激動の社会を
一気に寒くなってきました。無性に暖かいものが食べたくなる季節の到来ですね。
私も例にもれず、暖かいラーメンが食べたくなって、久しぶりに近所の中華食堂へ向かいました。
私の記憶では、そのお店で提供されるラーメンには、チャーシューが3枚付いています。
そのため、ラーメンを食べる際の”チャーシュー・マネージメント”が非常に容易でした(笑)
普通のお店だと、ラーメンのチャーシューは1~2枚が妥当です。そのため、毎回どのタイミングでチャーシューを味わうべきか、意外と苦労します。一般的には、麺をある程度食べ進めた中盤あたりでしょうか。
でも3枚揃っていると、いきなり最初の1枚目を頬張ることもできちゃいます。なんという至上の贅沢!(これって、学習塾のブログだよね?)
この贅沢を久しぶりに味わうぞーっ、とワクワクしながらカウンター席で待っていました。しかし、今回は少し違う結果が待っていました。
店員:「お待たせしました~。」
さあ、きたきた~♪
箸を取ってレンゲを手に持った瞬間、私は目の前のドンブリを見ながら一瞬硬直しました。
チャーシューが2枚しか乗っていない…。厚くなって2枚に、という訳でもありません。
「え、まさかっ、ミス?それとも、仕様が変わったのか?」
店員さんに原因を確認をしたかったのですが、いい歳した”おぢさん”が、そんなこと恥ずかしいこと聞けますか?(チャーシューが1枚足りなかったことをブログに書いている時点で、十分恥ずかしくないか?)
ふと思い出したようにメニュー表の写真を見ると、いつの間にか2枚に。
「まじかーっ、物価高の影響が、ここまで来ていたのかーっ!」
チャーシューが1枚減ったことで、私は昨今の激動する日本の社会情勢を、パーソナルな視点から認識させられた思いがしました。(なんか、言い方だけはカッコいい)
そんな激動する社会を生き抜く為に、まず我々が越えなければならない最初の課題は、難易度の上がった”チャーシュー・マネージメント”を成功させること。
手持ちの貴重な2枚を効率的に、かつ効果的に味わうべく、口に入れるタイミングを探求しつつ、麺をすすりました。
約10分後、
「まだまだ、この激動社会を生き抜けられそうだ!」
店を出た後は、心地よい満腹感と達成感に満たされながら、意気揚々と教室に向かいました。(だ・か・ら、これって、学習塾のブログだよね?)