勇敢な桜堤の戦士
彼は、ラグビー日本代表のユニフォームに袖を通していた。
肩で風を切り、仲間とともに国歌を聞きながら、試合前のグラウンドに立っていた。
試合は緊迫の一進一退の状況。
「ここでトライを決めれば、勝利だ!」
仲間から託されたボールを胸に、彼はゴールライン目指して突っ込む!
そして、トライの瞬間、思いきり上半身を起こした。
ゴツン!
夢の中のトライとともに、机に頭を強打。
そう、これは夢だったのです。
現実世界では、額を切ってまさかの出血。
授業には絆創膏を貼って登場し、生徒たちには
「目標には本気でトライしろ!」
と、相変わらず熱く語っていました。
「夢の中でも全力で生きる男」、それが当塾の代表。
*フィクションであってほしいところですが、これは実話です。