分別と分別を分別する
今はもう昔の話。
とある生徒が、sensible(分別がある)という英単語が使われた例文を見ながら、不思議な顔をしていました。
とある生徒:「“分別のある行動”って?」
小池:「“善悪をわきまえた行動”ってことだよ。」
私の返答に対して、その生徒は、ますます不可思議な表情になりました。
とある生徒:「つまり、朝のゴミ出しで、人の善悪は決まるんですか?」
・・しばらく唖然としましたが(ある意味では、当たっていますので)、
やっと、生徒の言わんとすることが理解できた時、
小池:「ゴミは、分別(ぶ・ん・べ・つ)! こっちは、分別(ふ・ん・べ・つ)!」
とある生徒:「うわぁ、まじかぁーっ! 漢字が同じとか、マジでズルイっすよーっ!」
あれから、○×年が経ちました。
昨日、高校生のT君が、“sensible”の意味について質問した時、私は突然、このエピソードを思い出しました。
小池:「つまり、漢字は同じでも、読み方で意味が変わるんだよね~。しっかり使い分けないとね~。」
と、思い出話を伝えたところ、
T君:「つまり、状況に応じて、“ふんべつ”と“ぶんべつ”を、きちんと分別(ぶんべつ)することが、大切なんですね~。」
小池:「座布団一枚!」
☆ ☆ ☆
新高1となったS君。初めての定期試験に向けて勉強していました。
彼の英語の教科書をのぞき込んだ時、
小池:「ああ、Big Diaper(ビッグ ダイパー)なんだね。」
と声をかけると、
S君:「Big Dipper(ビッグ ディッパー)です。」
間髪入れずに、読み間違いを訂正されました。
このやり取りは、デジャビュでした。
というのは、➡ちょうど一年前に・・・(クリックすると移動します)
・・だったからです。
私は、昨年と全く同じ時期に、昨年と全く同じ過ちを、再び繰り返したことになります。
今年も、夜空に“オムツ”を堂々と浮かべてしまいました。