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今年を振り返って2020(3) 12月31日
(前回の続きになります)
まずは、自転車で通勤するようになったおかげで、脚がつりやすくなりました行動範囲がグンと広がりました。
例えば通勤途中、小さな公園に立ち寄ってみたり、ちょっぴり遠回りして“玉川上水”沿いの道を走ってみたり。
以前はまったく足を運ばなかった場所を探訪するようになったことで、この歳になって初めて、自然を愛でるようになりました(笑)
先日は武蔵野市と西東京市の境目で、高校時代に大好きだった「とあるラーメンチェーン店」を発見。およそ30年ぶりに、変わらない懐かしのメニューを口にしました。
コロナ禍がなければ、おそらく自転車を買うことはなかったはず。こういったささやかな“福”に出会うこともなかったでしょう。
ある意味で、これは小さな「塞翁が馬」なのかもしれません。
☆ ☆ ☆
さて最後に、前回途中で放棄したテーマに戻ります。
人間の経済活動の禍福というものは、コロナ禍の明暗で見えたように、残念ながら自助努力が遠く及ばない大きな力に左右されてしまうようです。
「塞翁が馬」という自身の力ではどうにもならない運命のいたずらによって、私たちは今後も、悲し涙や悔し涙、そして運が良ければ、嬉し涙を流すのでしょう。
でも、だからこそ、私たちは下を向かずに歩き続ける必要があるのではないでしょうか?
つまり、上を向いて歩こう♪(←コロナ禍で再び脚光を浴びました)
スキヤキソング♪の歌詞では、“涙がこぼれない”ことを推奨していますが、私はこの際、“こぼれてしまっても”構わないと思っています。
だって、どんな涙だって、それは「塞翁が馬」の気まぐれにすぎないのだから。
大切なのは、どのような涙がこぼれようとも、思いつめずに前を向くこと。
立ち上がって背筋を伸ばし、再び歩き出すこと。
そして、自分にできることを続けていくこと。
それが、「人間として生きていくということ」であると、私は信じます。
— 人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)—
「だったら、ジタバタせずに、上を向いて歩こう♪」
そう心に決意しながら、新しい年を迎えたいと思います。
☆ ☆ ☆
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
それでは、マスクをした生徒の皆さん、
マスクをした保護者の皆さま、
マスクをしたご近所の皆さま、
そして、いつも素通りされるマスクをした通行人の皆さま、
今年も本当にお世話になりました。来年も引き続き、よろしくお願い申し上げます。
皆さまが、実りある2021年を迎えられますように。
よいお年を!
今年を振り返って2020(2) 12月28日
つい先日のこと、
小池:「あれっ、この話って、塞翁が馬?」
高3生のF君と英語の長文問題を一緒に和訳していた時、思わず声を出してしまいました。
というのは、長らくコロナ禍を過ごす中で、この有名な故事成語が、心の片隅に鎮座するようになっていたからです。
人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)
ある時、老人が飼っていた馬が逃げてしまいました(不運な出来事)
しかし数か月後、この馬は足の速い駿馬を連れて帰ってきました(幸運な棚ぼた)
ところが、この駿馬に乗った息子は落馬してしまい、脚の骨を折ってしまいました(不運な出来事)
しばらくして“いくさ”が始まりました。多くの若者は徴兵されて戦死しました。しかし息子は骨折のため徴兵から逃れ、生き延びました(骨折は幸運だった)
「幸不幸は予期できない。何が禍福に転じるか分からない。」という話です。
「悪いことの後には良いことがある。その逆もしかり。」といった解釈もあります。
ざっくり言えば、「何があってもジタバタしなさんな。」
そんな教えであると、私は思います。(ざっくりしすぎだろ!)
“何が禍福に転じるか分からない”という事例は、現在のコロナ禍においても、わずかに垣間見えます。
例えば、「テレワーク・巣ごもり需要」を追い風にして、特定の業種は業績を伸ばしました。
売上が激減して悲鳴を上げている個人の飲食店や、万策尽きて倒産していく会社を尻目に、そういった業種はボーナスがアップしました。
ところで、そんな勝ち組の方々は、昨年のうちから現在のコロナ禍を予見された上で、経営戦略を立てられたのでしょうか?
皮肉な言い方ですが、今回手にされた業績は「棚ぼた」によるところが大きいはずです。
そういったことを思ってしまうと、
「結局、人間の経済活動なんて塞翁が馬。お釈迦様の手の上で踊らされている孫悟空のようなもの。」
と、考えるようになってしまい、
「結局、自助努力って一体何なのさ?それって、うまいのか?」
と、脱力感に包まれます。
おおっと!せっかくの年末。暗い話は避けたいところです。
だから気を取り直して、あくまで個人レベルですが、コロナ“禍”で出会った小さな“福”を、最後にちょこっと紹介したいと思います。(続く)
今年を振り返って2020 12月25日
今年は、社会全体が劇的な変化を強いられた1年でした。
当教室においても、劇的な変化がありました。それは言うまでもなく、オンライン授業の導入です。
オンラインにはデメリットもありますが、それを十二分に補ってくれるメリットに恵まれました。
まずは、生徒がどこにいても授業が可能になったこと。
夏期講習では、帰省先の実家からオンラインで授業に参加した生徒や、学校の空き教室からアクセスしてきた強者まで現れました。(←これはすぐに止めさせましたが 汗)
所在地に関係なく授業ができるようになったことで、以前ならば間違いなく“通塾圏外”であった地域からの入塾者が生まれるなど、生徒のプチ多様化も見られました。
最も遠方の生徒は、3年前に福岡の高校に進学したジャム生。東京の大学を志望しているとの連絡を受け、さっそくAO入試に向けて小論文の添削と面接練習をオンラインで行いました。
「最初で最後の対面授業」が実現したのは、彼が上京してきた入試前日のことでした。
以前では考えられないようなドタバタしたAO入試対策でしたが、入試本番の1週間後には、嬉しい吉報が届きました。今後への大きなヒントになりそうです。
また、オンラインで小論文添削を行う中で、板書に関してはキーボードでタイピングした方が圧倒的に時間が節約できることに気付きました。
エンちゃんにそう伝えたところ、
高橋:「だったら、これから小論文の授業は、教室でもオンラインでやろう!」
小池:「…。目の前に生徒がいるのに、パソコンに向かって話すんですか?」
さすがに却下となりました。
☆ ☆ ☆
現在、ほとんどの生徒は対面授業に戻っていますが、オンラインのまま受講を続ける生徒や、“時々オンライン”に変更したりする生徒もいます。
“時々オンライン”に変更する理由としては、
「寒くて家から外に出たくない」といった“甘えた”ものから、「風邪気味だから」又は「今日はエンちゃんの顔を見るだけの気力が残ってない」といった“正当な”ものまで、十人十色。
ちなみに私は、12月中旬以降「超寒~い。オンライン帰宅した~い!」と、エンちゃんに駄々をこねております。(続く)
冬至は遠からじ 12月19日
最近、めっきり寒くなってきました。
その日の最高気温と最低気温が、共に1桁台ということも珍しくはありません。
言うまでもなく、自転車に乗っている時に顔に当たる風は、“冷たい”から“痛い”に昇進しておりますが、
「今を乗り切れたら、冷え込みが最も厳しくなる1月下旬になっても、何とかなるだろう。」
と、意欲的に自転車通勤を継続しております。
それに、気温がグッと低くなった帰り道って、実は走り出して10分もすれば、寒さを感じなくなってくるんですよ♪ だから問題ありません。
その理由は、
1.「体が温まってくるから」
2.「麻痺して何も感じなくなってくるから」
さて、どちらでしょう?
☆ ☆ ☆
中3生のK君が、英単語当てクイズみたいな問題に取り組んでいました。
問題は「家族や友人と行って食事をする“R”で始まる場所はな~んだ!」
というもの。
正解はもちろん、Restaurant(レストラン)。
K君が答えをひらめき始めたその瞬間、隣りに座っていた高校生U君が、
U君:「Round 1(ラウンドワン)ですか?」
K君&小池:「…。」
小池:「君は家族と、いつもカラオケやボーリングをしながら食事をするのかい?」
☆ ☆ ☆
今年もあと2週間弱。
以前はクリスマス直前まで忘れることもあった「冬期講習の掲示」ですが、今年は忘れることなく、例年よりも早く掲載いたしました(キリッ)。やればできる子なんです。
奇遇な風景 12月11日
なんとなく教室を巡回していた時のこと。
手に握っていたホワイトボードマーカーを、うっかり落としてしまいました。
考えてみれば、マーカーを落とすなんて10年以上記憶にありません。
感慨に浸り始めた2秒後、
「こ、こ、これは!」
目の前に映った光景に、勉強中の生徒からも、歓声と笑い声が湧き上がりました。
わずかに壁に寄りかかってはいますが、ホワイトボードマーカーが直立していたのです。
小池:「た、た、立ったーーっ!クララが立ったーーっ!」
こんなことってあるんですね。今でもビックリ。
☆ ☆ ☆
22時40分を過ぎた頃、居残り勉強をしていた高校生のS君が、帰り支度を始めました。
高橋:「あれっ、もう帰っちゃうの?」
S君:「今日は45分までって決めていたので。ちょうど問題のキリもいいし、このへんで終わります。」
高橋:「まだ“4分”も残っているじゃないか?あと“100問”は解けるだろ!」
と、意味不明な冗談を言ったところ、
隣りにいた高校生Yさん:「じゃあ、まず“せんせー”が解いてくださいよーっ!」
と、まさかの真面目なツッコミが横から入りました。
完全に想定外だったツッコミだったゆえ、一瞬たじろいだエンちゃん。そんな時、当人のS君から救いの手が差し伸べられました。
S君:「あ、小学生の計算ドリル持ってきましょうか?」
今年も残すところ、あと20日ですね。
12月に入りました 12月4日
12月に入りました。高校生の期末テストは佳境を迎えています。
Iさん:「え~、放課後も授業するんですか~?そんなのやだ~。」
高橋:「だって、このままじゃ間に合わないだろ!もし、おうちの人が迎えに来られないのなら、俺が送っていく。」
Iさん:「もっとやだ~。」
☆ ☆ ☆
中1生が指さす日本語の英単語を聞かれて、
小池:「あ、島ね。これはスペルに気を付けよう。」
と言いながら、白板にでかでかとisland(アイランド)と板書しました。しかし、何か言いたげな様子。
小池:「ん?どうしたの?」
生徒:「あ、あの~、え~と…」
小池:「遠慮しないで、どうぞ!」
生徒:「はい。島じゃなくて、鳥です。」
小池:「あ、あの~、え~と…」
そろそろメガネを新調した方が良さそうです。
☆ ☆ ☆
「彼女は秋田で生まれました。」
そう書かれたM君の答案を見て、
小池:「彼女は畑で生まれただとぉ~、なに寝ぼけてるんじゃ~!」
秋田 → 私の脳内変換:禾火田
明日にでもメガネを新調した方が良さそうです。
楽園の教室 11月27日
公立中学の期末テストが終了しました。
とは言え、安堵する間もなく、現在は高校生の期末テスト対策に追われています。
毎年のことですが、秋以降は、常に何かしらの対策に追われる状態が続きます(泣)
☆ ☆ ☆
「第二パラグラフを、もう一回読んでごらん!」
国語にしろ、英語にしろ、読解問題で生徒が不正解を選んだ時は、ヒントになる箇所を指摘した上で、もう一度チャレンジしてもらうことがあります。
そういう時によく使われる言葉が、国語の授業では段落で、英語の授業ではパラグラフです。
中3生のM君が、このパラグラフ(段落)という言葉を、
M君:「分かりました。第二パラダイス(楽園)ですね。」
と、絶妙な言い間違えをしました。
お互いに大爆笑した後、私は悪乗りしてそのまま使い続けることに。
小池:「そう、第二パラダイスだよ。」
挙げ句の果てには、
小池:「え~と、第三楽園にもヒントがあるよ♪」
と、日本語に逆輸入する始末。
そんなふざけたやり取りをしている時、ふと気付くと、エンちゃんが入口で誰かと小話をしている風景が目に入りました。
どうやら、宅配業者の方のようでした。
「もしかして、聞こえていたかな・・(汗)」
パラダイスならまだしも、楽園はちょっとな~。あ~あ、いい歳した大人が恥ずかしい~。失敗したぁ~。
楽園で失敗かぁ~。これが本当の失楽園?
― 山田さーん!座布団全部、持ってってーっ!
日常風景 11月13日
小4生:「せんせーの誕生日っていつですか?」
高橋:「8月35日だ。」
当塾は、本日も平常運転です。
☆ ☆ ☆
ただいま、公立中学3年生にとっては内申点を決める期末テストの直前期に入っております。
ただ、英検2次試験が今週末という、かなり意地悪なスケジュールだったりします。
現在、講師の方々におかれましては、通常よりも早く出勤していただき、授業前に「2次面接練習」を担当してもらい、授業終了後には「2次面接残業」を担当してもらうという、完全なブラックシフトになっております。
あと2日です。もう少し、あと少しの辛抱でございます。くれぐれも脱走しようなんて計画しないでください。
☆ ☆ ☆
サイドリーダーを読んでいたSさんが、文中の英単語を指さしていたので、老眼の目を凝らして見ながら、
小池:「ああ、それは“記事”だね。」
辞書を引く手間を省いてあげたつもりでした。
ところが、文脈が合わないらしく、数分後、結局自分で辞書を眺めながら、
Sさん:「せ、先生!一ミリもあってません…。」
小池:「ええっ!」
もう一度、老眼の目を凝らして見ると、記事(article)ではなく、批評家(critic)でした。
的外れな勘違いに、自分でもあきれながらも、
小池:「tとiとcが同じだよ!だから、三ミリくらいはあってるよ。」
Sさん:「・・・。」
平常運転です。
11月に入りました 11月4日
11月の到来を彩る大ファンファーレが教室に鳴り響きました。
11月2日、「明るいお兄さん」として中学生からも親しまれていた高3生のI君が、総合型選抜(旧AO入試)で合格を掴みました。
今年度の推薦入試にトップバッターとして挑んだI君。幸先の良い風を教室に運んでくれました。
今年はコロナ禍ということもあり、志願理由書や小論文の指導だけでなく、面接練習さえも、途中まではオンラインで行わなければならない状況でした。
I君にも色々と不便をかけたことと思います。それだけに「喜びもひとしお」です。
ところで、気になることが一つ。
私はI君から、合否の発表は「11月4日」だと聞かされていました。だから2日に電話が来た時は、しばらく「ぽかーん」状態でした。
なんか、ちょっぴり心配だったりもします(笑)
何はともあれ、ついに念願の大学生だね!本当に良かった。おめでとう!
☆ ☆ ☆
そしてもう一つ。
英検2級のライティングで、とうとう塾生から満点が出ました!
「リスニングで失敗したので、もしかしてダメかもしれません。」
試験当日、そう落ち込んでいたK君でしたが、結局ふたを開けてみると、ボーダーを余裕で上回っての合格。
ライティングに至っては、650点中650点という快挙を成し遂げていました。
ライティングが導入されて以来、3級と準2級では、早い段階で塾生から満点が出ていました。しかし2級に関しては「そうは問屋が卸さない」状態が続いていました。
おまけに、2級のライティングの「お題」は、導入時と比べると間違いなく難化傾向にあり、満点の夢は更に遠のいてしまっていました。
2015年 12月発表サンプル問題
「インターネットで買い物をする人が、将来はもっと増えると思いますか?」
↓
2020年7月実施 準会場
「インターネットへの投稿は、政府によって規制されるべきだと思いますか?」
タイトルを見ただけでも、“なんか”難化を感じませんか?
だから、今回の満点に関しては、しばらく興奮が収まりそうにありません。
☆ ☆ ☆
ところで、
気になりませんか?満点の答案って、どんなことが書かれているんだろうって。
だから、K君にぶっちゃけてみました(笑)
すると嬉しいことに、K君は当日の原稿の下書きと記憶を基に、答案を書き起こしてくれました。
更に、「多くの人の役に立てるのなら」と、その答案をウェブサイトで公開することにも、快く承諾してくれました。
微々たる相違はあるかもしれませんが、書き起こされた答案の内容は本番と同じだと考えて問題ないでしょう。
本来こういった眉唾な情報というのは、「さあ、当塾に来たら教えてあげるよ!」といった風に、ビジネスに絡めてお伝えするのが定石だと言われておりますが、
当塾はもともと「非常識を定石とする塾」でありますので、普通に公開しちゃいます!(なにより、現在はコロナ禍ですし、助け合いの精神が大切だと考えております。)
英検に向けて勉強されている方はもちろんのこと、その指導にあたられている方にとっても、満点の答案というのは一つの目安としてお役に立てられると思っております。
近日中に、簡単な説明などを添えて公開いたします。
“異”大な人たち 10月26日
今年塾を巣立っていった「早実JKトリオ」の妹分である高1生Tさん。
早実トリオの1人YさんのDNAを受け継ぎ、「天才か?それとも単なる天然か?」と判別がつかない不思議キャラでもあります。
授業に入る前、
Tさん:「わたし、今日、誕生日なんです。」
小池:「おおっ、16歳か、おめでとう!・・にしては、あまり元気ないね。」
Tさん:「だって、普通に学校があって、部活があって、おまけに塾もあって」
小池:「・・・さーせん(汗)」
☆ ☆ ☆
16歳の誕生日といえば、3年前、
Yさん:「せんせーーーっ、わたし~、とうとう、結婚できるんですよ~。」
小池:「え~っ!!け、け、けっこんするのっ?!」 ➡参照
Yさんと、そんな壮大なる誤解劇を繰り広げたこともありました。
ジャムペディア
Yさん:ある時は天才と呼ばれ、ある時は天然と呼ばれ、エンちゃんからは異星人扱いされた伝説のジャム生。早実JKトリオの最古参であり、残した名言・珍言は数知れない。今後10年、彼女を超える逸材は出現しないと思われる。
☆ ☆ ☆
授業に入り、
Tさんは、サイドリーダーに取り組み始めました。
The newspaper says ~のような英文の和訳について、質問を受けました。
小池:「確かに、“新聞は~と言っている”なんだけれど、新聞はしゃべらないから、“新聞には~と書かれている”と少し意訳するのもありだね。」
Tさん(ふと電子辞書を見ながら):「い、意訳って、“こういう漢字”だったんですかー?今までずっと、“異”訳だと思ってたーーっ!」
小池:「えっ、ま、まじかぁーーっ!」
Tさん:「でも、ある意味、異なっているという点では、同じですよね?」
小池:「・・・。」
ますます切れ味が増してきました。
Tさんが誕生日を迎えたその日、偶然にもYさんから、依頼していた原稿とイラスト用の写真がメールで届きました。早実JKトリオの最後を飾るYさんの体験談は、イラストが完成し次第、掲載いたします。お楽しみに。
品川区の目黒駅 10月14日
西東京市から通っている中学生のM君。
都立入試でお馴染みの3文英作を練習していました。
テーマは「あなたが紹介したい場所とその理由」。
M君が紹介したのは、東京でした。
M君の原稿:「東京には、有名な場所がたくさんあります。」
小池:「ふむふむ。」
M君の原稿:「例えば、浅草寺や東京スカイツリー、東京ディズニーランドなどがあります。」
小池:「ん?ちょっと待った!東京ディズニーランドは変じゃない?千葉だよね。」
M君:「ええっ!東京ディズニーランドって、千葉なんですか?」
小池:「ええっ!知らなかったの?」
スマホで検索を始めるM君。30秒後、
M君:「ああ、本当だーーっ!!」
と、驚いた様子。
私は“生まれてこの方、東京ディズニーランドに一度も行ったことがない”という理由で、生徒から天然記念物扱いされておりますが、そんな私でも所在地くらいは知っています。
例年、5月連休や夏休みには、「せんせー、明日、ディズニーに行くんだ~♪」と嬉しそうに話す生徒が少なくありません。
そういう時は、
「明日は東京脱出かぁ~。夢の国 舞浜駅かぁ~。うらやましいな~!(もちろん、私はその駅自体、行ったことがありませんが)」
と、ニコニコ返答しています。
銀座にないけど“中目黒銀座”、オリオン座にないけど“オリオン通り”という場所があるように、東京にないけど“東京ディズニーランド”という場所が存在するのは、既成事実なのです。
M君:「でも、やっぱり変ですよ。東京にないのに、東京ディズニーランドなんて。」
私は、自分が知る限りの実例を思い出し、
10秒後、
小池:「君は、西東京市に住んでいるよね。」
M君:「えっ、ま、まさか、あるんですか?」
3秒後、
小池:「実はあるんだ。山梨県には、なんと!西東京予○校という名前の学校が存在するのだ。ははは。」
M君:「えっ、そ、そんなぁ~。」
小池:「山梨は東京の西に位置するから、あながち間違いとは言えないね。」
M君は渋々納得した様子で、気持ちを切り替えて次の問題に取り組み始めました。
とは言え、今になって思うのは、もしM君から
「だったら、ディズニーランドは、東東京ディズニーランドになりませんか?」
そうツッコまれていたら、詰んでいました…。助かった~。
武蔵野市は、今日も平和です。
食いしん坊万歳 10月1日
私はここ十数年、朝食とほとんど縁がありません。理由は、就寝時刻が遅いから(笑)
一日の最初の食事は、たいてい昼食から始まります。
コロナ禍の前、まだ電車で通勤していた頃は、途中で気の向くままにお店に立ち寄り、“朝食兼昼食”を楽しんでいました。
しかし、自転車通勤がメインとなった今、途中“昼食”は、絶滅の危機に瀕しています。
理由は、都心部ではお店に駐輪場がないことが普通だから。
例えば、通勤途中に吉祥寺で“いい感じの店”の見つけたとしても、いったん駅前にある一定時間無料の駐輪場に自転車を置いてから、再び徒歩で向かわなければなりません。
それ以外の選択肢は、単なる違法駐輪です。「食事を終えて出てきたら、撤去されていた」という事態も十分にありえます。
つまり、よっぽど時間に余裕がある時以外、自転車通勤途中に駐輪場がない店で食事をするのは、ウルトラC難度なのです。
私は東京に住み始めて四半世紀立ちますが、都心部で自転車移動をメインとする人々の苦労というものを、今になってようやく理解した次第です。
紆余曲折を経て、今は駐輪場のあるコンビニでおにぎり又はサンドイッチを購入し、それを授業と授業の合間の休憩時間に小刻みに食べていくスタイルにたどり着きました。
☆ ☆ ☆
ジャム生になって、まだ1カ月経っていない中学生のTさん。
休み時間に、私がおにぎりやサンドイッチを頬張っている姿を何度か見ていたようで、
Tさん:「せんせいは、いつもお腹を空かせていらっしゃるのですか?」
丁寧な言葉遣いでありながらも、グサッと刺さる質問に唖然としながら(確かに入塾間もない彼女から見たら、休み時間に何かしら食べているオッサンにしか見えないはず)
小池:「い、い、いや~、そんなことないよ。実は、これは朝ごはんなんだ。」
Tさん:「???」
我ながら「訳の分からない返答」をしてしまいました。
とはいえ、Tさんは“何かしら納得”していた様子だったので、「まあ、いいっか」と少し安心。
翌日、
いつも通り、小休憩時間におにぎりを頬張っていると、
Tさん:「やっぱり、いつもお腹を空かせていらっしゃるのですね~(にこっ!)」
どうやら、すっかり食いしん坊のイメージが定着してしまったようです。
世界基準 9月22日
世界基準です
2~3日前、「ティッシュの市場が、箱なしのソフトパックへ移行している」というニュースを耳にしました。
どうやら、コロナ禍で箱ティッシュが売り切れていて仕方なくソフトパックを買った人が、その使い勝手の良さに気付き、人気が高まっているとのこと。
実は、日本では箱ティッシュが主流ですが、海外では写真のようなソフトパックが主流だったりします。
利便性の面で考えたら、断然ソフトパックなんですよ。同じティッシュの枚数でも容積は3分の2以下だし、使い終わった時に箱をたたむ必要もありません。何より、軽い。
「にわかが偉そうに語りやがって!」
激しく罵られそうですが、実は当教室では、2013年の中頃から今日に至るまで、ティッシュはずっとソフトパックを使用しています。
たとえ備品と言えども、昔から世界基準なんです(キリッ)
実際の経緯は、当時エンちゃんがティッシュをネットでまとめて大量購入した際、間違って箱なしタイプを選んでしまったというオチですが…。
現物を見た時は「ええっ!」とお互い悲鳴を上げましたが、使用していく内にその良さに気付き、今では完全にリピーターです。
☆ ☆ ☆
自宅で洗濯物を取り込んだ時、
窓を閉めると、床に葉っぱのようなものが落ちていました。
「枯葉も一緒に取り込んでしまったかな。」
手を伸ばそうとして数秒間フリーズ。顔面蒼白になりました。
それは、何とも立派な大きな蛾だったのです。
「が、が、ガ、蛾、蛾だああぁぁぁーーーっ!」
「うわ~今飛ばれたら、部屋がぁ~。大人しくそのまま床にいてくれ!」
ゴミ袋とティッシュ(自宅は箱ティッシュですが、何か?)を、大慌てで探しに行きました。
「蛾がぁ~、蛾がぁ~、落ち着け~、落ち着け~」
半分パニックになりながらも、
「もしも雌の蛾だったら、レディーガガ!」
そんなことを頭のどこか片隅で思っていました…。
人間って、つくづく不思議な生き物です。
☆ ☆ ☆
久し振りに合格体験談が更新されました。いよいよ二人目の早実卒業生が登場します!
武蔵野人情物語 9月16日
本が大好きな中学生Uさん。今年度ジャムに仲間入りした生徒の中で、間違いなく不思議ちゃん系の一翼を担う個性派キャラ。
そんな彼女が、自習時間に黙々と国語の読解問題に取り組んでいました。文章を読みながら、設問とにらめっこ。
休み時間(16:00~16:10)に入った頃、
Uさん:「あっ、4時になりましたね。じゃあ休憩しま~す♪」
嬉しそうに言うと、すぐさま自分が持ってきた本を取り出して読書を始めました。
小池:「一体、それのどこが休憩なんだい!」
仰天しながら尋ねたところ、彼女は笑いながら、
Uさん:「問題を解くために文を読むのと、楽しむために読むのとでは、全く感覚が違います。」
それを聞いて、
小池:「つまり、お寿司を食べている時に、ガリの代わりにおにぎりを食べるってことかい?」
Uさん:「・・・」
我ながら、ロマンの欠片もない発言だなあと、反省しております。
☆ ☆ ☆
とあるラーメン屋で遅い昼食をとった時のこと。
券売機の釣り銭口に、10円玉が残っていたことに気付きました。
これがもし500円玉だったとしたら、“悪魔の誘惑”があったかもしれませんが(こら)、食券を渡す時に一緒に返しました。
事情を聞いた店員が、こちらが思っていた以上に驚いたことに“驚き”ました。
早速、その店員は別のお客さんに近づいていきました。おそらく私の前に券売機を使った人でしょう。ビンゴでした。
「見つかりました。ありがとうございました。」
店員がわざわざ報告に来てくれました。今どき珍しく応対の良い人だなあ、と感心。
落とし主の方からは、会釈の一つもありませんでしたが(笑)
何はともあれ、めでたしめでたし。ということでラーメンの到着を待ちました。
5分後、
「あれ、いつもこんなにメンマあったっけ?」
ラーメンに乗っているトッピングを見て、しばし茫然。
「あ、もしかして…」
あえて言葉に出すようなことはしませんでしたが、
「そういうことかな。」
と好意的に解釈しました。当然、一本残らず美味しくいただきました。
忘れかけていた“人情”ってやつを、少し思い出しました。
10円以上の価値のある大盛りメンマと人情を胃袋に収め、足取り軽く、教室に向かいました。
9月に入っちゃいました 9月4日
8月28日、安倍総理の辞意表明を知ったのは、授業中のことでした。生徒から伝えられました。
2012年12月26日の発足以来、7年8カ月続いた長期政権の終焉。当然、夕方以降の授業の雑談はその話題で持ちきりでした。
「もう、天変地異レベルの衝撃だ。」
誰かがそう言った時、
ある生徒:「せんせー、天変地異ってどういう意味ですか?」
高橋:「はんぺんの一種だ。」
一同:「・・・。」
「その内、訴えられますよ。」
*クリックで拡大します
上の写真は2012年12月27日付のTHE DAILY YOMIURI(現The Japan News)です。第2次安倍内閣が誕生した翌日の紙面で、みんな若々しく見えます。
手前味噌な話となりますが、紙面で開催されている翻訳コンテストに自身の名前が初めて掲載された記念すべき号でもあった故、大切に保管しておりました。
☆ ☆ ☆
中学生Nさん:「なんか~、総理大臣が変わるのって、どーいうことなのか、ぜーんぜんイメージがわきません。」
小池:「??」
最初は??でしたが、彼女の話を聞くと、確かにその通り!だと思えてきます。
第2次安倍政権は7年8カ月続きました。だから中学生くらいだと、ランドセルを背負った頃から「日本で1番えらい人」といえば、ずっと安倍総理なんです。小学生だと、物心がつく前からかもしれません。
安倍総理以外に総理大臣を知らないのですから、イメージが浮かばないのは、ごもっともな話です。
ちなみに第二次安倍内閣が誕生した2012年12月26日現在、まだジャムスクール武蔵境は誕生していません。場所さえ決まっていない状態でした。第2次安倍政権は、当塾(2013年3月27日開校)よりも3カ月年上なんです。
塾の歩みと重ねて思い返すだけでも、本当に長い政権だったんだなあ、と実感します。
☆ ☆ ☆
9月1日、英検の2次試験の結果が発表されました。中2で3級や中3で2級など、チャレンジ受験の側面が強かった2次試験ではありましたが、塾生全員が合格しました。
夏期講習期間中、エンちゃんから押し付けられた“オンライン残業”を、ヘロヘロになりながらも、やり遂げた甲斐がありました。
ご協力いただいた講師の方々、本当にありがとうございました。
しばらく余韻に浸っていたいところですが、学校によっては、早いところであと2週間後に中間テストが始まります。
講師の皆さん、休みなく続投となります。くれぐれも脱走しないでくださいね!
BY ブラック塾
オンライン残業 8月10日
生徒A:「今日、早退してもいいですか?」
高橋:「整体してもいい?」
いまや平常運転となったエンちゃんの空耳ですが、
最近は、もう耳の問題ではなく、単なる脳の問題ではないか?と思い始めています。
☆ ☆ ☆
7月30日から始まった夏期講習の前期日程が終了いたしました。中期は11日(火)から始まります。
一コマ終わるたびに、消毒液で机と椅子を拭きまわる作業にも、だいぶ慣れました。
前期最終日の授業中、
高橋:「そー言えば、例年だったら今日は金魚すくい大会なんだよな~。」
毎年100人以上の参加に恵まれる金魚すくい大会ですが、言うまでもなく“密” “密” “密”状態になります。今年は泣く泣く中止となりました。
小池:「あ~あ、麦ジュースとピザの代わりに、消毒液が並んでいる。とほほ。」
考えてみると、“金魚すくい”がない夏期講習なんて、私がジャムに来てから初めてのことです。なんか違和感があります。
まあ、学習塾で“金魚すくい”を行うこと自体、そもそも違和感がある訳ですが、私は最初から違和感のある世界にいたので、むしろ違和感がないことに違和感を覚えます。(←訳が分からん…)
11日(火)は、英検1次の発表日でもあります。例年ならば発表は6月ですが、コロナ禍により、延期に延期が重なりました。
今回は、中3で2級のチャレンジがありました。帰国子女ではありませんが、自己採点では1次突破できる点数をたたき出しています。良い意味で、末恐ろしいです。
ところで、1次試験を突破した生徒達を待ち構えているものは何でしょうか?
言うまでもなく、2次面接試験対策です。
面接練習は1:1で行う必要があるため、ある程度の時間が食われます。
今回は恐ろしいことに、この2次対策を行う時期が、夏期講習期間と被ってしまいました。
言うまでもなく、夏期講習は1日の授業コマ数が通常よりも多く、かなり激務です。最終コマが終わると、椅子にバタンと座り込むくらい疲労困憊します。
小池:「どーするんですか?授業はつぶせませんよ。」
高橋:「授業が終わってから、22時以降にオンラインでやるしかないね~♪」
小池:「ブ、ブ、ブラックーーーっ!!」
前回、オンライン授業の併用は、生徒にとって大きな“メリット”であると述べましたが、講師にとっては、思わぬ“副作用”もあるようです…。
溝の架け橋 7月24日
Yさん:「ああ~、もう夏休みかー!」
高橋:「もうジャスミン茶ー?」
空耳にもほどがある。
☆ ☆ ☆
今月も、残り1週間となりました。例年ならば夏期講習に突入している時期ですが、コロナ禍の影響ってやつで、実はまだ始まっていません。
今年の夏季講習の開始日は、7月30日となります。詳細に関しては➡こちらをご参照ください。
☆ ☆ ☆
例年7月上旬に行われていた高校生や私立中学の期末テストですが、今年はコロナ禍により、ほとんどが7月末になだれ込んでいます。
そのため、現在の当塾は夏期講習が始まって忙しいのではなく、“期末テスト対策に追われて”忙しいという状況にあります。
ちなみに、テスト前に生徒で教室がごった返すという当塾の名物風景は、今は跡形もなく消えています。
それは、対面形式とオンライン形式の併用で、教室にいる生徒が自ずと一桁台になっているからです。
「日々是暴走」をスローガンに掲げる“自他共に認めるネジの外れた学習塾”ではありますが、“ソーシャル・ディスタンシング”という社会常識は、きちんと遵守しています。(*小池も相変わらず、自転車出勤を継続中。)
そういうところだけは、昔から馬鹿正直なんです。
さて、オンラインのメリットは、何と言っても、生徒が教室から去った後でも授業が可能であるということ。
都の条例により、原則、「高校生以下は、23時以降に保護者の同伴なしで家の外にいてはいけない」ことになっています。
そのため、これまでは大切なテストの前日であっても、授業は22:50までが限界でした…。でも、テストを控えた生徒たちは、その後も深夜2時や3時までがんばって自宅で一人で勉強していたわけです…。
「“その溝”を何とかして埋められないのか?」
これは長きに渡って試行錯誤しながらも、ゴールが見えない難題でした。
しかし今では、
「じゃあ、続きはオンラインで!」
その一言で全て解決されています。
授業の続きはもちろんのこと、その後にも疑問点が生じたら、即座にオンラインに入って質問ができるようになりました。
「これこそ、これ以上ない最高の学習環境だ!がはは…。」
エンちゃんは、連日大はしゃぎ。
そして毎晩、0時過ぎまでパソコンに向かっている始末です。
やれやれ…。
いずれ2時過ぎになるのは、もはや時間の問題でしょうね。
変温動物? 7月17日
昨日は曇り日で気温が低く、幾分過ごしやすい日でした。
しかし私は「自転車通勤&途中でラーメン」を敢行した後だったので、教室に着いた時は汗だくでした。
入室直後の検温の際、
「これじゃあ、今体温を測ったら、間違いなく高めに出てしまうな!」
だったら、
「これで、トントンかな。」
と、私は扇風機の強風を全身に浴びながら、検温を始めました。
2分後、ピピピ…
「さあ、どれどれ」
小池:「はい、33.6度~。書き書き~っと♪(何も気付かず表に記入)」
高橋:「ちょっと待ったーーっ!」
事態の深刻さに気付いて測り直すと、今度は34.7度。
小池:「平均すると、34.2度くらいですね。」
高橋:「絶対に、お・か・し・い・だろーーっ!」
結局、扇風機から距離を置いて再度検温を試みると、いつもの体温だったというオチでした。
扇風機の力って、意外に侮れません。
7月に入りました 7月1日
対面授業が再開されてから、そろそろ20日目を迎えます。
まだまだ少人数ではありますが、“教室に生徒のいる風景”が、徐々に戻ってきつつあります。
3カ月近く顔を合わせていなかったので、言うまでもなく、プチ同窓会状態ではありますが(汗)
また、懐かしの再会だけではなく、“初めまして”の再会?も起こっています。
それは、4月中旬から6月上旬の間に新しく入塾した生徒たちとの初対面授業。
「初めまして」の挨拶が、こんなにも“しっくりこない”状況は初めてですが(笑)新しいジャム生たちにオンラインだけでなく、対面でも授業ができるのは大きな喜びです。
ただし当然のことですが、新生徒たちはマスク姿で来塾するゆえ、顔の認識というものが難しい状況にあります。
オンライン上で二ケタ近く授業を行ってきた新生徒に対して、“君の名は?”と聞きかけたことも(小池に限る)。
その一方で、前回紹介した肉離れの生徒のように、そのままオンラインでの受講を希望する生徒も一定数存在します。
それゆえ時間帯によっては、前回のブログで紹介した“異種混合マッチ”に突入!
対面とオンラインの同時進行なんて、最初は“狂っている”としか思えませんでしたが、今はもう、普通にさえ感じられてしまいます。
“慣れ”というのは、恐ろしいものです。
☆ ☆ ☆
「こんちわー。じゃあ、まずは手洗いとうがいから!」
対面授業が再開した当初は、生徒が教室に到着するたびに、このように声をかけていました。
ところが何日も繰り返していく内に、だんだんとセリフが簡略化していき、
「こんちわー。じゃあ、いつもの!」
気付けば、居酒屋の常連の注文と大差なくなりました。
先日、私は気持ちを改め、簡略化を止めて“丁寧”な言葉で声をかけました。
「こんちわー。じゃあ、まずは“お”手洗いとうがいから!」
生徒:「??」
丁寧な言葉遣いも、使い方を誤ると、大きく意味が外れてしまいます。ご注意くださいませ。
帝国軍 6月19日
6月11日より再開した対面授業は、おかげさまで一歩一歩着実に進んでおります。
先日、とうとう私にも、当塾のCEO(最高経営責任者)であるエンちゃんから、対面授業の指令が回ってきました。
私にとって記念すべき再開の授業は、中3生2名。
ところが、その授業開始の2時間前、その内の1人から、
「久しぶりに思い切って運動したので、肉離れしちゃいましたー。マジで“痛い”っす!」
なんとも“痛々しい”電話がかかってきました。
そのため、1人は自宅でオンライン授業、もう1人は教室で対面授業という、想定外の“異種混合マッチ”が、急遽組まれてしまいました。
— 午後7時過ぎ、私は2カ月ぶりに対面授業を迎えました。
マスクにフェイスシールドという息苦しい状態ではありましたが、対面授業でホワイトボードに板書していく懐かしい感覚は、グッとくるものがありました。
これは“これでいい♪”と再確認。
その後、オンライン上の生徒の質問に答えようとパソコンに向かった時、画面の向こうにいる生徒が、驚きというよりも、笑いを懸命に抑えようとしていることに気付きました。
そうです。対面とオンラインの同時進行だったので、私はマスクにフェイスシールド姿のまま、パソコンの画面に向かったのです。
おまけに、ヘッドフォンを装着していたので、私の顔面は映画スター・ウォーズに出てくる帝国軍兵士「ストーム・トルーパー」のような雰囲気になっていました。
黒く塗ったら、ダースベーダーかな…。
2か月ぶりに 6月14日
待ちに待った6月11日、
オンラインから対面に戻ってきた最初の生徒を、エンちゃんが“マスク&フェイスシールド姿”で出迎えました。
目の前に生徒が存在する授業が(1名ですが)、2か月ぶりに再開されました。
授業を終えたエンちゃんの第一声は、
「ああ~、この感覚。久しぶり~。」
2カ月ぶりの対面授業の感覚を、じっくりと噛みしめた様子でした。
まだ1~2名ずつの超少人数授業ですが、対面授業の再開に向けて歩み始めました。
業務連絡
From 小池 to 高橋代表へ
「ところで対面授業ですが、僕の出番はいつになるのでしょうか?“なるはや”でお願いします。」
☆ ☆ ☆
オンライン授業が始まって約2カ月が経ちました。2カ月とはいえ、この新しい授業形式は劇的な変化を遂げています。
当初の私は、アナログ形式にこだわり、3枚のホワイトボードを使っていました。しかし4月下旬からは、オフィス系ソフトを画面共有するデジタル形式にスイッチしました。
このやり方が、想像以上に“優れモノ”だったからです。
文字の色付けやサイズの変更が“サクッ”とできることはもちろん、何よりも画面が綺麗で見やすい。
ピンボケの心配が一切なく、板書するために立ち上がる必要もなし。座ったままで全てが完結(こら!)
手を大きく使ってホワイトボードに書くのではなく、指で小刻みにタイピングするので、板書に費やされる時間が激減。その分、雑談の授業の内容が三蜜に濃密に。
予習先行型のクラス授業において、これはかなり強力な武器になりました。
個別授業も負けてはいません。例えば英検のライティング対策では、手書きの作品をジャンジャン写メってもらい、その場で画面共有しながら即座に添削していく速攻型授業が誕生しています。
「授業は下準備と板書が命!」と信じてやまなかった10年前の自分が見たら、間違いなく腰を抜かしている状況でしょう。
「デジタル様、これまで舐めてました。本当に、サーセン。」
今は素直にそう感じています。
念願の対面授業が再開し始めた今、
「今後、対面授業にうまくオンラインを融合させれば、学習効果が2倍3倍、いや、2乗3乗に増幅できるかも!」
今は、新しい可能性の未来予想図に、希望を膨らませています。
緊急事態宣言の解除を受けて 6月2日
6月に入りました。
緊急事態宣言が解除されたものの、まだまだ予断を許さない状況であると思われます。
そこで弊塾は、今後も引き続き9:00から22:00まで、オンライン授業などを行って参ります。
これまで通り、朝から子どもたちが勉強できる環境を維持し、子どもたちの生活リズムが乱れるのを防ぎます。
武蔵野市立小・中学校では、12(金)まで分散登校が続き、15(月)より一斉登校が始まる予定です。
それに伴い弊塾でも、来週から徐々に対面授業を再開して参ります。再開の際には、これまでにノウハウを培った双方向オンライン授業を併用することで、今までよりもさらに充実した学習環境が提供できるものと自負しております。
日々刻々と変化する社会情勢の中、一人ひとりに柔軟かつ臨機応変な対応をしていく所存でございます。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
こういう日もあるさ(2) 5月19日
*前回の続きになります。
その日のオンライン授業を無事に終え、
恒例の「有酸素運動帰宅」に励んでいた時のこと。
境浄水場の脇を通り抜けて数百メートル進んだ地点で、突然、
「がちゃgぽdじゃxxがご」
自転車から異音が発生しました。
「ま、まさか…おい。」
チェーンが外れた?
これだけだったら、何十倍もマシでした。だって、チェーンをはめればいいだけのことですから。多少手が汚れるだけです。
ところが不運にも、ギヤとホイールの間?というか、何とも絶妙なポジションにある溝に、チェーンがガチっと挟まってしまっていました。
相当強く引っ張りましたが、全くびくともしません。
何度か引っ張るうちに、手は油まみれ&若干血まみれになっていき、工具がないと“にっちもさっちもいかない状態”だと諦めました。
緊急事態宣言が発令され、多くの店舗が営業時間を短縮している状況の中、深夜に営業しているようなとち狂った自転車屋、またはホームセンターなんてありません。
まだ教室から1キロも離れていない場所&もう終電には間に合わない時間。
不遇な状況に置かれた自分を客観的に眺め、ふと頭に浮かんだ曲は、
平松愛理の「もう笑うしかない♪」(古っ!)
幸いなことに、タイヤは普通に回ってくれたので、足で地面を蹴って前に進むという乗り方で、遥か彼方にある荻窪を目指すことにしました。
時に両足で、時に右足で、時に左足で、地面を蹴って自転車を前に押し出しました。
それはまるで「子どもが初めて補助輪なしで自転車に乗る時の動作」そのもの。
5月○×日深夜、「井の頭通り」と「五日市街道」に“子ども返り”を果たした大人が出現!はたから見て、おぞましい光景だったことでしょう。
吉祥寺を1キロほど過ぎると、西荻窪の少し手前まで全体的に緩やかな下り坂が続きました。束の間の休息タイム。普段は意識しない地形の高低というものに対して、こんなにも感謝の念を抱いたのは初めてでした。
この辺りから、いわゆるランニングでいうところの「セカンドウインド」に入り、心も体も軽くなり始めました。
最後の1キロは、今日という日を振り返りながら、
「明け方の騒動に始まり、深夜の”スーパー有酸素運動帰宅”で締めくくりか…。」
セカンドウインドのおかげなのか、不思議と悲観に暮れることはありませんでした。
むしろ、汗でびしょ濡れになった自分を客観的に見ながら、25年以上前の平松愛理の名曲を口ずさみ始めていました。
「♪世界いーち、ひーらきなおーーって、鼻歌っ、もうーわーらーうしかーなーい♪」
「アハハ~、なんか楽しいなあ~。」
その後2~3日、変な箇所の筋肉痛で苦しんでいたことは、言うまでもありません。
こういう日もあるさ 5月16日
明け方トイレに起きた時、PCの電源が入れっぱなしであることに気が付きました。
電源を落とす前、何となくメールをチェックしていると、1通の英文メールが目に飛び込んできました。
差出人は、オンライン授業で使用しているアプリを購入した会社。
タイトルは「Your payment was declined」
「ええっ!!!」
いや~な予感がして、慌ててアプリを立ち上げると、
「ロ、ログインできない。」
「まじか…。これから授業どうするんだ!これって、超・長・調・腸・兆・丁・帳・蝶々ヤバいだろ~」
この状況から、メールの内容は本文を読まずとも、
「金が支払われてねーんだよ!だからアプリは使わせねーよ!」
ということだと想像できました。
すぐにクレジットカードを確認すると、登録したクレカの有効期限が2020年4月までだったというオチ…。
実はこのアプリを購入した4月上旬、いつも使っていたクレカは、紛失という恥ずかしい諸事情により、再発行待ちの状態にありました。
それゆえ、あまり使ってない別のクレカで登録したのですが、有効期限をしっかり意識していませんでした。
肝心な時に何かやらかすのは、私の人生において平常運転。
「どうしよう?ひとまずエンちゃんに電話すべきか。こんな時間だけど。」
受話器に手を伸ばしながら、念のためにメール本文に目を通してみると、
「クレカ情報の更新と、今回引き落とせなかった分を支払えば、再び使用できる」
というホッとする文面を後半部に見つけました。すぐさまウェブサイトにアクセスして実行。5分後、元通りになりました。
「エンちゃんをたたき起こさなくてよかった…。」
私の授業が消滅する事態は回避されました(誰だっ、今“え~っ”って言ったのは?)
今回の件で、「なんだかな~」と感じたのは、
このアプリ会社からの連絡事項は、購入時の請求明細書などもそうでしたが、今のところ英文のみなんです。ウェブサイトは、きちんと日本語版が存在するのですが。
幸い、現在の仕事をさせて頂いているお陰で何とかなっていますが、一般的には不便だと感じている人の方が多いと思います。
そういった方々が同じような状況に遭遇したら、一体どうしたらいいのでしょう。解決までにかなりの時間が消耗されてしまうと思われます。仕事だと、これは致命的です。
この辺りが改善されると、更にアプリの購入者が増えると感じるのですが、いかがなものでしょうか?ある意味、もうこれ以上増やしたくないとか。
いずれにせよ、この日は完全に目が冷めてしまい、仕方なくそのまま
「♪あった~らぁし~い~あ~さがぁき~た、きっぼ~おの~あ~さ~がっ♪」
を迎えました。
― しかしこれは、その後に起きた不幸に比べたら、まだ屁みたいなものでした。
(続く)
新時代の合格体験談(2) 5月13日
前回の続きになります。
つまり今回の状況というのは、
「大学付属校という上手な選択をした生徒たちが高3を迎えた」
ということなんです。
それにしても、今回は大学付属校生の占める割合が高かったなあ、と感じます。
例えるなら、付属校生が与党で、受験生が野党という状況でした。
とはいえ野党も、N国党や令和新撰組のように強烈な個性を誇った大物でしたが…。
さて、内部生と呼ばれる生徒の世界にも、どろどろした熾烈な成績争いが存在します。通常の定期テストとは別に、学部決定に大きな影響を与える実力試験に向けてしっかり勉強しなければなりません。
この実力試験というのが厄介な代物で、受験の内容に近いものがあるんですよ。
それゆえ、実力試験の直前1か月は、まるで受験シーズンのように連日授業三昧になりました。
今回特に教室を牛耳っていたのは、非常に変わり者な個性豊かな早実JKたち。
こういった経緯を鑑み、今年の合格体験談高校部のコーナーには、早実JKたちの「塾に通った感想文♪」を掲載してみようかと考えています。
塾業界でも、レアな企画だと思いますよ。
お楽しみに。
P.S.
「教室は今・・・」でお披露目した写真の中に、“パソコンの下に段ボール”というひどい風景が混じっていましたが、現在はきちんとした形になっています。
注文していた商品がやっと届いたから、というのが一応の言い訳です。
現在は、台の下からファンが風を送り、パソコンは常に冷やされている状態です。
4月の様子
5月以降(クリックで拡大)
幸いなことに、これまでパソコンが熱暴走して授業が中断したことは一度もありませんが、最近は夏日の到来を感じてましたので、“そろそろヤバいかも”と思っていました。
それゆえ、この台が届いたのは絶好のタイミングでした。
エンちゃんのデスクトップパソコンも冷却が必要ですが、ひとまず扇風機を横に置くか、筋トレを兼ねてうちわでパタパタしてもらう予定です。
新時代の合格体験談 5月9日
遅ればせながら、合格体験談の掲載がスタートしております。
似顔絵のテイストが、いい感じに新しくなりました。
掲載が大幅に遅れてしまっているのは、
「だって、生徒に会えないんだもん…」
そんな当たり前すぎる言い訳なんて、決していたしません(しているだろ…)
申し訳ございませんが、首をなが~くして、お待ちください。
さて、本年度の合格実績を眺めていただくと、同業者の方ならば、進学情報に通な方ならば、高校部について“ある”ことに気付かれると思います。
「あれ?大学付属生が多くない?」
そうなんです。何を隠そう2019年の高3生は、付属生だらけだったんですよ。ははは・・。
それゆえ今年の年始は、赤本や採点待ちの答案用紙で、講師机が占拠される恒例の儀式は見られませんでした。
以前こちらのブログで説明させて頂いたように、「大学定員厳格化」のせいで、中堅以上の私大入試は“笑っちゃうほど”難化しちゃいました。
ごく大雑把に説明いたしますと、以前なら早慶に合格できる学力を持つ生徒が、旧MARCH(明治・青山・立教・中央・法政)に合格できなくなり、旧MARCHに合格できる学力を持つ生徒が、日東駒専に合格できなくなっているんです。
誰だって、カオスの戦場に突っ込んで犬死するのは避けたいと思うもの。
そのため、ここ数年は大学の付属高校を受験する生徒が激増しています。今年なんて、もうあり得ない倍率になりました。
悲しいことに、ここでも私大入試と全く同じ現象が起きており、以前なら第1志望の大学付属高校に合格できる学力を持つ中学生が、第2、第3志望の大学付属高校に合格できなくなっているんです。
「ったく、愚策のせいで、罪のない若者たちが続々と…、」
といった怒り話は、また別の機会で。
さて、話を元に戻しますと、
(続く)
5月に入りました 5月1日
5月に入りました。
オンライン授業が始まった4月13日(月)以降、
仕事のある日は、自転車で40分間の有酸素運動出勤(漢字だけで書くとカッコイイ)、その後PCの前でオンライン授業、そして再び40分間の有酸素運動帰宅という充実した一日を送り、
仕事のない日は、一日中自宅で巣ごもる生活を送っています。
傍目から見ても、かなり狂っているメリハリのある生活に思えますが、今はもうだいぶ慣れてきました。
さて、巣ごもり生活の唯一の気晴らしといえば、やはり外に出られる食材の買い出しタイムです。
ところで、奇妙な話ではありますが、ここ最近の私は、
「今日こそは、買い忘れないぞ!」
と意を決して近所のスーパーに向かうにもかかわらず、毎回、必ず買い忘れてしまう商品があります。
それは「ティッュペーパー」に「シャンプー」。
嘘みたいな話ですが、毎回買い物から帰ってきてドアを開けた途端、買い忘れに気付いて肩を落とすという連鎖にはまっています。
一体どうしてなのか、原因は分かりませんが、かれこれ2週間が経ちます。
昨日買い物に行った際も、買い物から戻るや否や、
「あっ」
「・・・」
「もう、髪の毛は石鹸で洗えば、いーや。」
開き直った覚悟の証として、今回ブログネタにしてみました。
教室は今・・・ 4月28日
授業中、画面の向こうにいる生徒から、
「教室の中は、今どうなっているの?」
という質問を受けることがあります。
今回は、現在の教室の一部をお披露目いたします。
☆ ☆ ☆
一口に双方向オンライン授業と言っても、色々なやり方があります。
例えば、板書一つとっても、ペンタブレットなどを使用するデジタル方式や、ホワイトボードや黒板を映し出すアナログ方式など、選択肢はたくさんあります。
どれにも一長一短がありますので、我々は自分にとって一番しっくりくるやり方を、各自で採択しました。
☆ ☆ ☆
まずは、エンちゃんの授業ブース。
「生徒の目の前で紙に書きあげていく」というアナログなやり方が一番しっくりくるエンちゃんは、大がかりな機材は一切使っていません。
アームにぶら下がったマイク付きカメラが、エンちゃんの指先から紙に紡ぎ出される文字を鮮明に写し出すのみ。
あえて、オートフォーカス機能の付いてない手動カメラを用い、常に文字に焦点が当たるように調整しています。(*以下の画像はすべてクリックで拡大いたします)
シンプル・イズ・ベスト
背景も上品でいい感じです
見た目も余りにシンプル過ぎて、もはや「和」の芸術に近い風格さえあります。
例えるならば、チャーシューや味付け卵といったトッピングなしで、スープと麺だけで勝負に出るラーメンのようです。
実は、モニターの上にカメラがもう1つ設置してあり、エンちゃんの顔をどアップで映し出すことも可能になっております。
お好きな方をお選びください(笑)
ところで、エンちゃんの授業ブースの後ろって、かなりきれいに整頓されていますよね。
実は、かなり几帳面な性格なのです。
☆ ☆ ☆
次に、私(小池)のエリアですが、「カメラに映りさえしなければ、周りは関係なし」という適当な性格ゆえに、大変なことになっています。
どんがらがっちゃん!
整理整頓とは無縁です
私は「ホワイトボードに板書していく」というアナログなやり方が一番しっくりくるため、ホワイトボードを3枚、ウェブカメラを3台配置して授業に臨んでいます。
ウェブカメラはボード全体を映すことが難しいので、3枚使用しても、やっと1.5枚分くらいです。
これにマイク付きヘッドフォンと、板書の確認用としてiPadを充電しながら使っている状態でして、ここにはあまり写っていませんが、足元の配線は大変なことになっています。
先程のラーメンで例えるならば、トッピング全部乗せ状態です。
通常時よりも、スペースを贅沢に使っておりますが、画面の外はご覧のような有様です。
自転車に乗って(3) 4月25日
前回の続きになります。
そして教室の帰り道は、自転車をこぎながら、
「あの説明で良かったのかな?」
「上手く説明できなかった。あ~くやしい。次回リベンジだ。」
「ギャグが受けた。なんか嬉しい~。」
「“おやじギャグ”って言われた。ちょっと傷ついた~。」(←現在は“そう”言われると喜びます)
こんな反省会を、いつも開催していました。
当時の私の講師力なんて、今になって思えば、詐欺師みたいなもの。
でも、「足りない学力は、やる気と愛情があればカバーできる!」と本気で信じ、意気揚々と仕事をしていました。
10日の夜、20年前と同じ道の上を走りながら、怖いもの知らずの青二才だった頃の自分が思い出されました。
☆ ☆ ☆
4月7日、緊急事態宣言が発令され、とうとう教室から生徒の姿が消えました。
私はその日、オンライン授業に向けて教室の配置を変えながら「当面、私の前に座るのは、生徒ではなくパソコンなんだ。」と覚悟を決めました。
しかし、準備を進めながら、オンライン授業という未知なる世界に足を踏み入れることに対し、不安感を払拭できずにいました。
でも、そんな不安の塊は、この道を通り抜けた頃には、溶けてなくなっていました。
「あのなあー、仮に100%未知だったとしても、それって未経験のくせに塾講師を始めた時と同じだろ!少なくとも、それ以下じゃねーだろが!」
20年前の新米塾講師に、そう叱られた思いがしたからです。
3日後、
初めてオンライン授業に臨んだ4月14日、
家を出て、自転車のペダルを回しながら、
「よーし、今日からは新米オンライン塾講師だーー!スタートラインだーー!やる気と愛情だぁーーー!!」
そう自分自身に檄を飛ばしながら、意気揚々と武蔵野市へ向かいました。
*ちなみにこの日は、向かい風という洗礼を受けていたのですが、文章の余韻が薄れるので省いておきます。
*また、自転車に乗りながら自分に檄を飛ばす行為は、傍目から見たら不気味です。良い子の皆さんは、真似しないようにしましょう。
自転車に乗って(2) 4月22日
前回のブログで、「家にいる時間が増える分、更新頻度を増やしたい」と宣言しました。約束を果たすべく、書き始めています。3日に1回の更新を目指します(汗)
ただ、家に巣ごもりしながら書いている故、次第に内容が「自分語り・自己陶酔」に傾いてゆくと予想されます。最終的には、深夜に書いたラブレター状態になっているでしょう。
閲覧は自己責任で。
☆ ☆ ☆
4月10日の夜、
初めて自転車で出勤した日の帰り道、効率的な通勤コースを模索しながら走っていると、案の定、見たことのない道へ入り込んでしまいました。まあ、いつものことです。
それっぽい方向に向かって脱出すると、私にとっては、あまりにも懐かしい風景が待っていました。
それは、JR荻窪駅から西荻窪駅の間の高架線に沿って走る道。
私が塾講師のアルバイトを始めた大学4年生の時、自宅と教室を行き来した道です。もちろん、まだエンちゃんと出会う前の話。
☆ ☆ ☆
家庭教師や塾講師のアルバイト募集において、本来、大学生は重宝される存在です。しかし、私は20年以上前、双方から門前払いを受け続けていました。
それは、私が当時大学4年生だったから。4年生は、通常あと1年で大学を卒業して辞めてしまいます。先が短いという理由で、この業界では敬遠されてしまうのです。
しかも、即戦力の経験者が優遇される世界において、当時の私は、未経験者でした。
バイト情報誌で「短期可」「未経験可」という条件を提示していた講師募集を見つけ、期待して電話をかけても、「4年生、未経験」というワードを伝えた途端、応対が変わることも多々ありました。
「やっぱり、無理なのかなあ…」
半分諦めかけていた頃、幸運なことに、とある青梅街道沿いにあった塾に拾っていただきました。
だから当時の私は、塾講師として働けることが、嬉しくて仕方ありませんでした。
授業の日が楽しみ楽しみで、当日になると高揚感を抑えきれずに、30分以上早く家を出ていたこともありました。
(続く)
自転車に乗って 4月19日
4月12日、双方向Web授業が本格的に始まる前夜のこと、
高橋:「そういえば、朝から何も食べていなかった。」
小池:「あ、私も。」
こうして迎えた翌13日、昭和生まれのアナログ人間主導によるインターネット授業が、いよいよ始まりました。
これまでのブログでもお伝えいたしましたが、
基本的にメインで授業を行うのは、自宅が教室の隣にあり、不要不急の外出を一切せず、感染リスクが他の誰よりも少ない高橋になります。
また、感染リスクをゼロに近づけるために、私(小池)の出勤日は半分より少なくし、さらに公共交通機関での「3密」を極力避けるべく、天気の悪い雨の日も自転車で通勤しております。
私は家での仕事が多くなるので、ブログの更新頻度を増やしたいと思っていますが、自信はありません…。
☆ ☆ ☆
4月10日午後。その日は都知事の会見を見てから家を出ました。
まず向かった先は自転車屋。自転車の購入なんて、高校入学の時以来でした。
30分後、そのままペダルを踏んで武蔵野市へ。途中、道に迷ってしまったのは、もうお約束です。肝心な時に、だいたいいつも何かやらかしますので…。
実際のところ、しっかりペダルを回しても40分位はかかりそうです。ランニングがしばらくお休みになりそうなので、代わりの運動だと考えるようにしています。
自転車に乗ったのは、実に11年ぶりでした。
恥ずかしい話ですが、今どきの自転車の軽さと扱いやすさに、驚嘆しています。
スポーツタイプではなく、大きな前カゴのついた普通のママチャリですが、すでに私の知っている自転車じゃない!
ペダルに足が吸い付くとでも言いましょうか。軽いのにすごく安定しており、超低速でも操作しやすくて倒れにくい。
「これ、一体なんていう乗り物?」
そんな感想です。
「今の自転車って、みんなこんなんなんですか?」←この日本語、いったいなんなんですか?
中古の原付も候補にありましたが、今は自転車でよかったと思っています。何より、お財布に優しい。
と、このブログを書いていた17日、テレビに目を遣ると、一律10万円給付のニュースが…。
こ、こ、後悔なんてしていません。
(続く)
緊急事態宣言を受けて 4月9日
4月7日、ついに緊急事態宣言が発令されました。
それに伴い、当塾は同日より教室での授業を全て停止致しました。
事態が収縮するまでの間、授業は自宅で受講できるオンライン形式に切り替えます。
ビデオ会議システムアプリを用い、双方向で授業を進めて参ります。一方通行の授業ではありません。
授業形式や授業内容に関しては、個別にお伝えしております。時間割等の詳細に関しては、確定し次第、ご連絡いたします。
正式には13日(月)からスタートいたしますが、昨日よりテストランを始めました。
オンライン授業を行うにあたっては、
授業は主に、自宅が隣にありリスクが皆無に近い高橋が、日々行う。
自宅が10キロほど離れたところに住んでいる小池が授業に来る時は、原則、公共交通機関を使わずに自転車を使う。
指導者の出勤が重なる日は、時間割を極力ずらし、教室にいる人間を極力1名にする。最大でも2名まで。
引き続き、出勤前の検温や入退室時の手洗いうがいを徹底し、定期的な換気や消毒などを実施する。
以上を徹底して行います。
☆ ☆ ☆
授業ですが、市立中生は、一斉指導と個別指導を併用します。
一斉指導は月・水・金に行い、先取り学習をどんどん行います。さらに、火・木・土は個別指導を行います。
また、小学生や都立中・私立中生、高校生は、個別指導となります。
なお個別指導ですが、学校からの課題や通信教材・市販教材など、どんなご要望にも臨機応変に対応して参ります。
学校もなく、ほぼ1日中家にいなければならず時間を持て余してしまうかと思われるので、勉強量は平常時よりボリュームアップすることになります。
☆ ☆ ☆
ところで、ジャムで一斉授業?え?と感じる方がいるかもしれません。
現在は個別指導ですが、もともとジャムスクールは、一斉指導塾として30有余年前に立ち上げられた塾。高橋はその当時からの古参であり、クオリティーは保証済みです。
英・数・国を中心に、5教科の授業を行います。
☆ ☆ ☆
生徒、保護者の皆さまにおかれましては、通信機器の設定や映像確認など、急なお願いにもかかわらず快くご協力いただきまして、誠にありがとうございました。この場を借りて、あらためて御礼申し上げます。
大変な事態となってしまいましたが、生徒の皆さんのために、今できる限りのことに懸命に取り組んで参ります。何卒、よろしくお願い申し上げます。
オンライン授業へ 4月4日
➡新型コロナウィルスへの対応について(3)でお伝えした通り、現在は万全を期して授業を行っております。
しかし、現状の感染者数の推移を鑑みると、通塾を停止させなければならない事態が、かなり現実味を帯びてきました。
我々としては、黙って指を咥えているわけにはいきません。
万が一、教室での授業が不可能な事態に陥った場合は、オンラインで授業をいたします。
オンラインミーティング用のアプリを用いて、一方通行的な配信授業ではなく、生徒との双方向によるライブ授業を行います。
授業への参加はパソコンを推奨しますが、タブレットやスマホにも対応します。アプリのインストール手順が簡単なので、すぐに利用できます。
保護者・生徒へのご案内は、すでに開始いたしました。
さて、授業形式ですが、例えば市立の中学生については、一斉授業と個別指導の併用を考えています。まずは当塾代表の高橋が、英・数・国を中心に5教科の授業を行います。
「月・水・金は一斉授業で、ご要望に応じて火・木・土に個別指導」といった時間割を組む予定です。つまり通常期よりも、内容はボリュームアップすることになります。
「ええっ~、そんなぁ~」
生徒から苦情の声が聞こえてきそうですが、生徒の皆さんは、ほぼ一日中家にいるわけですよ。だから、血も涙もなく、勉強内容は増量いたします。
☆ ☆ ☆
「ロックダウン(首都封鎖)のXデーは、4月1日。」
私がこのデマ情報に踊らされたのは、約1週間前。
トイレットぺーパーを一切買いだめしなかった私ですが、この情報には自然と脅えてしまいました。
3月に入って以降、大手の塾さんは映像授業にシフトしていきました。それに伴い、オンライン授業導入に関するセミナー案内が、当塾にも頻繁に来るようになりました。
今後の方向性を、エンちゃんと毎晩のように話し合っていた時、私は上記のデマ情報を耳にしてしまいました。
「これじゃあ、今からセミナーに申し込んだって到底間に合わないじゃないか!もう自前でやるしかない。しかも3日以内。」
ネットを片っ端から検索し、必要な機材を店頭ではなくアマゾンで購入し(感染リスクを極力避けるため)、エンちゃんとオンライン授業の実現に向けて奔走しました。
春期講習と並行しながら、「あーでもない、こーでもない」と試行錯誤を繰り返し、3日目には生徒さんのスマホや自宅との画像&音声確認に漕ぎつけました。
あとは、細かな調整を残すのみです。
今になって思うと、まんまとデマに踊らされてしまったわけですが、
結果オーライ!ってやつです。
当塾のスローガンは「日々是暴走!」ですが、
しばらく、「信じる者は救われる」も併用したいと思っています。
☆ ☆ ☆
色々とできそうです。
ところで、ジャムで一斉授業?え?と感じる方もいるかもしれません。
現在は個別指導ですが、もともとジャムスクールは、一斉指導塾として30有余年前に立ち上げられた塾。エンちゃんはその当時からの古参であり、クオリティーは保証済みです。
白板に板書するエンちゃんの姿は、まるで塾の先生みたいに見えますよ。
「久しぶりだなぁ~、こうなったら、どんどん先取りで進んでいく!」
と、本人は張り切っています。と同時に、
「とうとう、俺もユーチューバーかぁ。」
と、大きな勘違いもしております。
それはさておき、
オンライン授業になると、生徒だけでなく、傍らでご家族がご覧になっていることもあります。それゆえ、授業中に繰り広げられるエンちゃんの酷い暴言熱い指導は、かなり“まろやか”になると予想されます。
生徒に対する体育会系の“いじり”などは、完全に消滅することでしょう。
丁寧口調のエンちゃんの授業、一体どんなものになるのでしょう。お楽しみに。
とは言えども、やはり一番の願いは、オンライン授業が一回も行われることなく、機材が全て無駄に終わることです。
一日も早い事態の収束を願ってやみません。
Marking the 7th Anniversary! 3月27日
7年という歳月が刻まれました
今の世情を鑑みると、あまり大きな声でお祝いできないのが残念ですが、2020年3月27日、ジャムスクール武蔵境は、ひっそりと開校7周年を迎えました。
とうとうこの塾も、産声を上げてからランドセルを背負う年齢に到達した訳です。
7周年を祝して、さっそく知人の“タイガーマスク様”から、ひっそりと立派な胡蝶蘭が届きました。
未だに正体を知る人間は私とエンちゃんだけという謎に包まれたタイガーマスク様ですが、2月末、全国の小中高に一斉休校が要請された際には、お住まいの近隣にある各塾・予備校の対応状況を伝えてくださいました。
当塾としての対応方針を決める際、参考になりました。ありがとうございました。
吉田先生 いつもありがとう
嬉しいことに、吉田先生からもお祝いを頂きました。
毎年この日を覚えていてくれて、本当にありがたい限りです。
今回の贈り物は、なんと桜。
「外出自粛要請で花見に行けないから、せめて教室で」
そんな心遣いに、心が震えました。
なお、この桜は満開になった後、“きちんと散る”そうです。教室の床が大変なことになりそうですが、嬉しい悲鳴です。
☆ ☆ ☆
前回、開校5周年を迎えた時に、
「5年の壁を突破したとは言えど、人工衛星に例えるならば、まだ打ち上げられて大気圏を突破し、やっとこさ衛星軌道に乗った段階のようなもの」
と、このブログでお伝えしました。
しかし今や、猛威を振るう新型コロナウイルスは、我々を衛星軌道から引きずり出してそのまま太陽に投げつけてしまう破壊力さえ秘めています。
8周目の道のりは、開校以来最も険しい道のりになるのかもしれません。もちろんこういった状況は、どの塾さんも同じだとは思います。
今はただ、7周目のゴールテープを切ったという事実を心の支えにして、東奔西走するのみだと考えています。
2020年3月27日19時10分頃撮影
それでは、簡潔になりましたが、日々是暴走のジャムスクール武蔵境を、今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
何かが 3月17日
気が付けば、3月も半分が過ぎました。
マスクを付けたままの息苦しい授業にも、だいぶ慣れてきました。
不思議なことに、エンちゃんは日に日に健康的になっていく様子。
人が集まる場所に行けない反動で、人を避けるように運動しまくっているせいでしょう。
ある意味、社会の動静とは反比例しています。
☆ ☆ ☆
全国の小中高に安倍総理から臨時休校の要請があった日以降、寂しいことに、顔を合わせていない生徒もちらほらいたりします。
そんな中、とある新高1生と約半月ぶりの再会&授業がありました。
小池:「あ、遅くなったけど、都立合格おめでとう!」
H君:「あ、ありがとうございます。」
遅すぎるだろ…
☆ ☆ ☆
4月から新中3生になるOさん。同じく、久しぶりに顔を合わせました。
彼女は帰国子女ではありませんが、英語は高2生向けの問題集に取り組む“ぶっ飛んだ”才女だったりします。
授業中のこと、少しボーっとしていたので、
小池:「ほらほら~、睡眠はちゃんと取らないと。学校がなくても規則正しい生活を…」
Oさん:「昨日はちゃんと睡眠取りましたよ。7時間寝たんです。“超”健康的じゃないですかぁー。えへへ~。」
小池:「なるほど~。」
小池:「あ、ところで、寝た時刻は?」
Oさん:「4時です。」
小池:「…で、起きた時刻が」
Oさん:「11時です。」
Oさん:「ほら、ちゃんと7時間寝ていますよー。偉いでしょう。」
小池:「ちーがーうーだーろー。」
新型コロナウィルスへの対応について(5) 3月14日
3/15(日)以降ですが、
新型コロナウィルス感染症の状況を考慮しながら、
随時判断して参りたいと思います。
定期的にお休みを取りつつ、
引き続きご家庭とご相談させて頂きながら、
授業を実施して参ります。
対応の詳細につきましては、3月6日のブログをご覧ください。
*今後の状況によりましては、上記の予定が変更となることもございます。予めご了承願います。
コロナビールへの対応について 3月12日
先日、スーパーのビール売り場に行った時、
普段は奥の方に置いてある“コロナビール”が、なぜか前面の目立つ場所に。
「絶対、何か狙っているでしょ。」
頭では分かっているのに、
ただいま冷蔵庫に、2本入っている始末…。
☆ ☆ ☆
休講が明けてからは、
ごく少人数の生徒たちと、マスク姿で顔を見合わせながら授業を行っている状態です。
さらに、
「3日やって、1日休み。」
これを繰り返しています。
おまけに私は、1日置きの出勤。
「1日やって、1日休み。」
週休3日以上です。しかも、2コマ程度。
もはや、単なる給料泥棒以外の何物でもありません…。
早く事態が収束してくれないと、こんな奴に給料を払っているエンちゃんが不憫に思えて仕方ありません。
一日でも早く、いつも通りの生活に戻れることを、祈るのみです。
そんなエンちゃんですが、
「新型コロナウィルスへの対応について(3) 」でお伝えした通り、
現在は、人が集まる施設への立ち入りを一切禁じ、飲みのお誘いといった誘惑にも負けず耐え忍んでいます。
前回のお休みの日も、施設等には近づかなかったそうです。ただ、その反動なのか、その日は人を避けながら、ひたすら運動をしまくったそうです。
トータルで6時間と言ってました。
コロナウイルスに感染して倒れても困りますが、運動しすぎて倒れてしまっても困ります。少しお控えください。
☆ ☆ ☆
3月1日に行われた英検の2次試験の結果が発表されました。
TOEICといった英語試験が軒並み中止される中で行われた二次試験でしたが、マスク姿で挑んだジャム生たちは、全員合格していました。
ちょっぴり元気になれる嬉しい吉報でした。
新型コロナウィルスへの対応について(4) 3月9日
新型コロナウィルスへの対応について(2020年3月9日)
3/11(水)~13(金)の期間につきましても、
引き続きご家庭とご相談させて頂きながら、
通常時よりも早く、幅広い時間帯(9:00~19:00)で授業を致します。
対応の詳細につきましては、3月6日のブログをご覧ください。
*今後の状況によりましては、上記の予定が変更となることもございます。予めご了承願います。
新型コロナウィルスへの対応について(3) 3月6日
新型コロナウィルスへの対応について(2020年3月6日)
保護者の方々からのご要望もあり、
3/7(土)~9(月)につきましては、
ご家庭とご相談させて頂きながら、
通常時よりも早く、幅広い時間帯(9:00~19:00)で授業を致します。
時間帯を大きく変更したのは、
・特定の時間に、生徒が集まらないようにするため
・免疫力低下に繋がりかねない、生活リズムの乱れを解消するため
といった理由によります。
あわせて、
・通塾前の体温測定
(健康の記録をお渡しします。自宅で検温後、健康状態をご記入の上お越し願います。発熱・鼻水・喉の痛み・咳といった風邪の症状や、腹痛・嘔気・嘔吐・下痢などがみられる方、ご家族に体調不良の方がおられる場合には、お休み頂きます。)
・入退室時の手洗い、うがいの徹底
・エチケットとしてのマスク着用
(入室時に、マスクを着用願います。)
・授業1コマごとに、小まめな換気
(出入口や教室内の全ての窓、および裏口、トイレに至るまで全て実施します。風がしっかり通り抜けて、風通しの心配は一切ございません。)
・テーブルやドアノブなど、手が触れる場所の定期的な消毒
(生徒入室の9:00前およびお昼休みに行います。)
・適切な湿度を保つために、加湿器を利用
など、気が付くことは全て徹底して行います。
主に高橋が指導にあたります。教室の隣りが自宅ということもあり、出勤時の感染リスクは皆無に近いです。
付近での散歩・ジョギングなどの軽度な運動以外では、不特定多数の人が集まるような場所への外出は致しません。
出不精 3月5日
前回お伝えした通り、現在教室はお休み中です。
2013年3月27日に開校して以来、教室を3日以上連続で閉めることなんて、一度もありませんでした。
2日連続で閉めたことはありますが、それでも指折り数えるくらいです。
今日で3日目、いよいよ未知なる領域に突入しました。
☆ ☆ ☆
2日(月)に仕事を終えて教室を出る際、
「何をして過ごしたらいいんだ?」
エンちゃんと顔を見合わせました。
「よしっ、こうなったら、生徒がいない教室で、筋トレ三昧だ!」
冗談を飛ばしながらも、心なしか寂しそう。
私の方も、この際だから、
「老眼鏡を作ったり、くたびれたスーツを新調したり、前から気になっていたお店で昼飲みしよう!をめぐってみよう!」と計画を思い浮かべながら、教室を後にしました。
さて、3日が過ぎようとしていますが、上記のどれも実行されていません…。
これまでの外出は、スーパーへの食材の買い出しと、人混みを避けての深夜のジョギングのみ。
自身がかなりの「出不精」であることを、再認識しただけでした。
今は、一日も早い事態の収束を、祈るのみです。
新型コロナウィルスへの対応について(2) 3月2日
新型コロナウィルスへの対応について(2020年3月2日)
ご家庭からのご要望はございますものの、世情を鑑みて、
3/3(火)~3/6(金)まで休講と致します。
苦渋の決断となってしまいましたが、
何卒ご理解・ご容赦のほど、よろしくお願い申し上げます。
なお、3/7(土)以降につきましては、
個々のご家庭とご相談して決めて参ります。
詳しくは、3/6(金)にあらためてご案内致します。
新型コロナウイルスへの対応について 2月28日
新型コロナウイルスへの対応について(2020年2月28日)
現在、各自治体、学校などの情報収集に努めております。塾としての今後の対応につきましては、3月2日にあらためてお知らせ致します。
今しばらくお待ちいただきますよう、何卒よろしくお願い致します。
2月に入りました(2) 2月8日
(前回の続きになります)
6~7分くらい経った頃、
店員:「お待たせしましたー!」
御膳を持った店員が向かったのは、先客の女性ではなく、私の方でした。
料理の種類によって提供が前後するのは、よくあること。
だから、あまり気にせずに食べ始めました。
ところが3分の2以上食べ終わった頃、
その女性にまだ料理が運ばれていないことに気が付きました。
「??」
私は比較的ゆっくり食べる方なので、それなりに時間は経過していたはずです。
女性は苛立つ表情もせずにスマホを眺めていましたが、さすがに私の方が気になり始めました。
「もしかして、あの“厚切りとんかつ”を注文したのかな?揚げるのに時間がかかりそうだし。」
そして時が経つにつれ、
「あの人の分は、いつになったら出てくるのだろう?」
「まさかの、オーダーミス?いやいや、この人数だし、さすがに気が付くでしょ。」
そんなことばかりが頭を駆け巡ってしまい、最後の二切れはきちんと味わえませんでした。
全部食べ終わり、何となく申し訳ない気持ちになりながらお茶をすすっていた時、
女性客:「ごちそうさまでした~。」
スッと立ち上がって、店を出ていきました。
もしかして、すでに食べ終えていたのかい?
混み合っている時間帯ではないので、問題ない行為だとは思いますが。
…最後の二切れを、返してください。
2月に入りました 2月5日
いよいよ2月に入りました!(ちょっと遅い)
1日に中学入試が始まり、エンちゃんのボルテージは、バナナを持った飼育員が近づいてきた時のサルのように、一気に高まっています。
毎年のことですが、この時期の教室には、「受験が迫る緊張感」と「もうすぐ受験が終わる嬉しさ」が混ざり合った異様なテンションが蔓延しています。
そのテンションを全身で浴びながら、我々は最後の仕上げに臨んでいる状態です。
10日からは、いよいよ私立高校入試がキックオフ!
エンちゃんが倒れてしまわないか、今はそれが一番心配です。
☆ ☆ ☆
コピー機の前にて、
「あ、B4用紙が切れちゃった。」
予備のコピー用紙を取りに、地下室に向かっていた時、
「あれ?二日前にも500枚入れなかったっけ?」
ふと、脳裏によぎりました。
どうやら、二日間でB4用紙500枚を使い切ってしまったようです。
講師は言うまでもありませんが、コピー機もブラック企業に負けないくらい酷使されています。
☆ ☆ ☆
こんな状況ですので、普段なら昼食をサンドイッチやお菓子で済ませてしまう私でも、この時期だけはガッツリと栄養を取ってから職場に向かうようにしています。
つい先日のこと、チェーン店系のとんかつ屋に3時過ぎに来店しました。
時間が時間だけに、客席にいたのは食事を終えたばかりの男性一人と、料理を待っていると思われる女性が一人。
私が席について食券を渡し終えた頃、男性客は帰っていきました。
客席にいるのは、私と先着の女性客だけとなりました。(続く)
今年最初に学んだこと 1月17日
冬期講習が無事終了いたしました。(いつの話だ?)
年をまたいだ講習が終了し、余韻に浸りたいところなのですが、
土曜日からセンター試験、その翌週には英検、そしてその翌週には中学入試、さらにその約1週間後には私立高校入試が控えており、現場はブラック企業に負けないくらいカオス状態になっています。
☆ ☆ ☆
そんな忙しい中での一番の楽しみは、エンちゃんと同じで、やっぱり仕事の後の晩酌。
最近は「ピーマンと魚肉ソーセージ」を使ったレシピにハマり、年末のおつまみは、連日そればかりでした。
ところが、年が明けてから異変が起きました。
「ピーマンが売っていない!」(*正確には、ピーマンが売り切れている!)ことが、あまりにも多いのです。
私は帰宅時間が深夜なので、食材調達は24時間営業のスーパーがメインとなります。
24時間営業とはいえ、いかんせん深夜の時間帯。総菜やお刺身等は、あまり残っていません。
でも、肉と魚と野菜は普通に手に入るので、不便を感じたことはありませんでした。
ところが突然、ピーマンと“すれ違いの夜”に突入。
毎晩のようにスーパーに通えど、愛しの「ピーマン」との対面は叶わず。
そうして、一週間が過ぎていきました。
「梨やスイカと違って“年中食べられるピーマン”が、なぜ?」
「寒い日に白菜が売り切れるのとは、訳が違うだろーー!!」
ひしひしと湧き上がる怒りを抑えきれなくなった私は、授業中に、
小池:「だから、ピーマンが売ってないんだよ!!」
と、中3生に愚痴るという“末期症状”に突入。
そんな時、
高橋:「だったら、来るときに買ってくればいいのに。」
エンちゃんから、ごく真っ当な指摘をされました。
小池:「あ、そうか…。」
今年になって最初に学んだことでした。
謹賀新年2020 1月1日
さあ、いよいよ2020年が幕を開けました。
生徒の皆さん、
保護者の皆さま、
ご近所の皆さま、
そして、いつも素通りされる通行人の皆さま、
明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
☆ ☆ ☆
12月下旬は、ブログが「今年を振り返って」に占領されていたため(汗)、教室の状況をお伝えできていませんでした。
実はその時、クリスマスを境にして、進路が決まった大学の付属校生たちが、いよいよ卒業を迎えていました。
その中には、
中2の時:「中3になったら頑張ります。」
中3の時:「JKになったら頑張ります。」
高1の時:「高2になったら頑張ります。」
高2の時:「部活引退したら頑張ります。」
高3の4月:「令和に入ったら頑張ります。」
数々の伝説を教室に残してくれた無敵のジャム生「Yさん」も含まれます。
Yさんの伝説は、決して珍事だけにとどまりません。
彼女は、本質を突いた非常に鋭い質問ができる生徒でした。正直、何度「なるほど~」と感心したことか。
だから、授業中に彼女をなめてかかると、完全にフルボッコにされます。講師陣から陰で恐れられていた才女でもありました。
そんな彼女も、とうとう卒業。寂しいものです。
先日、お母様と一緒に最後のあいさつに来て、
高3の12月:「大学生になったら頑張ります。」
お約束の言葉を残して、旅立っていきました。
その日の授業終了後。
全生徒たちの入退室カードを整理しながら、
「あ…もうYちゃんのは、必要ないのか~。」
エンちゃんと二人で、しばらく感慨にふけってしまいました。
☆ ☆ ☆
さて、現場では、すでに冬期講習が始まっています。大晦日から始まった恒例の正月特訓は、二日目を終えました。
本日の主食は「ピザと手巻き寿司」。元旦から凄い組み合わせで驚きました。今回も、エンちゃんの食に対する常人離れしたセンスを見せつけられた思いです。お腹いっぱい食べました。
「正月から仕事なんて」
と、憐みのお言葉をかけていただくこともありますが、昨年もお伝えした通り、「ただ飯」にありつけるので、私はスキップしながら出勤しています。
最終日1月2日は、朝から夜までフル8コマ授業。生徒が倒れるのが先か、年老いた2名が倒れるのが先か、見ものです。
☆ ☆ ☆
それでは、日々是暴走のジャムスクール武蔵境を、本年もよろしくお願いいたします。