前回の続きになります)

更に悪循環なのは、「以前だったら合格していた受験生」が浪人せざるを得なくなり、学力を高めて再チャレンジしてくること。

そうなると、現役生には、恐ろしい現実しか待っていません。

かなり大雑把に言ってしまうと、以前なら早慶に合格できた生徒がMarchに、Marchに合格できた生徒が日東駒専に、合格できなくなってしまったんです。

現場では、まさに阿鼻叫喚地獄絵巻が繰り広げられています。

☆ ☆ ☆ ☆

さて、そのような犠牲を払った結果、肝心の地方に学生は流れているのでしょうか?

ぜんぜん流れていません。

むしろ、都市圏でこれまで人気のなかった大学に、“例年よりも学力の高い学生”が入学せざるを得なくなり、そういった都市圏の大学は喜んでいるとか。

本末転倒、というか、それよりも酷い状況です。

そして2020年からは、いよいよ新しい大学入試制度へ突入…。

そりゃあ、誰だって大学の付属へ入っておきたくなりますよ。

ちなみに、あの尾木ママは、このような「大学の定員抑制」に対し、「学びの自由を奪っては地方創生にはつながらない。世紀の愚策だ」と1年前、週間文春の記事でお怒りになられておりました。

尾木ママの「虎の威を借りて」言うならば、ポンコツ大人たちが愚策連発するから、若者が未来に希望を持てなくなるのです。

自分を含めたポンコツ大人は、いい加減、その事実に目を向けるべきではないでしょうか?