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今年を振り返って2021 12月31日

高校生のY君が取り組んでいた入試問題の中に、アインシュタインの「想像力は、知識よりも大切だ。知識には限界がある。」という名言が登場しました。

筆者はこの言葉を引用しながら「子どもは、想像力を使って新しい発見を生み出そうとするが、大人は、その想像力を使って新しい心配事を生み出そうとする」といった自説を述べていました。

実は現在、その説を実感してやまない出来事に遭遇しています。

市内の公立中に通う1年生が、現在、英検準2級に向けて勉強しているのです。

英検準2級に合格するには、高校中級レベルの英語力が必要だと言われますが、彼は帰国子女ではありませんし、幼少時代に英語に慣れ親しんでいたわけでもありません。

中1生にありがちなお茶目なスペルミスも“お約束”だったりするので、そういったフライングがないことは保証できます。

コツコツまじめに勉強に取り組むことができる生徒なので、今のところ、学校のテストで苦しんでいる様子はありません。だからといって、私の方で無理に先取り学習を行うことも、特にしておりません。

前回、10月実施予定の英検申し込み時、彼は4級(中2修了程度)にチャレンジしようとしていました。ところが、エンちゃんが冗談半分で、

高橋:「なんかさぁ~、今のところさぁ~、4級の申し込みが1件もないんだよ~。一人で試験を受けるのって、なんか孤独じゃない?だから、まとめて3級にしようか~。」

と、“昭和オーラ満載”の理不尽な冗談をかましました。(もちろん、申込者が一人の場合でも、実際には喜んで対応しております。ご安心くさだい。)

そんな冗談を、良い意味で真面目に受け取ってしまったH君の返事は、

「1度問題を解いてみます」

その後、教室を震撼させる出来事が続きました。

「い、いったい、どーなってるのぉぉーーっ!!これって、どーゆーことぉぉーーっ!!」

選択問題とはいえ、普通に合格点なんです。しかも、かなり余裕を持って。

すごいを通り越して、こわいになっていきました。

3級といえば、中学修了程度のレベルとされています。彼は中1の最後に習う過去形さえ知らなかったのですよ。

純粋に単語の知識や、中2、中3の文法事項をストレートに問う質問では失点しましたが、読解問題では全問正解。

「中1の秋段階でも、知っている単語と文法を駆使できたら、こんなことがありえるのか!」

まだ鉄棒で逆上がりをしたことがない子どもが、いきなり大車輪をやってのけたような光景と言えば伝わるでしょうか。英語学習の常識が、良い意味で破壊されていく瞬間でした。

その後、彼は本番を無事に突破し、今回の運びとなりました。

破壊神話は更に続きます。過去問では、すでに合格点を超えることの方が多くなりました。

彼の持ち駒は、中1修了の知識と、ちょっぴり教えた中3の“ラスボス”関係代名詞の“さわり”だけ。準2級を前にしては、恐ろしい程に持ち駒が少ない状態です。

例えるならば、九九を全く暗記していないのに、8×6の掛け算に挑むようなもの。8+8の足し算を6回繰り返さないとならないハンデを背負った戦いなのに、彼は楽しそうに足し算を駆使しながら互角に戦いを繰り広げています。

彼の快進撃の巨人は、昨今の自分自身が忘れかけていた、本来の“勉強”の姿とは?という問いを投げかけているようにも感じられます。

もともと勉強っていうやつは、成績という生徒にとっての“政治的な理由”に直結しない状態、つまり、勉強を“やらされていない時”にこそ、本当に意味のあることが成し遂げられるものではないか?というものです。

実際、彼が英検に向けて行っている勉強は、“成績を上げるため”といった“政治的な縛り”によって行われるものとは、全く方向が違います。

ある意味、そういった“縛り”が存在しない時にこそ、純粋に未知なるものに想像力を駆使して対峙する本当の楽しさが体感できて、本来の意味での勉強に勤しむことができる、とは考えられないでしょうか?

実際にそのおかげで、我々は現在、“H君が想像力を駆使して、知識の限界を突破していく奇跡の瞬間”に立ち会っているのですから。

― 子どもは、想像力を使って新しいことを生み出そうとするが、大人は、その想像力を使って新しい心配事を生み出そうとする ―

冒頭の言葉が頭をよぎります。

「君だったら、1年後には準2級に余裕で合格するよ。だから、わざわざ今じゃなくてもいいんじゃない?他の教科を勉強しようよ」といった効率性を重視したアドバイスとか、

「あわてて急いで受験した結果、ダメだったらお金がもったいないよ。学年が上がってから確実に取った方が経済的だよ」といったコスパを重視した凡庸なアドバイスなどは、

手持ちの少ない材料で準2級という“料理レシピの作成”に没頭している料理人を目前にすると、想像力無駄遣いだと気付くでしょう。

彼の姿を見ていて、改めて思ったことがあります。それは、

たとえ人様から笑われようが、“何かを生み出すために、いつまでもあがき続けられる人間でいたい”ということ。そういった歩みを続けることは、決して恥ずかしいことではないということ。

そんなことを心に噛みしめながら、2021年最後の日を見届けたいと思っています。

☆ ☆ ☆

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

*毎年恒例となりましたが、こんな冗長な自分語り文を最後まで読んでくれたあなたは、当塾の関係者か、単なる変人です。涙で感謝の言葉が見つかりません。ありがとうございました!

それでは、マスクをした生徒の皆さん、

マスクをした保護者の皆さま、

マスクをしたご近所の皆さま、

そして、いつも素通りされるマスクをした通行人の皆さま、

今年も本当にお世話になりました。来年も引き続き、よろしくお願い申し上げます。

皆さまが、実りある2022年を迎えられますように。

よいお年をお迎えください。

 

メリークリスマス 12月25日

いよいよ本日より、冬期講習が始まります。(←タイトル完全無視)

夕方からではなく、明るい時間帯からお仕事が始まるので、私にとっては単に勤務時間が増えるだけの期間昼夜逆転のドラキュラ生活がデトックスされる期間でもあります。

おまけに今回は、例年より冬休みの期間が長いので、講習期間は少し長くなります(涙)

年末年始には、恒例の正月特訓が行われます。「元日=仕事始め」という図式も、これで9回目を迎えることになりました。

ちなみに現段階で、新星☆高嶌先生が正月特訓に生贄として捧げられることがフル参戦することが確定しています。

本当に、可哀想ですお疲れ様です。

☆ ☆ ☆

高橋:「最近は、ココイチの1辛にハマっていてさ~。」

最近は、日本や韓国のアイドルグループについて、生徒と対等に語り合えるようになったエンちゃん。

時に、生徒がまだ知らない情報を、ドヤ顔で教えていることもあります。

ここ数カ月のエンちゃんの変容ぶりは、尋常ではありません。以前8月に書いたブログ「➡新・西遊記」でもお伝えしましたが、そのまま「続・西遊記」に突入してしまいました。

見た目も変化しました。体形がかなりスッキリした上に、オシャレに目覚めるという天変地異が起こり、服装、髪型、そして髪の色に至るまで、昔とは全然違います。

卒業生が久しぶりに教室に顔を出すと、仰天(又は爆笑)する有り様だったりします。

おそらく、見た目に対して敏感になった分、味覚に対して鈍感になったとも考察できます。

かつてエンちゃんは、実は辛いものが苦手という、当時の風貌からは到底想像できない“特技“を持っていました。

そのため、カレーは常に甘口

毎年恒例の正月特訓の食事ではカレーが人気ですが、私が生徒に煽られて4辛や5辛を選択して撃沈していく中、いつも涼しげな顔をして甘口カレーを美味しそうに食べていました。

どうやら今回の正月特訓では、辛口カレーを頬張るエンちゃんの姿を拝められそうです。私にとっては「クララが立ったぁー!」レベルの衝撃ですよ。

もう、ワクワクが止まりません。「は~やぁ~くぅ、こ~い~こ~いっ、おっ正~月ぅ♪」

 

臨時休業日 12月17日

小池:「だ・か・ら、そうなるのは、わ・か・も・のですよね?」

少し前の話になりますが、当塾のCEOエンちゃんがワクチン接種の2回目を翌日に控えた時のこと。

それまで、2回目のワクチン接種を受けた生徒の大部分が、翌日、発熱や倦怠感で塾を休んでいました。

若い人ほど反応が出やすいと言われておりましたが、まさにその通りでした。

ところがエンちゃんは、この若者という言葉の“”を、かなり自己流に拡大解釈していたようで、

高橋:「明後日の俺は使い物にならないだろう。念のため、自分の授業は入れない予定だ。」

小池:「翌日に熱や倦怠感といった反応が出るのは、若者ですよ。」

高橋:「だからこそだ。」

小池:「…だから、若者なんです。わ・か・も・の。」

しかし、2回目の接種を終えた翌日、エンちゃんは宣言通りに、早朝から強い反応に襲われたとのこと。ある意味、自らの肉体が若者であることを証明できて、ご満悦の様子でした。

そして、今度は私の2回目のワクチン接種の日が近づいてきました。

エンちゃんは、なんと私の接種日の翌日は塾をお休みにすると決めてしまいました。

タイミング的に、

定期テスト対策の最後の1人が、ちょうど終了。

小池がその日は使い物にならない(予定)。

エンちゃんが最近休みを取っていないので、そろそろ体がヤバい。または、こっそり甘いものを食べに行きたい。

こういった事情を加味した上での決断だと思われます。

“ほぼ年中無休”を謳う当塾としては、ある意味でかなりレアな事例です。連日強制的に教室で勉強させられていた生徒たちの嬉し涙が、まだ心に焼き付いて離れません。

そして、2回目のワクチン接種を受けた日の夜。

巷では、当日のアルコール摂取は“控えた方がよい”と言われておりますが、言葉の“”を自己流に拡大解釈した結果、摂取量を若干を減らすという形で“控え”させていただきました。

そして、お休み当日。翌朝の目覚めはスッキリ。

私はエンちゃんよりも年下(若者)なので、いずれ発熱や倦怠感に襲われるだろう、と覚悟しておりました。

しかし、お昼を回っても何も起こらず。注射を打った左腕の筋肉がちょっと痛む程度でした。

そのため、夕方になったら、スーパーに買い物に行き、

夜になったら、ランニングに行くという始末。

ほぼ無反応という結果で、単なる普通の休日で終わってしまいました。

どうやら私の肉体は、エンちゃんよりも若くはないようです…。

 

詰まっている 12月9日

気付けば、12月に入って早くも1週間以上が過ぎてしまいました。

毎年のことですが、大切な試験が重なる時期に突入していた為、ブログの更新が置き去りになっていました。すみませんでした。

現在の教室は、高校生の期末対策に追われています。久しぶりに戻った“普通の忙しさ”に安堵しています。

☆ ☆ ☆

H君:「14キロありました。」

いつも大きな通学リュックを背負ってやってくる高校生のH君。何となくリュックの重さを測ってみたそうです。

勉強道具やら何やらがたくさん入っており、いつもパンパンに膨れています。見た目から、かなり重そうではありましたが。

小池:「うわっ、これじゃあ、毎日が筋トレだ~。ひぇ~。」

すると彼は、

H君:「大丈夫です。夢がいっぱい詰まってるんで。」

小池:「…。か、カッコいい~。」

17歳の放った名言に、しばらく感動していました。

私のビジネスバックなんて、財布とipadくらいしか入っていません。とりあえず、なんか詰められるものを探そうと思っています。

☆ ☆ ☆

今年の3月のブログで登場したTさん。

その際に、彼女の影響で円周率の暗記を始めたことを紹介しました。

実はその後、しばらく円周率にまみれた生活を送った私は、ゴロ合わせを駆使してなんとか念願の100桁暗記を達成することができました。

ところが、

数週間も過ぎると、ゴロ合わせ自体を忘れてしまうというオチが待っていました。結局、現在サッと言えるのは、20桁くらいです(泣)。

彼女は相変わらず、ゴロ合わせは使わず、現在でも素のまま50桁以上言うことができます。

だからもう、最近の私は開き直り、ゴロ合わせを思い出すために、授業中に時々彼女に確認しています。

小池:「あれ、四郎二郎(4626)の後って何だっけ?」

Tさん:「43383279でしょ」

小池:「あ、資産差は…の箇所か。ありがとう。」

こんな有り様です…。

 

スイーツ系男子 10月30日

その風貌からは全く想像できないと思いますが、当塾のCEOであるエンちゃんは、実は大の“スイーツ好き”だったりします。

吉祥寺に出れば、スイーツが楽しめるオシャレなお店がたくさんありますが、「実は、一人で入るのが恥ずかしい」という理由だけで、憧れのスイーツ店に入ることが叶わずに、地団駄を踏んでいる状態でもあります。

そんな境遇を嘆き、「あ~、思いっきり、パフェを食べたい!」という心の叫びを表現したかったのでしょう。でも、想いが先走ってしまったようで、

高橋:「あ~、思いっきり、カフェを食べたい!」

どうやら、店ごとのようです。

☆ ☆ ☆

生徒の皆さんはすでにご存知だと思いますが、初夏を過ぎた頃、新しい講師が仲間に加わりました。

もちろん、当塾のことをよく分かっている卒業生です。遅ればせながら(遅れ過ぎだろ!)この度、講師紹介欄に掲載いたしました。ご賞味?くださいませ。

➡講師紹介 REIWA-REMIX

 

いきなり冬 10月24日

いきなり寒くなりました。

私は夏服から、合服をすっ飛ばして、いきなり冬服を着て出勤しております。

今年の“いきなり”感は、例年とは質が違う気がします。冬服を着て出勤した初日は、暖房が稼働する教室に、前日まで使っていた扇風機が鎮座している有様でした。

今年の秋は、まるで存在しないかのようでした。先日、スーパーの鮮魚コーナーでサンマを見た時に秋を感じた5秒間が、どうやら今年の最初で最後の秋体験だったようです。

いきなり冬になったその日、私と同じく、秋が一瞬で過ぎたことを残念がる生徒がいました。

小池:「そーだよね。まったく、秋だけに“空き”がなかったよ。」

冷静なN君:「面白いですか?」

小池:「…。」

涼しい秋風ではなく、いきなり冷たい北風の洗礼を受けました。

☆ ☆ ☆

公民の勉強に励んでいた中3生。

「基本的人権」について、講師の先生から説明を受けている声が聞こえてきました。

そんな時、突然エンちゃんが、かまってちゃんオーラ全開で、

高橋:「人権だぞ、人面犬じゃないぞ。」

― 以上、人面猿からのコメントでした。

 

故意に鯉に恋する 10月8

昨夜の午後22時41分、埼玉県と東京都で最大震度5強を観測する地震がありました。

現段階で(このブログを書いている10月8日午前3時)、すでに怪我をされた方が複数人おられるとの情報も入っております。

くれぐれも皆様、今後しばらくは余震にご注意ください。

 


Hさん:「せんせー、thickって何ですか?」

いつも笑顔を絶やさない中学生Hさん。英文を読みながら尋ねてきました。

小池:「この文脈では、“こい”がピッタリだね。」

Hさん:「どの“こい”ですか?」

小池:「あ~、ごめんごめん!濃度の“濃い”だよ。thick stewで濃いシチューとか。」

Hさん:「えっ、“こい”って、その“濃い”ですか。てっきり、」

小池:「はは~、予想できるよ。どうせ、loveの“恋”でしょ。」

Hさん:「いや、私はてっきり、わざとの“故意”かと。」

発想が斜め上すぎる…。

30分後…

Hさん:「せんせー、closeの“閉じる”以外の意味って何でしたっけ?」

小池:「形容詞で、“ちかい”だね。」

Hさん:「どの“ちかい”ですか?」

小池:「あ~、ごめんごめん。距離が近いの“ちかい”だよ。」

Hさん:「な~んだ、てっきり、」

小池:「てっきり?(彼女が言いそうな斜め上の答えを必死で予想→私の予想は“地階”)」

Hさん:「アーメンの方かと」

小池:「誓い、か…。」

私の予想は、全然“近い”ものではありませんでした。

☆ ☆ ☆

高橋:「武蔵野市は、住みたい街のランキングで、毎年全国1位、2位を争っているんだぞ~!へへ~。」

エンちゃんが突然、まるでドラえもんのスネ夫のように、誇らしげに武蔵野市自慢を始めていました。

確かに当教室には武蔵野市の生徒が多数派なのですが、西東京市や三鷹市からの生徒、そして私のような杉並区民も存在します。

小池(心の声):「どうせ、吉祥寺があるおかげでしょ。」

とは声に出さずに、エンちゃんの武蔵野市自慢を黙って聞いていました。

そんな中、我関せずで直前に迫った英検対策に集中していた高1生Tさん。エンちゃんの声がぼんやりと耳に入ってきたらしくて、

Tさん:「え、武蔵野市は、日本一冷たい街なんですか?」

決してHさんに引けを取らない、斜め上な空耳でした。

 

燃え尽きるまで 9月22

21日の夜は、8年ぶりという中秋の満月が見られました。

自転車で帰宅中、

「今日は、やけに空が明るいなあ。やっぱ、月ってすごい光を出せんだなあ~。」

月は光を出していません。太陽の光を反射しているだけです。

堂々たる誤爆をぶちかましながら、空を見上げてペダルを回していた数時間前の黒歴史…。

☆ ☆ ☆

高2のN君が、エンちゃんと次回の予定を決めていました。

高橋:「その時間だと、帰りは雨にならないか?俺の勘は当たるんだ!」

N君:「そろそろ人間に進化しないんですか?」

高橋:「精神年齢は退化しているぞ!」

N君:「じゃあ、次回の予定は○×で」

高橋:「オッケー牧場!」

ベテランのジャム生になると、こんな狂った会話も、眉一つ動かさずにやり取りできるようになります。

☆ ☆ ☆

さて、現在の教室ですが、公立中学生のテスト前でバタバタしております(いつものことですが)

今回はそれに並行し、某大学の付属高校に通う生徒たちの進学先の学部を決定する大切な試験も直前に迫っています。

この試験に臨むのは、当塾のJK2名。

「せっかく念願の大学付属に入ったのというのに、どうして受験生みたいに毎日勉強しなければならないの?」

という愚痴を漏らしながら愚痴もこぼさずに、夏からずっと地道に頑張ってきました。

本番まで、あと数日に迫った頃の授業中、

小池:「人生の中で、燃え尽きるほど頑張るなんて、貴重な経験だよ。」

Iさん:「それは遠慮しておきます。」

小池:「ど、どうして?」

Iさん:「だって、燃え尽きたら、」

小池:「燃え尽きたら?」

Iさん:「燃えかすになるだけじゃないですか。」

小池:「…。」

この生徒たちに幸あれ!

 

新・西遊記 8月23日

夏期講習も、残すところあと6日となりました。

メダルラッシュの東京オリンピックが終わり、毎日スーパーハイテンションで授業をしていたエンちゃんは、今は抜け殻のように静かになりました。

ぽっかり空いた心の穴を埋めようとするかのように、現在は流行りの邦楽やK-POPを生徒から教えてもらい、翌日にそれを聞いた感想を生徒に伝えるという、変な行動にいそしむようになりました。

雑談中は、その話題で盛り上がっています。休み時間にはTWICEの曲が教室に流れる始末。

高橋:「なんか、新しい世界に目覚めそうだ。」

どうやら、新しい孫悟空が誕生しそうです。

☆ ☆ ☆

小池:「あ~、生きかえったぁ~」

猛暑の中の自転車出勤直後、扇風機の強風を浴びながら、そう言おうとして、

小池:「あ~、生まれかわったぁ~」

Hさん:「??」

微妙にずれていたようです。

その数分後、

Hさん:「なんかぁ~、扇風機って~、じっ~と見ていると、」

小池:「見ていると?」

Hさん:「お腹が減ってきませんか?」

小池:「どうしてそうなる?」

☆ ☆ ☆

夏期講習中、気付けば朝から晩まで教室で勉強している真面目な中3生Nさん。

中2で英検準2級を取得し、都立模擬の英語では満点を取るほどの切れ者ですが、授業中、ボソッと理科が苦手であると弱音をこぼしました。

私って、おかしいのかな~、と少し真剣に悩んでいる感じもしました。

長年この仕事をしてきて思うのは、英語を得意とする生徒が理科を苦手とするなんて、日常茶飯事だということ。ラーメン屋の券売機で、味付け卵が別料金になっているくらい、よくあることなんです(どんな例えだ)

だから、別に異常でも何でもないと励ましました。

そんな話をした後、Nさんは気を取り直して問題に取りかかりはじめました。

数分後、苦笑いを浮かべていた彼女。

Nさん:「せ、せんせ~。」

小池:「ん?なんか難しい問題でも紛れ込んでいた?」

そう言ってのぞき込むと、そこにあったのは、

英語に直しなさい。
― 私は全ての教科の中で、理科が1番好きです。―

彼女にとっては、別の意味で難問のようです。

 

武士の情け 7月24日

オリンピックの開幕に続くかのように、本日24日から夏期講習が始まります。

気が付けば、すっかり暑くなりました。自転車通勤の私は、いくら冷房が効いている教室とはいえ、到着してから5分間は、扇風機の前でお地蔵さん状態が続いております。まったく使い物になりません。

そんなお地蔵タイムの時、黄色いカーディガンを羽織っていたHさんの姿が目に入りました。

小池:「(扇風機の強風を浴びながら)ああ、the 夏!って感じだね~。なんか、ヒマワリを思わせて、爽やかだな~。」

Hさん:「そーですかぁ~?少し色がくすんでいるので、なんとなく、たくあんにも見えませんか~。」

小池:「(扇風機の強風を浴びながら)た、たくあん?」

Hさん:「だって、今日もお母さんから、“あれ!あんた、またたくあん羽織っていくの?”って言われたんですよ~。あはは~。」

小池:「(扇風機を弱風に切り替えて)なんか、おにぎりが食べたくなってきた。」

☆ ☆ ☆

冒頭でお話した通り、ついにオリンピックが始まりました。(入場行進の皮切りが“ドラクエのテーマ”だったのは、まじでビビった…。)

自国開催なので、よくありがちな「日本チームのキックオフは、午前2時から」といった狂った時差を心配する必要もなく、朝から晩までリアルタイムでテレビ観戦が可能です。

しかし、言うまでもなく“その時間帯”は、我々や生徒にとっては、大切な授業時間帯。

スポーツを愛して止まないエンちゃんにとって、ある意味でこれは、蛇の生殺しに近い状況かもしれません。

「テレビ中継をすべて録画するから問題ない!」と公言しておりますが、やはり心のどこかでは、リアルタイムでテレビにかじりつきたくてたまらないのでしょう。

だって実際のところエンちゃんの机の上には、「オリンピックテレビ&配信オフィシャル観戦ブック」がポツンと置かれておりますので。

叶わぬ思いを少しでも昇華させるためなのでしょうか。なんか、だんだんと可哀想にも思えてきてしまいます。

もしも「100メートル決勝」の瞬間等に、エンちゃんの姿が見えなかったとしても、どうかその時は皆さま、武士の情け。隣の自宅ではなく、トイレに入っているものと考えてください。

 

七夕に入りました? 7月7日

遅ればせながら7月に入りました。気付けば、七夕に入りました(汗)

☆ ☆ ☆

7月1日、授業開始前のこと、

私は“うどん札”を3枚握りしめ、意気揚々と丸〇製麺に向かいました。

ご存知の方も多いと思われますが、丸〇製麺で食事をすると、うどん札が1枚提供されます。

その先に待っているのは、3枚ためると無料トッピング一品、5枚で天ぷら100円引きといった壮大なる男のロマン。

偶然にも、6月は立ち寄る機会が多かったので、気が付けば3枚もたまっていました。

うどん札の特典サービスを使用するのは、おそらく初めてのことでしたので、

「トッピングは大根おろしにしようかな~、それとも明太子にしようかな~。うへへ~♪」

そんな幸せな妄想にふけりながら、入店しました。

数分後、有効期限が6月30日までという初歩的なミスに気が付き、しばし硬直…。私のうどん札デビューは、幻と消えました。

今月も、出だしから波乱万丈です。

☆ ☆ ☆

「“何か”を忘れている気がするんだけど~」

新学期に入った4月中旬以降、これが頭をよぎるようになりました。

これが最重要事項ではない感覚はありました。だとしたら、とっくに思い出しているはずですので。

6月上旬、深夜の自宅において、突然「何を忘れていたのか」に気が付きました。

「うわ~、やばいやばいっ!明日、早速エンちゃんに伝えないと。」

ところが、翌日の授業終了後の深夜、

小池:「じゃぁ、お疲れさまでした~♪」

重要事項の伝達をすっかり忘れたまま、私はそのまま帰路についてしまいました。

そして、7月の頭、

机の上に置かれたエンちゃんのメモ書きを見て、衝撃的な事実を思い出すことになりました。

そうなんです、なんと新学期に入ってから3ヶ月もの間、ホームページの「年間予定表」が、タイトルだけでなく中身2020年度のまま!!だったのです。

もちろん、早速修正致しましたので、現在は2021年度の予定がきちんと掲載されております。

一番の驚きが、私もエンちゃんも講師の先生方も生徒も保護者の方も、誰も気づいていなかったというオチ。

おそらく気付いていたのは、検定試験の準会場を調べてアクセスされた方か(紛らわしくてすみません)、もしくは同業者の方くらいでしょう(笑)

そもそも当塾のウェブサイトは、その誕生時から「肝心のことをやり忘れる」という➡黒歴史があります。やはり、歴史は繰り返してしまうものなのですね(開き直るな!)

 

カフェ・ド・ジャム 6月20日

前回お伝えした通り、もうすぐ怒涛の6月下旬がやってきます。

この期間中に教室に生徒が入り切らなくなる事態に備えて、「あーでもない、こーでもない」と、対応策を講じてきました。

当初は、エンちゃんの自宅を乗っ取って教室にする気満々だったのですが、今回に関しては、エンちゃんの自宅は無事で済みそうです。

教室から徒歩5分ほどの場所に第二教室を開設することに貸しスペースを借りることになりました。生徒が最も多いピークの3時間に、自習室として一部の生徒に開放する予定です。

料理教室やカフェとしても利用できそうなオシャレな空間で、なんとキッチンが付いています。机や椅子以外に空気清浄機や冷蔵庫、ソファーなども一通りそろっています。

教室よりも数倍居心地が良いことは、言うまでもないでしょう。

ただその分、1時間当たりの使用料金はロマンあふれる額となってしまいますが(汗)

私が居酒屋で飲み食いしても、お釣りが来そうです(コロナ禍以降、すっかりご無沙汰ですが)。それが3時間ですから、毎回「エンちゃんのおごりでパーッとやれる額」になります。

コロナ禍でなければ、「机を片付けて床に座りましょう。そうすれば全員入ります。だから、パーッとやりましょう!」と、全身全霊を込めて説得に走りますが、今は仕方ありません。

詳しい場所や使用日時は、追って各自にお伝えいたします。

 

6月に入りました 6月1日

気が付けば6月に入ってしまいました。

先月は、連休が明けるとすぐに公立中生の中間テスト対策が始まり、それが終わると間髪入れずに高校生の中間テスト対策が始まり、やっとこさ中間対策が終わったと思いきや、次は月末の英検1次に向けて対策が始まるといった有様でしたので、更新が遅れました。

以上、言い訳でした!!

☆ ☆ ☆

現在は束の間の休息期間ですが、あと3週間もすると、年間を通して頭がおかしくなるほど教室が混雑する時期がやってきます。

それは、6月下旬から7月の頭。中高生の期末テストが、年間を通して唯一ピッタリ重なる嫌がらせ繁忙期なのです。

例年、ナンダカンダと乗り越えてきましたが、現在はコロナ禍。密度の問題があります。

昨年のこの時期もコロナ禍であったことに変わりはありませんが、幸い、まだリモート授業を希望する生徒がいたので、なんとかなっていました。

ただ、今年度に関しては、

おかげ様をもちまして、

数えていないから分からないけど、例年と比べると、5月の段階で過去最多かな。」

とエンちゃんが、数学を教える人間とは思えない根本から欠落した集計結果を報告しています。

そもそも数えていないから分からないと言っておきながら、どうやって生徒数を把握したのでしょうか?

ツッコミどころは満載ですが、それは一旦置いておくとして、エンちゃんの数えないで集計した結果が正しいならば、我々は6月下旬から始まる怒涛期を、前例のない大規模で迎えることになります。

ただでさえ教室に入り切らない + コロナ禍。

現在は、「どーしよう、あーしよう、こーしよう。」と対応策を講じているところです。

小池:「こうなったら、エンちゃんの自宅を乗っ取って教室にしよう!」

というふざけた提案さえ、現在は候補の一つとして真剣に話し合われています。

さあ、エンちゃんの家は無事ですまされるのでしょうか?今後の展開を見守ってください。

 

ゾルバとの再会(3) 5月11日

前回の続きになります。

中2の新しい教科書 New Crown の最後のページをめくり終えた時、「ゾルバ」は私の心の中で、良き思い出として昇華されました。

その後、New Horizon や Here We Go! など、西東京市や三鷹市で新しく採択された教科書に目を通しました。

最後に、中3の新しいNew Crownをパラパラとめくっていた時、

えっえっぇっ、え、エ、絵、江、得、恵、枝・・・ どういうこと?」

思わず目を疑いました。驚き半分、嬉しさ10倍で。

教科書の中盤あたりに、さっきお別れしたばかりの「ゾルバの約束」が、しっかり登場しているではないですか!

しかも、付録という補欠扱いではなく、堂々とスタメンで。

3年生が読むのにふさわしくする配慮なのか、語数は若干増えていました。

そして何より、ゾルバのイラストがリアルチックに(笑)

前々回のブログでお伝えした通り、今年度の英語教科書の激改訂により、中3には高校で扱っていた内容が、そして中1,2生には、上級学年で扱っていた題材が軒並み「降格」しました。

ゾルバがイケメンになってる! *クリックで拡大

そんな中にあって、ゾルバは堂々の「昇格」を果たしてしまったようです。

これって例えるならば、業績不振にあえぐ会社が、社員全員の給料を半減したにもかかわらず、一人だけ給料が2倍になっているような大出世ですよ(←例えが変だろ)

やはり、劇団四季による全国講演が大きく響いたのでしょうか。

何はともあれ、「ゾルバとの付き合いは、これからも続くんだ~。イエ―イ!」と、今は一人で発狂して喜びを嚙みしめています。

今回は教科書の中盤に登場するので、早ければ1学期の期末、遅くとも2学期の中間でお目にかかれそうです。今から楽しみです。

せっかくの大躍進なので、こうなったら、ゾルバには掲載の最長記録を目指してほしいと願ってやみません。

となると、当面のライバルは、キング牧師の “I have a dream”になりますか(笑)

“I have a dream”は、私がこの仕事を始めた当時から鎮座し続ける最重鎮。少なくとも、丸々20年以上の歳月が必要となりそうです…。

 

ゾルバとの再会(2) 5月7日

前回の続きになります。

それでは「ゾルバ」ついて説明いたします。

2019年3月、開校6周年を迎えた時のブログで、以下のようなことをお伝えしました。

中2の英語教科書 New Crownには「Zorba’s Promise(ゾルバの約束)」という物語が登場します。

これは「カモメに飛ぶことを教えた猫」という原作の本が、4ページに短縮されたものです。

素晴らしい内容で、ラストシーンに関しては、音読するたびに涙腺が決壊しそうになります(生徒にバレないように、必死にごまかしています)。

教科書の巻末に付録として掲載されているので、この授業を終えると「今年度も終わりかあ~」という気持ちに包まれます。

この物語の中で、黒猫のゾルバが自分の子どものように育てたカモメに言ったセリフ、

「Cats do cat things. Gulls do gull things.(猫には猫のやるべきことがあり、カモメにはカモメのやるべきことがある。)」

これはさり気なく哲学的で「生きることについての問い」だと思えますし、その後に続くセリフ、

「Each is different. Each is good.(みんなちがって、みんないい)」

これなんて「金子みすヾ」の詩ですか?と思えてしまうほど。

私はこの物語を愛して止まないのですが、毎年生徒たちの反応は、

「まあまあかな。」と、ごくあっさり。

自分の感覚がずれているのか?と不安にも感じていました。

だから、原作の「カモメに飛ぶことを教えた猫」が、2019年4月から「劇団四季」によって全国公演されると知った時は、思わずガッツポーズでした。

残念ながら、「劇団四季」による公演は、2020年3月の千秋楽を迎えることなく、2月で旅を終えてしまいました。

もちろん、コロナの影響によります。

劇団四季だけでなく、一介の塾講師の私も、ゾルバという千秋楽を迎えることなく、新年度を迎えてしまいました。

昨年のちょうど今頃は、緊急事態宣言下で登校が止まっていた時期でした。当然、その後の授業は大きく遅れるので、教科書を最後までやり切るなんて、もはや無理ゲーの領域でした。

そして、タイミングの悪いことに、今回の教科書改訂。

「ゾルバの約束」は巻末の付録にすぎないので、新しい教科書では消えてしまうだろう、という辛い予想は立っていました。それなのに、最後まで授業をする機会は訪れませんでした。

☆ ☆ ☆

新学期に入り、ピカピカの新しい教科書と対面しました。

最初に手に取ったのは、中2の英語の教科書(笑)

もちろん、そこに黒猫の姿はありませんでした。

何となく厚くなったように感じる教科書をめくりながら、ボリュームアップ度合いを確認していきました。

その作業をしながら、私は心の中で静かにゾルバとお別れしました。(続く)

 

ゾルバとの再会 5月3日

5月に入りました。

2021年度から中学校の学習指導要領が変わり、教科書が新しくなりました。

これまで教科書の改訂は、個人的には楽しみの一つでもありました。

英語の教科書一つとっても、消えていく題材がある一方で、10年以上変わらない題材もあったりして、「時代を超えて大切なもの」を確認できるのが楽しみでした。

しかし今回は、そんな悠長なことを言っている場合ではなくなりました。激変したのです。

英語は単語数が2倍、英文量も2倍にマシマシ。おまけに高校で習う文法事項が前倒しになりました。(高1で習う3分の1くらいが中3の教科書に押し込まれています)

従来は1,200だった単語数が2,500になったという事実だけでも、この激変度合いが伝わると思います。

前々から分かっていたことではありますが、改めて目の当たりにすると、驚きの声を出さずにはいられません。

もちろん新中1生にとっては、これが基準となっていくわけですが、教科書はそもそも「前の学年で学習済み」を前提に製作されています。だから「前の学年で学習済みでない」内容を抱えた新中2、3生は、犠牲を強いられます。

いきなり乗り物が変わってしまうわけですよ。遊園地でメリーゴーランドに乗っていたのに、急に回転ブランコに乗らされるようなものです。

朝、目が覚めたら、北斗の拳の「ヒャッハー!」の世界になっていた・・。そのように例えれば、ご理解いただけるかと思います(ご理解いただけるわけねーだろ!)

当然、学校ではその溝を埋める授業が行われているのですが、それでもまだ、新学年の教科書まで到達していない生徒も存在します。

昨年度はコロナ禍の影響で学校がしばらく止まり、かなり授業は遅れていました。そのため、都立高校入試の英語に関しては「関係代名詞」という中3生にとってのラスボスが、出題範囲からカットされるという事態まで起きました。

当然、前年度の中3だけでなく、中1、2生も、ただでさえ授業は遅れていたはずです。

それにプラスして、これって・・。

コロナ禍になる以前から決まっていたことだから仕方ねーんだよ!と言われたら、それまでですが。

正直、“なんだかなぁ~”って気持ちです。

ところで、タイトルのゾルバって何よ?(続く)

 

心も満タンに♪ 4月19日

久しぶりの更新になります。

誤解のないように言っておきますが、決してサボっていた訳では、少しあります…。すみません。

☆ ☆ ☆

4月1日のこと。(古すぎだろ)

小池:「今日はエイプリルフールかあ~。嘘をついてもいい日なんだよね~。」

高1生K君:「今日は、人間らしく生きられる日なんですよ。」

小池:「ど、どうして?」

高1生K君:「だって、人間でいる限り、嘘をつかないことなんてないじゃないですか。だから、今日は堂々としていられるんですよ。」

小池:「なるほど、深いなぁ~。」

思わず考えさせられてしまいました。

小池:「ところで、宿題は?」

高1生K君:「やったんですけど、家に置いてきてしまいました。」

小池:「なんか、堂々としていない?」

☆ ☆ ☆

生徒に檄を飛ばしていたエンちゃん、

「どーした、いつでも全開でいこーぜ!」

と言おうとしていたのでしょう。でも、口から発せられたのは、

高橋:「どーした、いつでも満開でいこーぜ!」

生徒A:「・・・。」

桜はとっくに散っていますが。

その内、「いつでも満タンでいこーぜ」とか、コスモ石油のようなことを言い出すのでしょうか。

心も満タンに♪

 

Marking the 8th Anniversary! 3月27日

吉田先生 今年もありがとう!

2021年3月27日、ジャムスクール武蔵境は開校8周年を迎えました。

思えば「コロナ禍に始まり、コロナ禍に終わる」という、怒涛の1年でした。

末広がりの“八”にあやかり、せめて世情が良い方向に向かっていくことを、今は願うばかりです。

今年も嬉しいことに、吉田先生から素敵なお花をいただきました。

毎年この日を覚えていてくれて、本当にありがたい限りです。

写真には写っていませんが、実は大量のチョコレートもいただいております。

賞味期限は余裕の3か月。環境に配慮したサステイナブル(持続可能)な形の贈り物に、時代の先端を感じてやみません。

☆ ☆ ☆

前回登場の新中2生Tさん。

面倒くさいことが好きではないという彼女ですが、

何となく教えた troublesome「面倒くさい」という長い英単語を、しっかり覚えていたりする不思議な子です。

今までになかった新しいタイプのキャラなので、当面はブログのネタに困りそうにありません(笑)

授業中のこと・・

私が丸付けをしていた時、彼女はノートの隅の方に、何か書き始めていました。

こういうことをする生徒は時々います。大抵はイラストなどを描いたりしているものですが、彼女が書いていたのは、なんと

円周率

3.141592653589793238462643383279…

30桁くらいまで書かれていました。

小池:「そ、そんなに覚えて、い、いったい何に使うの?その記憶力を、英単語の暗記に少しでも回してくれたら・・」

と思わず仰天。

覚え方のコツとかをと尋ねると、特にゴロ合わせは使わずに、素のまま40桁まで覚えたとのことでした。

小池:「でも、どうして?」

興味を持って彼女に聞くと、

Tさん:「意味のないことに、一生懸命になることが面白かったから。」

と、“意味のある”ご返答をいただきました。

なんとなく円周率の暗記に興味を持ってしまった私は、自分も10桁くらいまでは覚えてみたいという衝動に駆られました。

しかし、彼女のように素のまま数字の羅列を覚えるなんて芸当は、年老いたおぢさんの頭では到底不可能。邪道ですが、ゴロ合わせを駆使して暗記を試みました。

「円周率3.14の後を覚えるなんて、そんなの苦痛だ!」という心の叫びを「3.14以後苦痛=3.141592」といった感じで、オリジナルのゴロ合わせを即興で作っていきました。

目の前で聞いているTさんが爆笑しているのが面白くて、気付けば20桁まで作っていました(授業中に何やってるんだ?)

小池:「ははは、今日からミスター20と呼んでくれ。」

悦に浸って、授業を再開しました。

そして、翌日の授業時・・

Tさん:「せんせー、50桁までいったよ!」

どうやら、彼女は私を引き離しにかかったようです(汗)

もちろん、それに触発されて(だから、授業中に何をやってるんだ?)、再びゴロ合わせの制作を開始。数分後、35桁まで到達しました(途中で彼女に2か所間違いを指摘されましたが・・汗)。

そんなこんなで、現在は70桁・・(だ・か・ら・授業中に一体何をやってるんだよ!)

3.1415926535897932384626433832795028841971693993751058209749445923078

ここまでは、間違えずに言えるようになりました。

ちょうど1年前の今日、私の机の上のメモ用紙には「コロナ予防策に関する情報の覚え書きや、エンちゃんが考案した三密を避けるための机の配置案」が書きなぐられていました。

あれからちょうど1年後の今日、机の上のメモ用紙に書きなぐられているのは、3.14で始まる数字の羅列。

9回目の新しいスタートを、円周率に埋もれながら切ることになるなんて、夢にも思っていませんでした。

年末のブログの「塞翁が馬」ではございませんが、その先に何が起こるかなんて、本当に分からないものです。

でも、だからこそ、常にワクワク感を持って一日一日を迎えることが大切なんだと、改めて気付かされます。

2021年3月27日20時40分頃撮影

本日をもって、当塾は9年目に突入いたします。10周年を迎える頃には、マスク生活とお別れしている世界であってほしいと願うばかりです。

それでは、日々是暴走のジャムスクール武蔵境を、今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

いつもの風景 3月16日

入塾当時は、非常に生真面目な雰囲気を漂わせていた新中2生Tさん。

1年近く経ち、今ではすっかり打ち解けた彼女ですが、

高橋:「実は、真面目すぎる女生徒は苦手で、最初はどう接していいのか分からず、緊張してたんだ。」

Tさん:「へえ~、そーだったんですか?」

高橋:「だから、君が真面目じゃないと分かって、今はほっとしているよ。」

Tさん:「…。」

☆ ☆ ☆

新高1生のI君。高校内容の予習に取り組んでました。

I君:「ソープ(石鹸)って、しょっぱいんですか?」

小池:「質問の意味がよくわかりません。」

I君:「だって、ここにしょっぱいって…」

と言いながら問題用紙を指さしました。

小池:「どれどれ」

This soup tastes salty.

小池:「こ、こ、これは!」

I君:「これは?」

小池:「ソープ(soap)じゃなくて、スープ(soup)じゃあぁぁーーっっ!!

I君:「いやだぁぁーー!!」

☆ ☆ ☆

exampleの意味を問う問題で、なぜか「えば」と答えた先ほどの新中2生Tさん。

小池:「“えば”って一体何?新しいエバンゲリオン?」

Tさん:「だってえ~、for exampleが“例えば”じゃないですか。forを抜いたら、」

小池:「なるほど!(納得してどうする…)」

 

一段落 3月10日

授業中のこと、

「もうすぐ、3学期も終わりだね~♪」

と言うつもりが、

小池:「もうすぐ、3月も終わりだね~♪」

高2生Y君:「まだ3分の2以上、残っていますが…」

☆ ☆ ☆

すっかり更新がご無沙汰になってしまいました。本当に申し訳ございません。

先月(2月)は、私立大学入試に始まり、私立高校入試、そして都立高校入試で幕を閉じました。

ただ、それに並行して英検2次面接練習や、公立中学はもとより私立中および高校生の期末対策も行われていた故、かなりブラックな労働環境ハードなスケジュールでした。

でも、最後は都立合格100%達成というゴールを飾ることができたので(5名という人数に気付いてはいけません)、充実感でいっぱいです。

昨年の今頃は、コロナウイルス関連のニュースで日本中が大騒ぎし始めていた時期。今後の対応策について、連日連夜エンちゃんと必死に話し合っていたことが、まるで昨日のように思い出されます。

今はただ、激動の1年を最後まで無事に走り切れたことに、安堵の思いが溢れるばかりです。

☆ ☆ ☆

今回は特にこれといったオチもなく、まるで“学習塾みたい”な真面目な投稿になってしまいました。

「なんだこれは?誠にけしからん!」とエンちゃんからお叱りを受けそうで、かなり脅えております。

取り急ぎ申し訳ございません。今後、気を付けます。

 

二足の草鞋 2月9日(3)

(前回の続きとなります)

年が明け、いよいよ全国大会が始まりました。

本来ならばテレビの前にかじりつきたいところでしたが、教室の方は冬期講習の後半戦へ入ったばかり。そうはいきません。

平静を装いながら授業をしていたものの、試合の時間になると私もエンちゃんもそわそわ状態で、休み時間のたびに、試合の速報をネットでチェックする有り様でした。

彼の高校は29年ぶりの全国大会出場でしたが、凄いことにあれよあれよと準々決勝まで勝ち進みました。もちろん、結果を知るたびに、教室は喜びと驚きに沸きました。

そして、準々決勝が行われた1月5日の午後。

もうさすがにエンちゃんは我慢ができなくなったようで、その日のキックオフの時間帯には偶然なのか意図的なのか、エンちゃんの授業コマが存在していませんでした(汗)

「まかせとけ!俺がみんなの分まで応援してくるから。」

自分に都合の良すぎる大義名分を残して、テレビのある自宅へ教室からスキップしながら向かってしまいました。

一方、留守番を押し付けられた私の方は、30分に一度ほど、生徒と一緒に自分のガラケーでチラッと試合の経過を確認することになりました。

状況がよく飲み込めない生徒も、「ほら、いつも最終コマの途中に来ていた・・」と伝えると、「あーーっ!」と合点のいく様子でした。

― 先月まで教室で授業を受けていた生徒が、画面の向こう側で昨年の準優勝校と懸命に戦っている ―

それは私だけでなく、生徒達にとっても、感動的な光景でした。

そして、彼にとって高校最後の試合が幕を閉じました。

☆ ☆ ☆

まだ、興奮冷めやらぬその日の夜。

9時半を回った頃、突然、自動ドアが開きました。

なんと、そこに立っていたのは、数時間前にテレビ画面越しに見ていた人物。

「合格体験談用の原稿用紙をもらいにきました~。」

清々しい声が教室に響き渡りました。

嬉しいことに、昨年12月の合格発表の日にエンちゃんがさらっと言っていたことを、きちんと覚えていてくれたのです。

☆ ☆ ☆

2020年は突然のコロナ禍により、甲子園をはじめとして、多くの大会が中止に追い込まれてしまいました。

そのため、スポーツに青春を捧げた高3生のほとんどが、最後の引退試合さえ叶わずに、泣く泣く部活を去っています。

そのような状況の中で、文武両道を最後までやり遂げて卒業を迎えられた彼は、本当に幸せだと思います。

コロナ禍にめげず、二足の草鞋を最後まで履き続け、高校生活を駆け抜けた1人のジャム生。

そんな清々しい生徒を、今年度の合格体験談の第1号として掲載できることを、私は誇りに感じると同時に幸せに思います。

2021年合格体験談は、近日中に公開予定です。

 

二足の草鞋(2) 2月4日

(前回の続きとなります)

全国大会出場が決まって以降、言うまでもなく、部活の練習は激しさを増していったはずです。

しかし彼は、その後も変わることなく“いつもの時間”に姿を見せ、勉強を始めていました。

もはや単なる「部活と勉強の両立」を超える異次元の両立だったと思われます。でも、愚痴ひとつ言わずに勉強時間を絞り出し、授業に臨んでいました。

そんな二足の草鞋を履く彼を見て、私は「大したもんだなあ~」と感心するばかり。

授業中には、全国大会の話もしました。もし準々決勝まで勝ち進むことができたら、前年度の準優勝校と対戦できるという話を聞き、

「そうなったら、マジですごいね!」なんて驚いた覚えがあります。

入試までの3週間弱のラストスパートは、あっという間に過ぎ去りました。

☆ ☆ ☆

入試に挑んだ一週間後、

彼から届いたメールは、待ち望んでいた吉報でした。

嬉しいことに、合格したその日のうちに、わざわざ教室に挨拶にきてくれました。もちろん猛練習をしてきた後に立ち寄ってくれたのでしょう。“いつもの時間帯”でした。

そして…

その日を境に、夜9時半に教室の自動ドアが開くことはなくなりました。

次に彼の姿を見たのは、1月の冬期講習中のこと。テレビ画面の中でした。(続く)

 

二足の草鞋 1月30日

久し振りの更新となります。

決してサボっていたつもりはございませんが、気付けば1月の終わりが近づいていました(汗)

さて、今回のお話は1月上旬にさかのぼります。

お正月を過ぎた頃、“教室を最も熱くした出来事”って何だと思いますか?

えんちゃんがいきなり乾布摩擦を始めたとか、そういった系統の話ではございません。

正解は、第99回全国高校サッカー選手権。

「??」と思われるかもしれません。実は、日本テレビで全国中継されたこの大会に、当塾の生徒が出場していたのです。

☆ ☆ ☆

今年の高3には、文武両道を貫いた生徒が稀に見るほど多く在籍しておりました。

部活でくたくたになりながらも勉強習慣を守り、定期テストで毎回学年1桁台を取る生徒がざらにいたのです。全国高校サッカー選手権に出場した生徒も、その中の1人。

彼が練習を終えて塾に来る時間帯は、だいたい夜9時半頃。授業は最終コマの後に組まれることが普通でした。自習に来た時は、必ず最後まで残っていました。

11月中旬、彼が所属する高校のサッカー部は29年振りに全国大会出場を決めました。言うまでもなく、塾内は歓喜に包まれました。

ただ一方で、彼の第一志望とする大学の推薦入試が12月の頭に待ち構えておりました。

本番まで3週間も残されていない状況。そして入試結果に関係なく、年が明けたらキックオフ。なんかもう、冗談のような慌ただしさに突入していました。

また、彼が挑もうとしていた推薦入試は、面接だけでなく英語の筆記試験も課せられており、きちんとした受験対策が必要とされていました。

上手くいかなかった場合、全国大会という晴れの舞台に「進路に関して“重大な不安を抱えながら”出場する」ことになってしまいます。(続く)

 

謹賀新年 1月1日

さあ、いよいよ2021年が幕を開けました。

マスクをした生徒の皆さん、

マスクをした保護者の皆さま、

マスクをしたご近所の皆さま、

そして、いつも素通りされるマスクをした通行人の皆さま、

明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

☆ ☆ ☆

大晦日から始まった恒例の正月特訓。

今年は、ソーシャル・ディスタンシングに配慮した形で開催しております。

お楽しみの食事ですが、皆でわいわい取り合って食べるピザやオードブルをやめて、今回は一人ひとりに小分けされたデリバリー食を提供することになりました。

食事中はもちろん私語厳禁です。おしゃべりすると、エンちゃんからおかずを没収されます。

正月特訓は午前中から行われますが、私の大晦日の授業は、時間割の関係上、午後から開始となりました。

そのため、出勤して最初に行った仕事は、“食事”です。(笑)

昔から「働かざる者食うべからず」なんて言われますが、当塾では「働く前に食うべし」という異端を開拓しております。

☆ ☆ ☆

それでは、日々是暴走のジャムスクール武蔵境を、本年もよろしくお願いいたします。

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