先生が陣取っているスペースは、もともとお客さんの食事用テーブルが並んでいた場所で、私がいるスペースと自習用スペースは、もともと調理場でした。

私のホワイトボードの背後にある壁の中には、実は水道管が埋め込まれています。

内装がすべて撤去されてスケルトン状態になった室内を、エンちゃんとポカーンと眺めていた時のことが、昨日のことのように思い出されます。

3月上旬、何もないコンクリートの空間から教室作りが始まりました。

あれから10年。

創立10周年を迎えるにあたり、10年前の開校前後に私とエンちゃんがやっていたことを、一通り書き出してみました。

2013年3月24日 ― 引っ越し当日。バーミヤンで朝食。スープがお代わり自由で大はしゃぎ。その後、西東京市をぶらぶら散策。

3月25日 ― 井の頭公園で花見。その後、ちょっとおしゃれなお店でランチ(何をやっているんだ)。

3月26日 ― 午前中は談笑(だから何やってんだよ)。夕方になって以降、慌てて教室内に机を並べる。

3月27日 ― 開校。水道工事でトイレが使えない。授業している教室の中で、業者が電話線の設置をしている。プロバイダー業者の手配ミスで、インターネット回線がつながっていない。

3月27日~31日 ― 正面にブラインドがまだ設置されておらず、歩道から教室の中が完全に丸見え状態。動物園の動物の気持ちをみんなで体験する。

書き出さない方が、良かったかもしれません…(汗)

エンちゃんに開校当時の思い出を尋ねてみたところ、「とにかく必死だったことだけは覚えている」と、”らしからぬ”真面目なコメントを頂きました。

この塾は、エンちゃんと私、そして引き連れてきた3人の講師と若干名の生徒でスタートしました。

数年後には、立ち上げ当時の生徒が講師になりました。そして今度は、その講師に教わった生徒が、侍ジャパンが優勝を決めた22日に新人講師としてデビューしました。

生徒たちに恵まれて、この地において個性的な塾として着実に根を張ることができました。

10年前は正直、こういう展開に進むとは想像もしていませんでした。あらためて、コロナ禍に入ってから実感した「人間万事塞翁が馬」が思い出されます。

年末のブログでもお伝えした通り、これを書いている私(小池)は、隣人の騒音トラブルにより、25年以上住みなれた杉並区を追われてしまい、小金井市の住民となりました。

そのため、20年以上に及ぶ中央線の通勤生活に幕が下ろされましたが、引っ越し後に”運命”を感じたのは、最短の自転車通勤コースが、エンちゃんの生まれ育った旧桜堤団地(現在はUR住宅)の真横の道路を通っていくということ。

この塾で働く人間としては、ある意味で毎日が”聖地巡礼”なんです(笑)。エンちゃんが生まれ育った場所を毎日眺めながら出勤することになるなんて、10年前は逆立ちしても想像できませんでした。これも一種の「人間万事塞翁が馬」と言えるでしょう。

WBCで侍ジャパンが優勝した3月22日、その道路沿いの桜並木は満開でした。

翌23日、雨が降っていたので電車で通勤したのですが、その日は油断して終電を逃してしまい、運動を兼ねて通勤コースを歩いて帰ることになりました。

前日に満開だった”聖地”沿いの桜並木は、まだまだ花をたくさん残しており、眩いばかりの夜桜となって道を照らしていました。時刻は深夜1時過ぎ。当塾がこの地に引っ越してから、満10年の日付をまたいだ直後のことです。

気が付くと、私は吸い込まれるように夜桜を眺めていました。人も車も通らない深夜1時過ぎの路上で、不思議なほど清々しい気持ちに包まれながら、桜を愛でていました。

こんなに素直な気持ちで桜に魅了されたのは、生まれて初めてでした。10年間がむしゃらに突っ走ってきたことへの、ご褒美のようにも感じられました。

10年後の2033年3月24日、我々は何を思い、何を見ていることでしょう。今は全く見当もつきません。

ただ、一つだけ分かることは、毎日を一生懸命に歩み続けていけば、きっとまた、今は想像もつかないワクワクする未来が待っているだろうということ。

そう信じて日々生きていくことが、いわゆる”生きがい”ってやつではないのかと、今は思えるようになりました。10年の歳月を経て、この中2病も少しは大人になりました。

一日一日が生きがい!そう噛みしめながら、さらなる歩みを続けていきたいと思います。

それでは、今後とも日々是”青春”のジャムスクール武蔵境をどうぞ宜しくお願いいたします。

2023年3月27日23時

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